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PKSHAの年収は922.8万円|募集要項の年収帯

公開
執筆者: Offers Magazine 編集部・株式会社overflow
PKSHAの年収は922.8万円|募集要項の年収帯

株式会社PKSHA Technology(PKSHAの読みはパークシャ)の年収は、有価証券報告書に載る平均年間給与で見ると922.8万円です。この値は賞与と基準外賃金を含む提出会社の全社の平均で、職種を分けた数字ではありません。

中途で入るときの年収は、応募する募集要項の給与欄と、面接での評価や今の年収をもとに決まるオファーの金額で変わります。

公開資料と公式の募集要項を読み、エンジニアとPdMの職種別に年収の幅を並べ、同じ職種の公的統計とも比べられる形に整えました。

O
執筆者

株式会社overflow

Offers Magazine 編集部

Offers Magazine 編集部は、株式会社overflow が運営する転職サービス Offers の編集チームです。エンジニア・PdM・AI人材のキャリア・年収・転職活動に役立つ情報を届けています。

有価証券報告書で分かるPKSHAの平均年収

株式会社PKSHA Technologyの第13期(2025年9月期)の有価証券報告書では、提出会社の従業員は366名、平均年間給与は9,228千円(922.8万円)、平均年齢は36.1歳、平均勤続年数は1.5年です(2025年9月30日現在・2025年12月22日提出)。

前の期の第12期(2024年9月期)は、従業員120名・平均年間給与11,250千円(1,125.0万円)でした。1年で提出会社の従業員は246名増え、平均年間給与は202.2万円下がっています。

項目

第12期(2024年9月期)

第13期(2025年9月期)

従業員数(提出会社)

120名

366名

平均年齢

35.4歳

36.1歳

平均勤続年数

2.6年

1.5年

平均年間給与

1,125.0万円

922.8万円

出所: 株式会社PKSHA Technology「有価証券報告書(第13期)」「有価証券報告書(第12期)」の「従業員の状況」(千円の値を万円に換算)。

平均が下がったのは子会社2社の吸収合併で対象が広がったため

第13期の平均年間給与が前の期より下がった理由は、有価証券報告書の注記に書かれています。株式会社PKSHA Workplaceと株式会社PKSHA Communicationの2社を吸収合併し、その従業員を平均年間給与の算定に含めたため、前の事業年度より減少したという説明です。

平均勤続年数が2.6年から1.5年へ短くなったのも同じ合併によるもので、合併で増えた従業員は合併の時点から勤続年数を数えています。

922.8万円は平均の対象が広がったあとの値で、同じ人の給与が下がったことを示す数字ではありません。

平均に入るのは提出会社の366名で連結の従業員は1,001名

922.8万円の対象は、子会社への出向者を除いた提出会社の就業人員366名です。報告書の注記では、平均年間給与は賞与と基準外賃金(残業代など所定の賃金の外で払われる分)を含むとされています。

366名を事業の区分で分けると、AI SaaS事業が226名、AI Research & Solution事業が95名、全社(共通)が45名でした。

グループ全体の連結の従業員は1,001名で、前の期より318名増えています。報告書は増えた理由を、業容の拡大に伴う期中採用の増加と、子会社が加わったことと説明しています。

AI SaaS事業の人が提出会社の6割を占めるので、922.8万円はAIの研究開発の職種だけの平均とは一致しません。

公式の募集要項に書かれた職種別の年収の幅

PKSHA Technologyの募集要項の給与欄では、ソフトウエアエンジニア・SRE(サイト信頼性エンジニアリング)・プロダクトマネージャーの多くが年収700万〜1,300万円、アルゴリズムエンジニアが900万〜2,000万円、エンジニアリングマネージャー候補が1,000万〜1,500万円です。

2026年10月29日にPKSHAグループの採用ページから開いた、PKSHA Technologyのエンジニア職とプロダクトマネージャーの正社員求人25件のうち、20件が給与欄に年収の幅を示していました。

職種(募集要項の職種名)

件数

年収の幅

アルゴリズムエンジニア(機械学習エンジニア/データサイエンティスト)

2件

900万〜2,000万円

AI駆動開発ソリューションリード

1件

750万〜1,800万円

エンジニアリングマネージャー候補

1件

1,000万〜1,500万円

シニアテックリード

2件

700万〜1,500万円

テックリード

1件

900万〜1,300万円

ソフトウエアエンジニア

7件

700万〜1,300万円

SRE

2件

700万〜1,300万円

QAエンジニア(マネージャー候補)

1件

700万〜1,300万円

シニアプロダクトマネージャー

1件

700万〜1,500万円

プロダクトマネージャー

2件

700万〜1,300万円

出所: PKSHAグループ「採用ページ 求人一覧」から開いた募集要項(アルゴリズムエンジニア・ソフトウエアエンジニア・プロダクトマネージャー・エンジニアリングマネージャー候補・テックリード・AI駆動開発ソリューションリード ほか)の給与欄(2026年10月29日確認)。

残る5件は、ソフトウエアエンジニア3件・QA(品質保証)エンジニア1件・Edge AIエンジニア1件で、給与欄が応相談でした。同じ職種名でも事業や担当プロダクトごとに求人が分かれているので、応募する求人の給与欄で確かめてください。

アルゴリズムエンジニアは下限900万円で機械学習の経験が必須

表のなかで上限が最も高いのは、アルゴリズムエンジニア(機械学習エンジニア/データサイエンティスト)の900万〜2,000万円です。AI Research & Solutionカンパニーの募集要項は、必須要件に機械学習・深層学習に関連する開発または研究の経験と、クライアントの課題を対話で把握しながら実用可能なアルゴリズムを開発する能力を挙げています。

一方、ソフトウエアエンジニア【AI Research&Solutionカンパニー】・テックリード・エンジニアリングマネージャー候補の募集要項には、機械学習の知識は必須スキルではないと書かれています。

ソフトウエアエンジニア【AI Research&Solutionカンパニー】の必須要件は、Webアプリケーション開発、クラウドでのサービス構築、要件定義からリリースまでの開発プロセス、AIを活用した開発の経験などです。

募集要項

年収の幅

必須要件の一部

アルゴリズムエンジニア【AI Research&Solutionカンパニー】

900万〜2,000万円

機械学習・深層学習に関連する開発または研究の経験

エンジニアリングマネージャー候補【AI Powered Worker事業】

1,000万〜1,500万円

エンジニアリングマネジメント、開発組織の人事制度の設計・運営、5人程度以上のチーム開発の経験

テックリード【AI SaaS_PKSHA Speech Insight】

900万〜1,300万円

Webアプリケーションの開発運用5年以上、テックリードとしてチームを技術面でリードした経験

ソフトウエアエンジニア【AI Research&Solutionカンパニー】

700万〜1,300万円

Webアプリケーション開発、クラウドでのサービス構築、AIを活用した開発の経験

プロダクトマネージャー【AI SaaS】

700万〜1,300万円

プロダクトマネジメント、もしくはそれに準ずる経験2年以上

機械学習の研究開発を仕事にしてきた人の年収の相場は、「AIエンジニアの年収|統計と求人で見る相場」で職種全体の求人と比べられます。

給与は基本給と年2回の賞与で、オファー額は面接の評価と現年収で決まる

PKSHA Technologyの募集要項では、給与の構成は基本給と賞与(年2回・10月と4月・現金支給)です。具体的な給与はグレードによって異なり、新たに入社する人には面接内での評価や現年収をもとにオファーの金額を提示する、とアルゴリズムエンジニアとプロダクトマネージャーの給与欄に書かれています。

エンジニアリングマネージャー候補やシニアテックリードなどの給与欄は、年収の幅を目安とし、選考をふまえて最終決定するという書き方でした。AI駆動開発ソリューションリードの給与欄も、現年収を考慮したうえでオファー金額を提示するとしています。

今の年収がオファーの出発点に使われるので、基本給・賞与・残業代の実績を分けて書き出しておくと、提示額を比べやすくなります。

報酬の仕組みはグレード別の給与と株式報酬制度

PKSHA Technologyの給与は募集要項でグレード(等級)によって異なるとされ、第13期の有価証券報告書が株式報酬制度として挙げるのは、ストック・オプション、譲渡制限付株式、信託を通じて株式等を役職員等に付与する制度です。

第13期の有価証券報告書によると、PKSHAグループは個々の能力と意欲に応じた登用・処遇を行い、半期ごとの評価制度を通じてスキルの向上とキャリア形成を支援しています。

同じ報告書は、特定の取締役と従業員を対象に、中長期的な業績向上と企業価値の持続的な向上への貢献意欲を高める目的で譲渡制限付株式報酬制度を導入していると記載しています。勤務条件を満たすと譲渡できるようになる仕組みで、権利確定期間は2.1年です。

ストック・オプションは取締役・従業員・社外協力者に新株予約権として付与するもので、信託を通じた制度は、評価委員会の決定を経て従業員等にPKSHA Technologyの株式や株式買取オプションを交付するものと、同じ報告書に書かれています。

株式報酬は募集要項の年収の幅には書かれていないので、対象になるかどうかは選考の中で確かめる項目です。株式報酬と等級を含めた交渉の進め方は「スタートアップの年収交渉|ストックオプションと等級」にまとめています。

給与以外では、ソフトウエアエンジニア【AI Research&Solutionカンパニー】の募集要項に、Github Copilot・Cursor・Claude などの AI ツールの費用を月額3万円、会社が負担すると書かれています。アルゴリズムエンジニアの募集要項では、勤務地は東京都文京区本郷で、リモートワークと出社のハイブリッドです。

Offers Jobs の正社員求人の提示年収と比べる

Offers Jobs に掲載中の正社員求人と比べると、提示年収は下限の中央値が540万円、上限の中央値が1,000万円です(Offers(株式会社overflow)調べ・掲載中の正社員求人 n=633・2026年10月6日時点)。

項目

値

提示年収の下限の中央値

540万円

提示年収の上限の中央値

1,000万円

下限600万円以上の求人

297件

上限1,000万円以上の求人

325件

PKSHA Technologyのソフトウエアエンジニアの下限700万円は、この下限の中央値540万円より高い位置にあります。アルゴリズムエンジニアの下限900万円とエンジニアリングマネージャー候補の下限1,000万円は、上限の中央値1,000万円に近い水準です。

幅のどこで提示されるかを決めるのは、面接での評価と今の年収です。PKSHA Technology以外の会社の提示年収も並べて見ると、自分の経験がどの年収帯で求められているかが分かります。

Offers Jobs の求人一覧は会員登録なしで検索でき、求人一覧のカードに年収・雇用形態・勤務地が表示されます。

同じ職種の相場(賃金構造基本統計調査)との比べ方

エンジニアがPKSHA Technologyの年収を世の中の相場と比べるなら、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」のソフトウェア作成者とシステムコンサルタント・設計者の年収換算が近い物差しです。企業規模計では、ソフトウェア作成者が578.5万円、システムコンサルタント・設計者が889.0万円でした。

職種(統計の区分)

平均年齢

企業規模計

1,000人以上

100〜999人

ソフトウェア作成者

37.1歳

578.5万円

640.9万円

555.0万円

システムコンサルタント・設計者

38.3歳

889.0万円

1,010.4万円

854.3万円

出所: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 職種第1表」(2026年3月公表・男女計)を Offers Magazine 編集部が年収換算。

年収換算は、毎月の給与(きまって支給する現金給与額)の12か月分に年間賞与などを足した概算です。統計は企業規模10人以上の企業に勤める、短時間労働者を除く一般労働者の平均で、有価証券報告書の平均年間給与や募集要項の年収の幅とは集め方が異なります。

2つの区分を選んだのは実装と設計・PMの仕事に分かれるため

厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種一覧と解説」では、ソフトウェア作成者にテクニカルスペシャリストやプログラマー、社内システムエンジニアが含まれます。情報処理プロジェクトマネージャはソフトウェア作成者に入らず、システムコンサルタント・設計者の区分に入る扱いです。

プロダクトを実装するソフトウエアエンジニアやSREは前者、システム全体の設計や開発プロジェクトのリードを任されるテックリードやマネージャーは後者が近い区分になります。プロダクトマネージャーは2つの区分の含まれる職種の例に挙がっていないので、相場は「プロダクトマネージャーの年収|求人の年収帯と上げ方」の求人の年収帯で確かめてください。

平均年齢36.1歳に近い30代後半の年収換算

PKSHA Technologyの提出会社の平均年齢36.1歳に近い35〜39歳の年収換算は、ソフトウェア作成者が636.0万円、システムコンサルタント・設計者が968.1万円です。

年齢

ソフトウェア作成者

システムコンサルタント・設計者

30〜34歳

559.5万円

866.1万円

35〜39歳

636.0万円

968.1万円

40〜44歳

686.3万円

1,189.0万円

出所: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 職種第5表」(2026年3月公表・企業規模計・男女計)を Offers Magazine 編集部が年収換算。

有価証券報告書の922.8万円は職種を分けない平均で、統計は職種別の平均にあたります。両者の差をそのまま「PKSHA Technologyの上乗せ分」と読まず、自分の年齢と職種の行で今の年収がどこにあるかを先に確かめてください。

PKSHAへの転職で年収を上げる進め方

PKSHA Technologyへの転職で年収を上げるには、自分の経験に合う募集要項を選んで年収の下限を確かめ、今の年収の内訳をそろえ、職務経歴書で担える役割を示す順に進めます。平均年間給与の922.8万円は全社の平均なので、自分に提示される額の目安にはなりません。

経験に合う募集要項を選び年収の下限を確かめる

同じエンジニア職でも、機械学習の開発・研究の経験があればアルゴリズムエンジニア、Webアプリケーションの開発運用とチームのリードの経験があればテックリードやエンジニアリングマネージャー候補と、下限の違う募集要項が並んでいます。

必須要件が自分の経歴に近い募集要項を選ぶと、その下限が提示額の見込みの出発点です。マネジメントの役割が世の中の求人でどの年収帯にあるかは、「エンジニアリングマネージャーの年収|統計と求人で見る相場」で確かめられます。

現年収の内訳をそろえてオファー額と比べる

募集要項の給与欄だけでは分からない項目は、選考の途中で次の順に確かめておくと、オファー額を比べるときに迷いません。

確かめる項目

募集要項で見る欄

面談で聞くこと

年収の内訳

給与

基本給と年2回の賞与の割合、賞与の決まり方

入社時のグレード

給与・必須要件

どのグレードで入るか、期待される役割は何か

評価と処遇の見直し

なし(有価証券報告書)

半期ごとの評価が給与に反映される時期

株式報酬

なし(有価証券報告書)

株式報酬制度(譲渡制限付株式・ストック・オプション等)の対象になるか

働き方

勤務地

リモートワークと出社の割合

求人の年収の幅をどう読み、面談でどう確かめるかは「カジュアル面談の年収の聞き方|求人の年収帯の読み方」に、給与の話を切り出す時期は「エンジニアの転職の給与交渉|タイミングと進め方」にまとめました。

職務経歴書で担える役割と現年収の内訳を示す

第13期の有価証券報告書は個々の能力と意欲に応じた登用・処遇を、募集要項は面接での評価にもとづくオファーを示しています。職務経歴書には、担当したプロダクトの規模や改善した指標に加えて、リードしたチームの人数と、入社後に任せてほしい役割まで書いておきましょう。

AI企業の報酬制度を他社と比べるなら、「Preferred Networksの年収|報酬制度と統計で比較」も参考になります。書き方の型はエンジニアの職務経歴書の書き方のポイントで確かめられます。

同じ経験を求める他社の提示年収も見ておくと交渉の材料がそろうので、Offers Jobs の求人一覧で職種と年収の条件から正社員求人を探してください。

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