エンジニアの年収を上げるには?平均年収や上がらない原因

近年、高度なIT人材の育成は国を挙げてのプロジェクトとなっており、多くの企業は優秀なエンジニアの獲得に乗り出しています。しかし、スキルに見合った報酬が得られない企業も少なくないのが実態です。エンジニアの年収アップのポイントを解説します。

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エンジニアの平均年収は?

まずは、エンジニアの平均年収から確認していきましょう。エンジニアの経験やスキルによって報酬額は大きく変わってきますが、全体では450万~700万円が平均年収です。

平均年収は450万~700万円程度

経済産業省が2021年2月に作成した資料によれば、企業のDXの核となるAIエンジニアやネットワークエンジニア、そしてシステムエンジニアの平均年収は450万~700万円となっています。

25歳以下の平均年収は367万円となっており、エンジニアとしての経験とともに年収が上がっていると考えられます。また、地域によっても年収に差があり、物価が高い都市部に勤務するエンジニアは都市手当が支給されるケースも少なくありません。

出典:我が国におけるIT人材の動向|経済産業省

米国と大きな差がある

IT化を担うエンジニアの給与水準は世界とは大きな差があります。上記の経済産業省の資料によれば、日本のIT人材の年収は20代で150万~1250万円程度まで開きがありますが、米国の場合、最低水準である114万円は日本と大きく変わらないものの、最高水準は20代で4578万円と大きな差があることが分かります。

つまり米国の場合、能力が高ければ若くても年収4000万円を超える年収を得られる可能性があるわけです。日本の場合は20代でも年収1000万円のエンジニアになることは可能ですが、いわゆる年功序列型企業で最高水準の年収を得ている場合と比べて、さほど大きな差が出ているわけではありません。

優秀なエンジニアであれば、海外で働いた方がスキルに見合った高い報酬を得られる可能性が高いわけです。

出典:我が国におけるIT人材の動向|経済産業省

年収が高いのは上流工程担当と言われる

エンジニアの具体的な業務内容によっても年収に差が出てきます。システムの設計や企画といった、いわゆる上流工程を担当するエンジニアの方が、システムの監視や運用保守といった下流工程の担当エンジニアよりも年収は高いです。

例えば、ネットワークエンジニアの場合、ネットワークシステムの設計を担当するエンジニアは年収1000万円を超えるケースも珍しくありませんが、ネットワークの監視や保守は開発未経験のエンジニアや新入社員が担当する場合が少なくありません。

エンジニアは他の業種に比べると平均年収は高いものの、役割によっては全体平均よりも低い年収になってしまう場合は珍しくありません。

エンジニアの年収が上がらない原因は?

それでは、エンジニアとしてなかなか年収が上がらないと感じている人は、何が原因なのでしょうか?主に以下の原因が考えられます。

下請け企業で働いている

いわゆる下請けの企業で働いているエンジニアは、どうしても給与が低くなってしまいます。経済産業省がまとめた『IT人材を巡る現状について』(2015年)によれば、クライアントから直接案件を受注している企業のIT技術者で、年収700万円を超えている人は全体の47.4%ですが、二次請けの企業になると、年収700万円以上の人材は17.7%まで落ち込みます。

一方、元請け企業で年収300万円未満の人材は僅か2.2%しかいませんが、二次請け企業になると10.9%にまで増えているのです。

元請けとニ次請けでは大きな年収差があることが分かるでしょう。さらに三次請けの企業ともなれば、さらに年収落差が広がることになります。同じエンジニアの立場でも、案件をクライアントから直接受注している企業と、下請けの立場の企業では年収が大きく変わってしまうのが実態です。

出典:IT人材を巡る現状について|情報処理振興課

給与に残業代が含まれている

給与に残業代が含まれているエンジニアも年収が低くなってしまいます。エンジニアは他の職種に比べて労働時間が長く、基本となる給与に残業代が含まれている場合、労働時間に比べて受け取れる対価が少なくなってしまいます。

近年はいわゆるブラック企業が問題視されていますが、残業代を給与に含めること自体は違法ではありません。実際、労働環境に問題のある企業は、残業代を基本給与に含めることで、実質的に残業代を支払わないようにしているケースは決して珍しくないのです。

スキルアップが必要

高い報酬を得るためのスキルが不足している可能性もあります。よくIT業界全体のスキルアップが必要と言われるように、年収が低いエンジニアはスキルのキャッチアップができていないケースが少なくありません。

エンジニアの世界は技術の進歩が速いため、ある時点で相応の実力があったとしても、時代の波に乗り遅れてしまう人は多いです。これは一人ひとりのエンジニアの問題でもありますが、業界全体の構造の問題でもあります。

なぜならば、日本は海外に比べてスキルが報酬に結び付きづらい構造があるため、エンジニアがスキルアップをしようとするインセンティブが働きづらいからです。しかし、スキルアップを怠っていては年収はどんどん下がっていってしまうので、最新の技術を身に付ける努力が必要となります。

エンジニアが年収を上げるには?

次に、エンジニアが年収を上げるためのポイントを解説します。

上流工程を経験する

上記のように、エンジニアはシステムの企画や設計などの上流工程の方が年収が高いケースが多いです。そのため、現状でシステムの保守や監視を行っている人は、上流工程を目指すのが年収アップのポイントと言えます。

相応の知識や経験が必要ですが、上流工程を経験できる企業に転職を検討しても良いでしょう。今の職場で上流工程に移る方法があれば、それにチャレンジしてみるのも有効です。

キャリアを積んで昇進する

エンジニアとしてキャリアを積んで、チーフエンジニアや開発責任者などに昇進すれば、年収も上がります。誰もが順調にキャリアを進めるわけではありませんが、さまざまな業界にチーフエンジニアは存在しているため、人によっては思い切って転職を検討するのも良いでしょう。

チーフエンジニアは高い技能を持ったエンジニアなので、具体的にどのようなスキルを手に入れる必要があるのか、昇進のポイントは何かを明確にすることが大事です。

休日を活用した副業もあり

エンジニアとして副業をすることで、全体の収入を上げる方法もあります。他の職種に比べてエンジニアが担当できる案件は報酬単価が高いため、土日などに副業として案件をこなすことで年収アップを図れます。

当然、フリーランスとして案件を獲得できるスキルが求められますが、本業として勤めている企業が副業を認めているならば、副業を検討してみましょう。本業とは違った分野の仕事にチャレンジできるだけでなく、新しい人脈が広がるメリットもあります。

エンジニアの転職のタイミング、転職方法

エンジニアとして転職を考える場合、ベストなタイミングや転職方法はあるのでしょうか?人によって良いタイミングは違ってきますが、転職を検討しているなら早めに情報収集を始めることをおすすめします。

転職する場合は早めに計画

より自分に合った職場を求めて転職する場合や、未経験からエンジニアとして転職する場合は、できるだけ早めに計画して行動を始めた方が有利です。特に20代後半は、基本的なビジネススキルや業務を安定的にこなすためのスキルが身に付いていると考えられるため、転職市場のニーズが最も高いです。

それまでエンジニアとしてのキャリアを積んできた人は、それを活かして別の業界でエンジニアとして活躍する道があります。未経験の人でも、自分のエンジニアとしての知識やスキルを磨いてきた人ならば、企業によっては採用を検討してもらえる可能性もあります。

市場価値の高い人材を目指す

転職を決意したら、できるだけ早めに行動を起こしましょう。どういう企業に転職したいのか、やりたい仕事は何かを明らかにして、理想の転職をするために必要なことは何かを明確にする必要があります。これまで培ってきたスキルを活かしてすぐに転職できる人もいれば、不足している知識やスキルを補う必要がある人もいるでしょう。

自分の市場価値を正しく認識し、足りない部分をいかに補っていくか考えることが大事です。特にIT業界は技術の進歩が速いので、今後市場価値が高まる知識やスキルを積極的に習得しておくことで、市場価値が高まり、理想的な転職ができる可能性も高まります。

年収アップを目指したエンジニアの転職例

それでは、最後に年収アップを目指したエンジニアの転職例を挙げておきます。

年収が高いと言われるIT系職種とは

エンジニアと言っても職種はさまざまで、業務内容によって年収額は大きく変わってきます。近年、さまざまな業界でエンジニアが活躍していますが、特にIT系の職種は年収が高めで、例えばAIエンジニアやフィールドアプリケーションエンジニア(FAE)などは平均年収が高い注目の職種です。

AIエンジニアはAIのプログラム開発やAIの収集したデータ分析などを担うエンジニアで、AI技術のビジネス分野への応用が広がるにしたがって、需要が高まっています。PythonをはじめとしたAI開発に関わるプログラミング言語を扱える人材は、AIエンジニアとして活躍できる可能性があります。

一方、FAEは、企業の営業担当者とともにクライアントの元を訪れ、エンジニアとしての専門知識を活用して営業活動のサポートを行うのが仕事です。営業担当者の活動支援が主ですが、場合によってはエンジニア自身が営業を行う場合もあるので、専門知識に加えて営業のスキルも求められます。こちらも希少性が高い職種であり、平均年収も高めです。

英語ができる場合は高年収を実現しやすい

英語ができるエンジニアは、そうでないエンジニアに比べて高い年収を得られる可能性が高いです。

例えば、英語力を活かして外資系企業のシステムエンジニアに転職したり、海外の企業と協力してプロジェクトを行ったりする場合、日本の企業で働くのに比べて、大幅な年収アップを実現できるケースは珍しくありません。

また未経験の場合でも、英語力を活かして海外ITインターンなどを参加して、キャリアアップを図る方法もあります。海外のIT企業でキャリアを積むことで、帰国後にオフショア開発などを受注している企業から好待遇で迎えられる可能性も出てきます。

まとめ

エンジニアの平均年収と年収が上がらない原因、そして年収を上げるためのポイントを解説しました。エンジニアが年収を上げる方法として、システムの企画や設計など上流工程で仕事ができる環境を選ぶことや、チーフエンジニアとしてキャリアを積むことなどが挙げられます。

転職して年収アップを目指す方法もありますが、闇雲に転職先を探すのではなく、他の分野の知識を習得したり経験を積んだりして、今の時代に必要とされる職種を目指すのがおすすめです。自分の市場価値があまり高くないと感じるならば、まずは理想のキャリアを明確にして、そこに必要な知識やスキルを身に付けるようにしましょう。

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