エンジニア採用や設計におすすめ。プログラミング言語・FWトレンド【2021年7月現在】

エンジニア採用で「他社がどういう条件でオファーを出しているのか、今どのように採用を進めているのか」気になる方も多いのではないでしょうか。エンジニアの「採用市場・設計・給与などのリアル」をお伝えするためにOffers利用企業の採用要件データを定期的にまとめ記事を公開していきます。

今回は採用要件数から見る言語・FW・アーキテクチャについてです。

Offers」は、優秀な人材を獲得したい、でも採用になるべく工数をかけたくない、そんな企業・担当者の皆さまにぴったりのサービスです。いくつもの転職媒体を使って、人材を探し回るのはもう終わり。「副業」から始まる新しい採用のカタチを実現します!

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この記事を特に読んでいただきたい方

  • エンジニア採用を担当している方
  • 今後の採用戦略も踏まえサービスのアーキテクチャ設計を考えている方
  • モダンなサービス開発の人材をお探しの方

この記事でわかること

  • 他企業のアーキテクチャがわかる
  • 言語別の需給がわかる
  • 言語別の給与水準がわかる
  • フロントエンド、サーバーサイド言語、マルチプラットフォームでのFW需要の最新事情がわかる

採用要件・言語やFW選択がなぜ大切か:採用視点

プロダクトを開発/リリース後にグロースさせていく中で「採用・チームづくり」は不可欠です。

中でも採用要件が大事ですが、採用要件に記載される言語/FWなどアーキテクチャ設計を考えなければ採用難易度が上がってしまいます。そうなるとサービス開発が進まず、事業も伸びず(伸びる成長が遅くなる)競合などに負けてしまう・機会損失が生まれることも。

短期・中長期どちらも見据えた採用を

短期的に数名の開発チームでプロダクトを作っていくのであれば、お金・チームとの関係値などの諸条件によって開発にコミットしてくれることもあるかもしれませんが、採用やチームづくりを中長期でしっかり考えて進めるべきです。

エンジニア採用がサービスを利用する選択の軸にもなる

一例で、Offersのカスタマーサクセスで利用するSaaS選定時に「開発チームは強いか、エンジニア採用が上手いか、採用がうまくいっていそうか(採用難易度の高そうな言語選択や設計をしていないか)」をおいていました。

中長期で「事業・サービスのグロース速度に合わないサービス=新規機能開発・バグ修正などの開発/デプロイスピードが遅い場合、継続的に利用することが難しい」ので、エンジニア採用がサービス選定に深く関わってくることもあります。

各言語・フレームワークの需要は採用面でも影響が大きいですが、データではどのようになっているのでしょうか。

フロントエンドフレームワークの需要

Google Trendsの5年の変化

JavaScript のフレームワークはここ5~10年ほどかなり頻繁に切り替わってきていました。jQuery、Backbone.js、Riot.jsなどもありましたが、今はもうほぼ利用されていないのではないでしょうか。上記画像の2016年時点で一時的に AngularJS が1番高いことがわかります。

直近5年は React 、Vue.js、TypeScriptに落ち着いており、どのようになっているのかOffersのデータを調べてみました。

Offers利用企業のフロントエンドFWの要件

React が1位(35.6%と3分の1以上)、Vue.js、TypeScriptと続きます。 TypeScript 利用背景は「型定義ができる JavaScript 」であり開発規模・組織が大きくなっていっても「破綻しづらい設計・運用がしやすい」点で、サーバーサイドの方がフロントエンドも書き、フルスタック気味なエンジニアが利用するケースが多いです。

他にも、まだ 「AngularJS」 の利用企業もありますが、Offersクライアントの要件数では約4%程度と非常に低い数値です。フロントエンドエンジニア側でもまだ AngularJS を書いている人は少ないです。理由は「モダンアーキテクチャで開発をしたいエンジニア」が多く、AngularJS を書きたい人は少なくなってきているのかもしれません。

採用難易度が高い言語やFW利用時の採用担当者の対策例

一例ですが、「AngularJS」 で書かれているサービスでエンジニアを採用したい場合、下記を伝えることをおすすめします。

  1. 今後アーキテクチャの変更があること(できるだけモダンな環境を考えていることが伝わること)
  2. 1に対し、変更のマイルストーン/計画、アーキテクチャの変更・プロダクト開発の考え方
  3. 他企業よりも給与や雇用条件が良いこと(古いアーキテクチャで採用が難しいと考えられる場合)
  4. プロダクトや組織のビジョン

前提でここは整理しておきましょう。古いアーキテクチャで採用する難易度は高いのでプロダクト/メンバー/MVVなどに共感していただくか、条件で交渉するしかないでしょう。

その他にも最近Speaker Deckなどにも記事が増えてきたNuxt.js や Next.js も利用が増えてきています。

サーバーサイド言語の需要

サーバーサイド言語別の企業数の累積数値は上記の通りとなっており、Ruby、Go言語が1位2位となっております。

Ruby

安定的に多くの企業に利用されています。プログラミングスクールなどでRuby on Railsを学習する人は増えてきていますが、引き続き即戦力レベルの人材の場合は採用競合が多く、人気が高い言語です。次点で Java、PHP、Node.jsが利用されています。

Go言語

最近のスタートアップ・ベンチャー企業ではGo言語の利用が進んできてますが、一番利用されていることがわかりました。 Go 言語を利用していることで有名なのはメルカリやサイバーエージェントといったメガベンチャーで、採用競合が多い言語となっています。

自社がスタートアップ で採用競合する場合は、副業からメルカリやサイバーエージェントのエンジニアに入社してもらう or プロダクトやMVVのマッチ、条件面でSOやメガベンチャーと比較して遜色ない給与を支払えるかどうかが大事です。

Scala

市場にScalaエンジニアの母数が少なく、採用競争は激化。

求人数はGo、Rubyの方が多いですが、Scalaの方が競走倍率が高いです。Scalaエンジニアの皆さんは是非Offersにご登録ください(切望)

スタートアップ・ベンチャー企業でPHP(Laravel)の利用企業も多いですが、市場にいる人材数に対してRubyやGo言語と比較して競合が少ないです。組織づくりや採用を考慮し、初期はPHPを選択するのも一つの手段です。(初期のメルカリがそうであったように)アーキテクチャの選択をする際に参考にしてみてください。

ネイティブアプリ開発の言語需要

モバイルアプリの採用を進めていると「Androidアプリエンジニアがいない」と言われることがありますが、データで見ても求人倍率が高いのがKotlin(Android)、次点でSwiftです。

難易度が高い採用への対応どうすればいいのか?

採用計画が決まっていたり、現場が求めている中で「採用どうしたらいいのか」と迷ってしまいます。

どの企業もシニア層の採用を進めており、技術顧問でAndroidエンジニアを採用して「自社のジュニア・ミドルクラスの育成をする」企業も増えてきています。特にOffersではプルリクエストの確認、勉強会の実施といった技術顧問活用も進んでいます。

React Native vs Flutter (マルチプラットフォームの選択)

数年前はゲーム含めネイティブアプリ開発が盛んでしたが最近は Webアプリの開発に波がきているように思います。

サービスやプロダクトの背景として、メディア・D2C・SaaSといったWeb完結するサービスが伸びてきている・開発されているのがありそうですが。(筆者の所感などでファクトはありません)

Flutterの利用企業が一気に増加

最近はFlutterを採用する企業が増えています。Offersでは約7割の企業(マルチプラットフォーム開発をしている40社のうち)が利用。企業ごとに利用の背景がありますが、ユーザーデータを見るとFlutterに興味がある方が増えており、今後FWの選択をされる方は参考にしてみてください。

言語・ポジション別給与水準

フロントエンド

フロントエンドはほぼ差がありませんが、TypeSciprtは実態が他よりも500円程度高めになっています。

Vue.jsは技術顧問の採用などで最高値が他よりも500円程度高くなっています。

サーバーサイド

全体は3,000-5,500円の幅で動いていることがわかります。新卒や1-2年目などの駆け出しの場合はここまで高くならない可能性もありますが、3-10年目でマネジメント経験などを加味しない場合はこの辺りに収束します。

マイクロサービス化を実現する企業も増えてきており、Go は高めです。が、それよりも高いのがKotlinで「ニッチなほど市場に人材が少ない」ので採用しようとすると金額が高くなります。

言語・ポジション別求人倍率

フロントエンド

Reactが1番高く、Vue.js・TypeScriptはそこまで変わらない数値です。Reactは利用も多いので倍率も高くなっていますね。

サーバーサイド

Go、Rubyは求人数も多いですが、需要に対してまだ競争が多い言語です。JavaやPHPは言語の歴史と比例して経験年数が長い方も多いですが、最近のスタートアップ/ベンチャー(プロダクト種類・提供機能にもよります)ではあまり利用されていないため、競争がそこまで高くない状態です。

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さいごに

HR領域は「事業や経営に必要な採用に関するデータ、意思決定を支えて採用を楽にするデータやみやすいデータフォーマットが不足している」と感じています。

Offersではデータ公開し、企業の皆様や働く皆様がよりスムーズにマッチング/キャリア選択できるようにサポートしていきます。

副業・転職、採用をお考えの皆さまは引き続きよろしくお願いいたします。

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