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エンジニアとして、社会に新しい価値を提供し続けたい。カンカク志甫氏が考える本業と副業のバランス術

株式会社カンカク ソフトウェアエンジニア/バリスタ
志甫 侑紀 氏
2013年、大学卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。コミュニティサービスのバックエンド開発、複数メディアのiOS / Androidアプリ開発に従事。2018年、AbemaTVに出向し、新規課金プロジェクトでの開発を担当。2019年、株式会社カンカクに入社。完全キャッシュレスカフェ『TAILORED CAFE』『KITASANDO COFFEE』向けの事前モバイルオーダーアプリ『COFFEE App』のAndroid版開発を担当する傍ら、両店舗にてバリスタとしても活動。また、Google主催のカンファレンス等にも積極的に参加し、iOS / Android及びUXに関する勉強会の運営や登壇も行っている。
https://twitter.com/shihochan_jp

本業と数々の副業を両立させてきた志甫氏。副業を受ける決め手や本業と副業を両立させるコツ、これからのエンジニアのチャンスの掴み方について伺った。

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社会貢献がモチベーションの源泉

まずは志甫さんの経歴を教えていただけますか。

2013年に株式会社サイバーエージェントにサーバーサイドエンジニアとして新卒入社し、コミュニティサービスや各種アプリやメディア、そしてAbemaTVなど、さまざまなプロジェクトの開発に携わってきました。

周囲に優秀な先輩やメンバーがいる環境で、システム責任者やプロダクトオーナー、Androidアプリエンジニアへの転向など、今の自分の「礎」を築くことができました。

濃い時間を過ごしてきたようですね!

そうですね(笑) 会社からは新規事業立ち上げをミッションとして期待いただいていましたし、数多くのバッターボックスに立たせてもらったのは大きな財産です。

現在は、転職されているんですよね?

はい、北参道や麻布十番で完全キャッシュレスカフェを展開している株式会社カンカクに、2019年12月にジョインしました。今までITがなかった世界に対し、Web技術によって効率性が上げられることにコミットしたいと思ったのが転職のきっかけです。

僕の志向性としては、特定の技術を極めてプロフェッショナルを目指すよりも、常に新しい刺激を得たり、仕事を通じて社会に貢献していくという方が強いんですよ。

なるほど。では、カンカクでは現在どんなことを担当されているのでしょうか?

カンカクのミッションは、“Building the next city.”。クリエイティブとテクノロジーの力で新しい都市の風景を作り出す、です。ITを駆使した最高の体験を元に、新しいブランドを生み出すことに取り組んでいます。

その事業の一つとして、カンカクでは完全キャッシュレスカフェの『TAILORED CAFE』『KITASANDO COFFEE』を都内で展開しています。僕はその事前モバイルオーダーアプリ『COFFEE App』の開発をメインで担当しています。飲食や人々の暮らしといったリアルな物事に対してWebの技術を取り入れることで、効率化や利便性向上など、お客さまと店舗スタッフの双方にとってこれまでにない新たな体験を提案していきたいという想いで取り組んでいます。

実際に店舗に立つことも?

実際に店舗に立ってオペレーションなどの改善にも取り組んでいます。完全キャッシュレスなのでレジ締め作業がなく、閉店時間になったらその日の売上が自動的にSlackに流れるようにするといった、ITを使った業務の効率化にも取り組んでいます。

また、個人的にコーヒーがとても好きなので、お客さまのUXを研究するという意味でもバリスタとして店舗研修を受けて実際にラテなどを提供したりもしています。

本業でインプット、副業でアウトプット

かなり本業が充実されている印象ですが、副業はサイバーエージェント時代から積極的にしていたのでしょうか?

いえ、どちらかというと消極的でしたね。本業も副業も中途半端になりそうで......。どちらかに集中したほうがいいのでは、って思っていました。

そうだったんですね。では初めての副業はどんな案件だったのでしょうか?

最初は知り合いに頼まれて副業をしました。ただ、このプロジェクトは1ヶ月という短期だったので、あまり印象に残っていないです(笑)

きちんと副業をしたのは2017年で、その時はAndroidアプリの開発をしました。ちょうどその頃、僕が本業でAndroidエンジニアに転向していたので、スキルを確認する意味でも本業で得た知見をアウトプットすることに重きをおいていました。

他にはどんな副業をされたのでしょうか?

その後、少し間が空くこともあったのですが、2019年はウェラブルデバイスの専用アプリや語学学習アプリの開発をしていました。これが終わってから仮想通貨ウォレットアプリの開発をして、並行しながらメディアサービスを運営する会社の技術顧問を引き受けていました。

常に副業をしている状態なんですね!

社会的な価値を創造したいというモチベーションの高い会社からお話をいただけたこと、そして今までの経験をアウトプットできる案件が多かったので、受けてきました。

それが副業の判断基準だと?

そうですね。副業では自分の知見・技術で社会に貢献できるかが大きな軸になっています。そして「本業でインプットして副業でアウトプット」がサイバーエージェント時代の副業に対する考え方でした。

副業で責務を果たすため、本業へのコミットも高まる

副業をする前、「中途半端になるんじゃ...... 」という懸念があったと思いますが?

それはいい意味で裏切られたというか、自分の中で変わってきたことがあります。

副業の時間に責務を持たなければならないので、本業では決められた時間の中でアウトプットを出す意識が強くなりました。今考えると、以前は長時間労働をしてがんばっていたのが美徳に感じていた時期はあって......。

時間がないからこそ、いかに効率よく作り納期を守る、ということ勉強になりました。

本業と副業の両立のコツはありますか?

本業と副業は明確に切り替えたほうがいいと思います。例えば、何時からは違う仕事をする、そのときは違う場所でする、というように自分の中にルールを作るのはコツですね。

僕はコワーキングスペースを契約していて、そこにいったら絶対副業の仕事しかしないってルールを作ってます。副業をしているから本業のコミットが下がるというのは、自分の中ではありえないことなので、意識していることですね。

今はOffersを通じて、株式会社テニテオで副業をされていると伺いましたが、その決め手はなんだったのでしょうか?

まずは人ですね。テニテオ社の社長をはじめ、今までのやり方を変えようとしているのがすごく伝わってきたんです。

既存事業も成功しているのに、「もっといいやり方があるんじゃないか」「一緒に考えてほしい」って社長をはじめとした方々に素直に言ってくださったんです。僕のスキルセットも十二分に理解していただけたこともポイントでした。

あと、事業ドメインでモチベーションが持てるのが僕としては大きなポイントになっています。今回、家族や子育てといったドメインで新規事業の立ち上げを行うのですが、自分は未婚なので、この領域は縁がないと思っていたんです。

ですが、転職して環境が変わったこともあり、僕自身が家族にフォーカスする時間も増えたタイミングで、たまたまお話をいただけたのは縁があると感じて決めました。

具体的にテニテオ社ではどんなことをしているのでしょうか?

新規事業のプロダクトマネージャーとしてドキュメントや開発、デザインツールの選定から、定例ミーティングの運営、仕様やデザインの策定などを行っています。

副業とはいえ、業務範囲は広いですね!

僕がジョインを決めたときは僕しかいなかったんですよ。でも、何も整っていない「0→1」の状態からプロダクトを作る機会って本当に貴重なんです。前職でもカンカクでも僕は経験があったので、自分のバリューが発揮できると思います。

新規事業なのでまだお伝えできることが少ないのですが、教育に関してサービスを通してこれまで親子とも望んでいたのにできなかったことが「できる」ようになる、そんな環境を作ることを目標にしています。

「本業でインプットして副業でアウトプット」というイメージがサイバーエージェント時代の考え方とのことですが、今もその意識に変化はないのでしょうか?

お徐々に変化していると感じています。本業・副業ともに、自分の持ってる能力をフルに「アウトプット」して、いいものを作ろうという気持ちが強くなってきました。

ですので、「インプット&アウトプット」ではなく、「アウトプット&アウトプット」という感じでしょうか。今自分の中にある技術を組み合わせたりしながら、それをどう課題解決に結びつけていくかを考えていくのは、今のスタンスです。

副業は、経験や得意なことを活かして社会に還元する機会

これまでの経験を通じて、副業のメリットはどう感じていますか?

メリットは、自分の興味のある分野を、実務レベルで経験できることです。

本業では使わない技術なんですけど、今後勉強していきたい技術というのはあるかもしれないですし、本業の中でいろんな理由から使えなかった技術を副業で試せることもあると思います。

自分の指向性にあったことを柔軟に試すことができることはメリットですね。ちなみに副業に向いてるのはどんな人でしょうか?

仕事って人間同士のやりとりだと思ってて、定量的に測れるものではないなと思ってます。

だからこそ、ビジネスに対して責務を果たす責任感が根底にないと成立しません。事業のタイミングや状況によっては、作りたくないものも作らなければいけない場面があるかもしれません。これは本業・副業、どちらにもありうると思います。

その対象が2つに増えるということなので、より真摯に自分の立ち位置や責務、バリューを考えなきゃいけないので、そういうことを分かった上で、大人のコミュニケーションができる人は向いてるのかなと思います。

本業以外でチャンスを掴めるのが、これからの時代

今後志甫さんはどのようなキャリアを築いていかれるのでしょうか?

事業を通じて社会に価値を提供していくことを一番に考えたいですね。

最新の技術やトレンドから目をそらすことは絶対にないですし、僕は一生コードを書き続けると思うんですけど、それはあくまで自分の能力の向上というよりは、それを使ってこれまでにない新しいビジネスを生み出したり社会を変えていくことがミッションだと思っています。前職を辞めたタイミングでそこは明確に意識はしましたね。

スタートアップにジョインしたことで、新しい何かを、自分の頭で考えて、自分の手を動かして作っていくのがこれからですね。

最後に、これからの「エンジニアの働き方」は、どのように変化していくと思いますか?

今は『Offers』をはじめとした副業プラットフォームが増えています。その裏返しとして、Web技術を使って社会課題を解決したいと考える会社が増えていると思うんです。それに加え、自分の強みを活かしたいと考える人も増えていると感じています。

自分の強みをバリューとして意識をして、磨いていくことが必要だし、それをスポットで活かしながら自分のキャリアにしていく未来もくると思っています。

これまでは組織の中にチャンスを求める時代でしたが、今は自分次第で副業を通してチャンスをつかむこともできます。そして、そこにある正解は一つだけではありません。だからこそ、どのタイミングでどこに飛び込むのか、個人としての強みは何なのかなど、さまざまな視点から改めて方向性を検討し意思決定することの重要性が、今後より一層高まってくるのではないでしょうか。

ありがとうございました!

インタビュー:佐藤剛史
執筆:讃岐勇哉
編集:佐藤剛史

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