業務委託における履歴書の書き方。注意点とアピールポイントとは

雇用契約の場合の履歴書と業務委託の場合の履歴書では、書き方が少し異なります。業務委託の履歴書の書き方や注意点を事前に知っておけば、面接担当者にプラスに伝わる履歴書をスムーズに完成させられるでしょう。業務委託の履歴書の書き方や注意点をまとめました。

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業務委託とはどんな形態か?

業務委託には請負契約や委任契約の契約があります。契約ごとに多少内容が違いますので、自分がどの形態にあたるのかをはじめに把握しておくことが大切です。

請負契約とは

請負契約は、仕事として請け負った業務を完成させることが目的となっている契約です。この場合、納期までに仕事が完遂されない場合は報酬が支払われません。

請負契約では、プロジェクト単位、本数単位で仕事を受注することがほとんどです。例えば、Webライターならば『●月●日までに5本の記事を執筆する』といった請負契約を結びます。納期までに既定の記事が執筆されなければ、契約違反となってしまいます。

委任契約とは

委任契約は請負契約とは異なり、契約の日数中に一定の行為を行うことが目的の契約形態です。

委任契約は主に法的関係の契約のことを指します。公正証書の作成などは委任契約に該当するものです。法律関係以外の委任契約については『準委任契約』という言葉を用いますので覚えておきましょう。

システムの開発などは準委任契約に該当します。契約を締結した場合は、既定の日数中、誠実な姿勢でシステム開発を行為を行えば、たとえシステム開発が終了しなくとも報酬を得ることができます。

業務委託の仕事とは

業務委託が派遣や契約社員ともっとも異なっているのは、会社に所属していない個人事業主だということです。企業と対等な立場で仕事ができ、自分自身で仕事の内容・納期・報酬・方法を交渉できます。

例として、Webライターやプログラマー、Webデザイナーやイラストレーターなど、個人の能力によって業務を行える職種が業務委託契約を結ぶことが多いです。

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榎本希

業務委託契約という契約は民法上にはなく、その契約内容に応じて「請負契約」「委任契約」「準委任契約」となります。

仕事の完成を約し、仕事の完成に対して報酬が支払われるものを請負契約、法律事務の遂行を約す契約が委任契約、法律事務以外の事務の遂行を約す契約が準委任契約となります。

雇用契約との大きな違いは、雇用契約は雇用主と従業員という主従関係での契約であるのに対し、業務委託契約では事業主と事業主同士の対等な関係での契約になります。

労働者ではないため、雇用契約のように労働法の適用はないのも雇用契約との大きな違いの1つです。

履歴書の書き方

業務委託という働き方を選択したいとき、履歴書はどのように書けばいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。ここからは、業務委託として働く際の履歴書の書き方について解説していきます。

これまでの経歴、職歴

企業に所属していないからといって遠慮する必要はありません。履歴書とは、あなたがどんな活動をしてきたかを面接担当者に見てもらうものです。そのため、自営業やフリーランスで働いてきた業務委託の経歴も記入しましょう。

個人事業主としてどう知識を得てきたか、クラウドソーシングでどんなスキルを得て会社にどう貢献できるかを記載しておくだけでなく、業務ボリュームやどのジャンルの業務を手がけていたかも併せて記載すると好印象です。

正社員、契約社員の履歴も書く

業務委託以前に正社員や契約社員だった場合は、その経歴も省略せずに合わせて履歴書に記入しましょう。特に業務委託で企業に所属する際は必須です。

企業に就職すると社会保険に加入することとなります。新しい会社での社会保険の手続きの際に以前の会社が分かってしまうため、省略するのは相手の心証を悪くしてしまう可能性もあります。どんなに短い期間でも派遣や契約社員、正社員として働いていたならば記入しておきましょう。

業務委託は個人の能力が評価されますが、企業での正社員経験はコミュニケーション能力や集団での職務遂行能力を図る指標となりますので、その点もアピールが可能です。

持っているスキル

企業が知りたいのは、あなたがこれまで会社員だったかどうかではありません。どんな経験をしてきて、どのようなスキルを保有しているかなのです。あなたのスキルをアピールできる職業欄ならば、業務委託経験でももちろん構いません。

細かいアピールは自己PR欄や職務経歴書で行いますので、職業欄では、今まで行ってきた仕事に絡めて持っているスキルを端的に記載しましょう。

榎本希

業務委託契約という働き方やフリーランスとして働く人の増加に伴い、業務委託契約を行う場合にも履歴書を提出して書類選考が行われるケースも増えてきています。

履歴書を書く際には手書きで書くよう指定がない場合にはPCで作成することも可能です。

記載内容については一般的な履歴書同様に学歴や職歴、保有資格などを記載します。

職歴欄にはフリーランスとして活動していた時期があるのであれば、その旨についても記載するようにしましょう。

また、業務委託先の企業によっては履歴書ではなく企業の用意したフォーマットに情報を入力するという場合もあります。

履歴書でアピールしたいポイント

業務委託として働くために履歴書でアピールしたいポイントを押さえておきましょう。

即戦力になること

転職や中途採用と同じで、業務委託契約を結ぶ場合は基本的に即戦力となることが最優先で求められます。業務に関するスキルの高さをアピールしつつ、志望動機を説明できると好印象につながります。

作業量・成果物を数字で示す

どんなにスキルや仕事のことをアピールしても、相手に「本当のところどうなの?」と思われてしまいます。実際に作業量・成果物を数字で示せるに越したことはありませんが、履歴書から能力を読み取れるよう、数値化できる内容は積極的に記入してください。

榎本希

書類選考として履歴書を提出する場合にも、エージェントに提出する履歴書にも記載するうえで一番大切になるのは自身のスキルや強みをアピールすることです。

短い文章で自分の強みやスキルをアピールするのはなかなか難しいですが、伝わる文章を書くことで企業側に自身の能力や仕事に対する姿勢をアピールすることができます。

企業側はどんな人材を求めているかを募集内容から推測しながら、それにマッチするような自分の強みをアピールするとよいでしょう。

履歴書を書くときの注意点

相手側から履歴書を求められた場合以外にも、業務委託の面接は履歴書を用意しておいて損はありません。一般企業に勤めるときと業務委託では、履歴書に記載する際の注意点が異なります。注意点をしっかり把握し、よい履歴書に仕上げましょう。

用語

業務委託の際に使用する履歴書では、一般企業の時と使用する用語が異なります。採用担当者の心象を悪くしないため、履歴書で使用する用語には注意が必要です。

社・職と付く言葉は雇用契約にあった人が使う用語です。例えば、業務委託で仕事を終了した際には退社、退職ではなく満了・終了と書きます。新しく仕事を始めるときは入社ではなく開業と記入します。

実績を公開するとき

履歴書で今まで業務委託にて制作した実績を公開するときにあたり、勝手に制作物を外部に漏洩すると著作権と守秘義務違反となります。契約内容によっては詳しい仕事内容が記載できなかったり、発注者の許可が必要だったりする場合があるので注意しましょう。

自分の経歴を示す程度の公表なら許可がおりるケースがほとんどなので、必ず事前に許可を取るようにします。職歴にはおおまかに案件の内容を記載し、詳しい仕事期間や内容については、のちほど職務経歴書に記載してください。

榎本希

フリーランスが実績を記載する場合、内容によっては守秘義務違反になる場合があります。

例えばまだ未公開のプロジェクトに参加していた場合などは注意が必要です。

同業他社へ業務委託として応募をする際に、前社でNDAを締結した内容について記載したり話したりすることは前社との契約違反になり、場合によっては損害賠償の対象になるリスクもあります。

これを履歴書に書かないのはOK?

最後に、履歴書に『書かない』方がいいことについて見ていきましょう。採用担当者にプラスの印象を与えるのが履歴書の役割です。マイナスの印象を与えるようなことは、必要なものを除き、あえて書く必要はないともいえます。

退職理由

前職の退職理由は、書くべきか否か悩むところです。特にマイナスの理由で退職した場合は、それを素直に書くべきか迷う人が多のではないでしょうか。退職理由もほかの部分同様、企業にとって前向きでメリットのある内容でしたら問題ありませんが、具体的に書く必要がない場合もあります。

例えば、前職に対する不満で退職したケースです。給与や労働時間に不満があって退職したり、上司や経営陣と対立したり、仕事内容に面白みを感じなかったりした場合です。

不満の内容にもさまざまな理由がありますが、何か不満が出てきたら簡単に辞めてしまいそうだという印象を履歴書から担当者に与えてしまい、印象が悪くなってしまいます。

ほかにも、人間関係において摩擦やトラブルを起こしたから、何か問題のある行動を起こしたから、仕事についていけなくなったからなど、人間性を誤解される退職理由もすべてを事細かに書く必要はないといえるでしょう。

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退職理由については多くの場合「一身上の都合により退職」と記載します。

詳細に退職理由を記載するケースはあまりありませんが、面接の際に聞かれるケースはあります。

待遇面や仕事内容が合わなかったという理由で退職した場合に、そのまま記載したり説明するのではなく、ポジティブな理由に置き換えて記載すると与える印象は変わります。

例えば、仕事内容がつまらなかったので退職したような場合には「キャリアアップをしたいと考えたため」「仕事の幅を広げたいと考えたため」などに置き換える事ができます。

まとめ

ポイントさえ押さえられれば、履歴書の書き方にとまどうことは、ほぼなくなります。履歴書を書く際に大切なことは、自分が業務委託という働き方を通じてスキルをいかに身に付けてきたかを示すことです。

履歴書に業務委託と書かれていたからといって、決してマイナスの印象を与えることはありません。逆にしっかりした履歴書を提出できれば、採用担当者に即戦力になってくれそうだという印象を与えることが可能です。

榎本希 [監修]

医療機関・医大の研究室にて長年勤務をした後、行政書士試験を受験。医療系許認可をメインに扱う行政書士として、行政書士のぞみ事務所を開業。再生医療関係の許認可・診療所開設・医療広告ガイドラインに基づく医療広告のチェック等の他、任意後見・契約書作成・起業支援を扱う。

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