複業転職でAndroidアプリエンジニアの採用に成功。わずか1ヶ月で相互理解を深められた背景とは

溝口慎也さん
業務委託としてmikanにジョインし、2020年11月より取締役として入社。現在はデザインを中心として、企画から、プロダクト戦略作り・採用活動など、事業・プロダクト・組織それぞれの面で横断的に動いている。

zukkeyさん
株式会社エウレカ、株式会社ZOZOテクノロジーズにてAndroidアプリ開発に携わる。複業から関わっていく中で、mikanのカルチャーに惹かれて2021年4月にmikanへ参画。

500万ダウンロードを突破した英単語アプリ「mikan」を運営する株式会社mikanでは、さらなるグロースに向けてアプリ開発エンジニアをはじめとした採用に注力している。そんな同社では正社員化の前に、かならず複業や体験入社を必須にしているとのこと。今回は複業を通じて入社したAndroidエンジニアのzukkeyさんと、mikan取締役の溝口さんに「複業転職」のメリットについて話を伺った。 

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社員の75%が複業を経て正社員に!

まずは御社のこれまでの採用活動についてお聞かせください。これまでも複業から正社員採用に至ったケース(=複業転職)はあったのでしょうか?

溝口さん:はい、実は社員の75%が複業転職です。私もフリーランスを経て入社したのですが、弊社の中では複業を経ての正社員化がスタンダードになっています。

なぜそのように?

溝口さん:弊社の規模がまだまだ小さいこともあり、1人の入社が良くも悪くも全体に大きく影響します。そのため正社員採用の場合には選考フローに必ず「複業」や「体験入社」を挟むようにしています。

入社までのスピード感や双方の手間がかかるのがネックではあるのですが、入社後に行うオンボーディングが分割されたようなものなので、長い目で見れば手間は変わりません。

むしろ実際に一緒に働いてみることで、候補者様にとってもmikanへの解像度が上がりますし、ミスマッチが圧倒的に減るので良いことしかないです。

使いやすい機能・仕組みでスカウト返信率も良好

Offersを導入したきっかけや、使ってみての率直な感想をお聞かせください。

溝口さん:ハイスキル層の採用を検討していた際、知人から「このサービスいいよ」と紹介してもらったのがOffers導入のきっかけです。実際に導入してみて、他のスカウトサービスと比較しても使いやすいと感じました。

たとえばスカウトはメール形式ではなくチャット形式なのは良いですね。候補者様にとっても返事はしやすいでしょうし、応募障壁が下がると感じました。

実際、弊社のスカウトの返信率は他の転職・副業サービスより高い実績も出ています。

Offersでzukkeyさんにスカウトを送った決め手は何だったのでしょうか?

溝口さん:Kotlinを使ったAndroidエンジニアとしてのご経験年数が、まさに当社が求める経験にマッチしていた、というのがきっかけです。

さらにzukkeyさんの場合、これまでの開発内容の詳細を細かく記載されていたり、連携しているGithubやSNSにもご経歴がたくさん載っていたので、スカウトをお送りするのに十分な情報を事前に把握できたことも大きな理由です。

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そのスカウトを送ったのはいつぐらいですか?

溝口さん:2020年の12月前半だと思います。そして初めてお会いしたのが12月中旬ぐらいです。

初めて複業にチャレンジ、そして転職へ

zukkeyさんはこれまでも他の会社で複業をしてきたのでしょうか?また、 Offersに登録したキッカケを教えてください。

zukkeyさん:これまで複業をしたことはなかったんですよ。Offersに登録したきっかけは前職が複業OKであったことと、Twitterのタイムラインで複業に関するインタビュー記事を読んだことです。

こちらがその記事なのですが、同じAndroidエンジニアとしてとても興味深く読ませていただきました。

Androidだけでなく、Flutterなども探求したい。サイバーエージェント降矢大地が「初の副業」で気づいたこと
実際Offersに登録してみていかがでしたか?

zukkeyさん:自分で指定していた条件にマッチしている案件が多く、スカウトを頂いた際には必ず目を通すようにしていました。それにメッセージをちゃんと見た後に、気軽に返信できる機能は良いと思います。

mikan様のお仕事を受けてみようと思った理由について教えてください。

zukkeyさん:自分が使ったことがあるアプリであったことと、教育分野にいつかは関わりたいと思っていたからです。それに小規模の会社の方が自分には合っていると思っており、自分にピッタリなオファーだと感じたからです。

入社の経緯の詳細につきましては、noteに記事を書かせていただきましたので、こちらもご覧いただければと思います。

正社員化を見据えているからこそ、任せるのはメインプロジェクト

複業中は、どのような業務を zukkeyさんにお任せしていたのでしょうか?

溝口さん:いわゆる「メインプロジェクト」と「サイドプロジェクト」があるのですが、zukkeyさんには前者のメインプロジェクトを担当していただいていました。

具体的な結果としてはリデザインプロジェクトの一部を担当いただいて、期間中に11個のPRを出してもらいました。粒度はそれぞれですが、大きいものだとmikanアプリには3つのタブの1つを丸っと開発していただいたんですよ。

一般的に複業社員にはサイドプロジェクトを依頼するケースが多いと思います。

そうですね、サイドプロジェクトの方が業務としても切り出しやすく、コンフリクトも起きにくいと思います。

でも入社を検討いただきたい方にはメインプロジェクトをお任せする方が、「お試し」としては合っていますし、候補者様にとってもmikanで活躍するイメージがしやすいと思っています。

なるほど! zukkeyさん、それを聞いていかがですか?

zukkeyさん:自分は普通の業務の一つくらいの認識でした。メインという感覚は正直あまりなかったのですが、mikanの開発現場の理解度はかなり深まったと思います。

ちなみに複業中はどのように稼働していたのでしょうか?

zukkeyさん:決まった時間があるわけではなかったのですが、平均すると週5〜10時間程度稼働していました。週次のオンラインでMTGに参加したり、必要なことは適宜Slackでやりとりしていました。

複業を通じて懸念がクリアに

zukkeyさん、今回mikanさんについては「正社員前提」だというお話は当初からあったのでしょうか?

zukkeyさん:正社員の話はあった......ような気がします(笑)

溝口さん:バリバリありましたね(笑)

zukkeyさんに限らず、正社員化を判断するために行っていることを教えてください。

溝口さん:mikanでは5つの基準を面接時に見ているのですが、一緒に働いてみることでその判断がどれくらい確からしいものかを確認しています。

「中長期的にどうありたいか?」を個人で考えたり設定したりするのは難しいと思いますが、zukkeyさんは面接の時点でそれらを整理できていて、mikanのミッションへの共感が強く、個人と会社のベクトルが揃っていました

そして複業を通じて「Care for Team」なバリューにフィットしている点なども確認でき、確信に繋がりました。

面接だけでも把握できることはあると思いますが、候補者の方の人生に大きく関わることですので、会社としても時間とコストをかけて誠心誠意向き合っています。

逆に zukkeyさんはmikanさんに転職をしようを思った「決め手」は何だったのでしょうか?

zukkeyさん:複業を決めた理由と同じで、「自分が関わりたかった分野」であったことが決め手です。元々、エンジニアの道に進む以前から、教育分野に関わりたいなとはずっと思っていました。

なるほど、そのような背景もあったんですね!

高校時代に教えあう環境があってそれが楽しかったことから、漠然とですが教職に就こうか考えていました。

それで大学選びで教職か情報系か悩んでいたのですが、結果的には情報系の大学に進み、大学で教職課程を受講したり、塾講師などやってみて、本当に自分に合っているかを探していた時期があったんです。

結果として、自分は人前で何かを話すのはあまり向いてないことに気づき、得意だったプログラミングの道へ進むことになりましたが、いつか教育分野に関わりたいという思いがずっとありました。

とはいえ、事業マッチ度だけで転職を決めるのは難しいかと思います。

zukkeyさん:それが複業のメリットですよね。正社員化は複業をはじめて1ヶ月くらいで決めたのですが、mikanの「プロダクトにかける想い」や「開発フローがしっかりしている」点に好感が持てました。

特に後者ですが、定例MTGではお互いの認識合わせをすごく丁寧にしていることがわかりました。個人的に、プロジェクトは技術的な問題で失敗になるケースもあると思うのですが、実は「認識違い」で失敗することの方が多いと思います。チーム内の認識がずれていたり、お互いの期待値がずれていたりとかですね。

ですので私はその会社がうまくいってるかを見るときに、「ちゃんと認識合わせをしているか」を重視しています。その点、mikanはそれを社内でしっかり体現していますし、議事録も必ず残していて安心しました。これなら、今後も開発をうまく進めていけるんじゃないかと感じました。

500万ダウンロードを突破した英単語アプリ「mikan」

ではそのまま即正社員に?

溝口さん:いえ、最初の面談から強いフィットを感じていたので僕はずっと「転職してください」みたいなテンションで話をしていたのですが、最終的な入社には必ず一日体験入社を挟むようにしています。

一日体験入社で、正社員化に伴う不安も解消

体験入社では具体的にはどんなことを?

溝口さん:弊社経営陣を含めて全社員との1on1をしていただきました。体験入社前にzukkeyさんから事前に弊社に対してどれくらいよく思ってくださっているのかなど、ストレートにヒアリングをさせてもらっています。

そこでいただいた回答をもとに、会社の中長期的な経営戦略やキャッシュフロー、正社員として働くことに対する疑問点などを、1on1を通じて弊社の各メンバーから一つ一つ丁寧にお伝えすることで解消していきます。

zukkeyさんは体験入社でどんな感想を持たれたんですか?

zukkeyさん:自分の予想より良い状況だなって感じました。

mikanはベンチャーなので、会社としての体力があるかどうかも実は気になっていました。やはり会社である以上はビジネスなので、会社の経営状況やキャッシュフロー、マネタイズに対する考え方など、いろいろ聞けて良かったです。

最終的には、何も不安を抱くことはなかったです。

そこは実際に組織に入ってみないとわかりづらいですよね。

zukkeyさん:複業で内部事情をちゃんと見たり、聞いたりできるのは良いですね。そこに透明性を出せなくなると、互いの信頼感にも影響が出てしまいます。mikanはそこに誠実に対応していただいたので、本当に感謝です。

採用活動と事業推進と両立させるコツ

最後に、複業採用を推進する上で気をつけていることがあれば教えてください。

溝口さん:会社全体で採用に向き合うことですね。そもそも「全員で採用するぞ」という文化がなければ、複業を受け入れる部署としても大きな負担になりますし、その空気感では候補者様にもアトラクトできません。

そのため、弊社では採用する "Why" をしっかりSyncするようにしていますし、メインでやり取りする担当者の負担になるようなものも日々改善しています。

サイドプロジェクトをお任せせずメインプロジェクトを依頼するようになったのもこの取り組みがきっかけなんですよ。メインプロジェクトなので解像度も高いですし、担当者の脳のスイッチングコストも低くできる状態を作りやすい利点があります。

今後も複業人材の採用は続けていくのでしょうか?

溝口さん:そうですね、今後も弊社では採用は強化していきたいと思います。我々の英単語アプリがほとんど広告なしで500万ダウンロードを迎えて、今後はそれに次ぐプロダクトを生み出していければと思います。

いわゆる第二創業期と社内では言っているのですが、そこに興味いただける方と積極的にお会いしていきたいですね。

ありがとうございました。

インタビュー:佐藤剛史
執筆:佐藤剛史
編集:佐藤剛史

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