ウェブ開発の種類と相場
スマートフォンの普及により、私たちの日常にはインターネットが欠かせないものとなりつつあります。そんな中、ビジネスにおいてウェブ開発は非常に重要な要素になっています。
ウェブ開発とは、具体的にどのようなことを指しているのでしょうか?基本知識や開発にかかる費用の相場についてまとめていきます。
ウェブ開発とは?
『ウェブ開発』とは、インターネットを利用するためのシステムを整えることを総称したものだと捉えられています。開発の範囲は多岐にわたり、ホームページの制作やページのデザインなども含まれています。
項目ごとの相場
ウェブ開発にかかる費用の相場は、項目ごとに異なります。
ホームページをリニューアルする際にかかる費用は『60万円程度〜』、スマートフォンに対応しているページの場合は『25万円程度〜』といわれています。
これらの料金は、10画面分の費用を表しているため、画面数に応じて費用も変わってきます。ほかにもウェブ開発にはさまざまな項目があり、加えたいシステムによってかかる費用も変わります。
依頼するときに必要な知識
ウェブ開発を業者に発注する際、発注者側にも最低限知っておきたい知識があります。ある程度知識があると発注もスムーズに行えるため、押さえておきたい知識についてチェックしていきましょう。
ウェブ開発の流れ
ウェブ開発を依頼する際に、知っておきたいことの一つに『ウェブ開発の流れ』があります。流れを理解した上で発注を依頼すれば、おおよそどのくらいの期間や費用で制作できるかの検討もつけられます。
ウェブ開発に必要な工程は、簡単に説明すると『要件定義書の策定→サイト設計→デザイン作成→システム実行→サーバー取得→公開→動作確認』といった流れになっています。
要件定義とは、発注者側と受注者側のイメージを統一するために行う作業なので、プロジェクトの基盤となる大切な工程です。この工程でできあがる要件定義書に沿ってシステム構築が開始されるので、最低限、要件定義書に関する内容だけは押さえておく必要があります。
見積書の読み方
ウェブ開発を依頼すると、制作者から費用の書かれた見積書が送られてきます。見積書の中でも分かりづらい費用が『ディレクション費』です。プロジェクト全般に関わるディレクターの稼働対価を指しています。
実際にシステム構築を行う作業以外に、先ほど触れた要件定義などをクライアントと行うのがディレクターです。システム構築以外にも費用がかかるということを知っておくと、おおよその費用が予想しやすくなります。
ディレクション費と勘違いされやすいのが『CMS』です。CMSとは『コンテンツ・マネジメント・システム』の略で、ウェブページを管理するシステムのことを指しています。
管理自体は、オペレーションシステムが行えるように設定するため、そのシステムを構築するとCMS費が発生します。
ウェブ開発業者を選ぶポイント
ウェブ開発に関するさまざまな側面について見てきましたが、実際に開発業者に依頼する際には、どのように選べばよいのでしょうか?
ウェブ開発業者を選ぶときには、いくつかポイントがあります。ニーズにあったサイトを制作してもらうためにも、知っておきたいポイントについて見ていきましょう。
得意な分野を確認する
ウェブ開発業者を選ぶ際のポイントの一つ目が、依頼する業者の『得意な分野を確認する』ことです。
ウェブ開発を行っている業者にはいろいろなところがありますが、どの業者にも得意としている分野があります。求めているシステム開発を行った実績があるのか否かを確認し、実績のある業者に依頼するのがよいでしょう。
自社開発がどの程度か
ウェブ開発業者を選ぶ際のポイントの二つ目が、『どの程度自社開発を行っているのか』を知っておくことです。
業者によっては、開発の依頼を受けたあと、下請けに業務を全て丸投げしているところもあります。そのような業者だと、見積額がほかに比べて高かったり、システムに何かあったときのサポートがなかったりします。
そのため、全部ではなくても『どの程度自社開発を行っているのか』を知っておくことも大切です。書類やサイトだけではわからないときは、契約前に直接聞いておくとよいでしょう。
フリーランスに依頼する場合
フリーランスにウェブ開発を依頼する場合、企業と異なるメリットがあります。
それが、『制作者と直接会って打ち合わせができる』という点です。制作者と直接要件定義を行えるため、発注者側のイメージを具体的に反映することができます。
ただし、依頼するフリーランスによって、仕事の納期や費用に対しての基準にバラつきがあります。しっかりと信頼関係を築くことがフリーランスに依頼するときのポイントです。
まとめ
ウェブ開発の重要性は、近年ますます増加しています。ウェブ開発を依頼する場合は、依頼者側もおおまかな流れや要件定義書についての知識は、最低限学んでおくとよいでしょう。
企業やフリーランスに依頼するのか、費用の相場や求めているサービス内容に合わせて、失敗しない業者選びをしましょう。