ウェブデザインの相場
インターネットやスマートフォンが普及するにつれ、多くの企業のビジネス環境が変わりつつあります。そんな中、企業やブランドのイメージを左右する要素の一つに『ウェブサイト』が挙げられるでしょう。
独自のこだわりをウェブサイトに反映させるためには、ウェブデザインが必須です。ウェブの構築には、どのくらいの費用が必要なのでしょうか?その相場についてまとめていきます。
ページ別のウェブデザイン相場
ウェブデザインにかかる費用は、ページや対応している端末ごとに異なります。たとえば、サイトの看板にもなるトップページの場合、PCに対応したデザインだと『5〜13万円程度』で、スマホに対応したデザインだと『4〜10万円程度』が相場といわれています。
下層ページは、トップページに比べると費用が安くなる傾向にあります。相場は『2〜5万円程度』で、A4サイズ2枚程度の長さです。
下層ページと似ていますが、内容が少し違うページを派生ページと呼びます。このページの相場は『1〜3万5000円程度』です。
ウェブコーディングの相場
ウェブデザインを行う際には、『ウェブコーティング』を制作する必要があります。これに関してもデザインの相場と同じで、最も費用のかかるページはトップページです。その相場は『1〜3万円程度』とされています。
そこから順に、下層ページは『8000円〜2万円程度』、派生ページは『5000円〜1万5000円程度』となっています。
その他サポートの相場
ウェブ制作においては、デザインやコーティングのみだけでなく、その他のサポートにも費用をさくことが大切です。
たとえば、制作したホームページを閲覧してもらうための集客方法として、ウェブ広告を出稿するときにかかる費用もそれにあたります。ちなみに相場は『5万円〜』となっていて、それなりの成果をあげたい場合は、最低でもこのくらいの費用はかける方がよいとされています。
フリーランスに依頼する場合
フリーランスの特徴は、クライアントからの要望をヒアリングして制作するという点です。個人とのやりとりになるので、より詳細なイメージを伝えることができます。
フリーランスに依頼する際の費用はどのくらいなのでしょうか?ウェブデザインとコーティングの相場をまとめていきます。
ウェブデザインの相場
まず、企画構成費が必要とされていて、その相場が『1万5000円〜』が相場とされています。トップページの相場は『2万円程度〜』、下層ページは『5000円程度〜』、ランディングページは『1万円〜』が大体の相場です。
その他、スマートフォンにも対応した仕様にしたり、ロゴを制作したりすると、そのぶん別途で費用がかかります。
コーディングの相場
コーティングの相場にもいくつかありますが、さまざまなサイトで公開されている費用の中でも最安値についてまとめます。
基本設定でかかる費用が『3万円〜』、ページ作成が『5000円×ページ数』です。ウェブコーティングは、デザインを行う上で必要な作業なので、コーティングとデザインの両方を一括で下請けしているケースも多いです。
制作業者を選ぶポイント
制作業者を選ぶポイントは、費用だけではありません。技術力や対応してくれる範囲など、判断基準に入れたいポイントがいくつかあります。知っておくと便利な点についてまとめていきます。
業界の知識
ウェブデザインやコーティングにも『流行り』があります。そのため、業界の流行を押さえているか否かで費用やクオリティーに差が出てきます。
だからと言って流行りを知らない業者だと悪いというわけでもなく、そのぶん制作費用が安ければ、こちら側からフォローすることで、流行りに乗っかりつつも安い費用で制作するという方法もあります。
技術やスピード
制作者側の技術やスピードは、ウェブデザインにおいて大切な要素です。
当初予定していた制作期間よりも急ぎで完成させてほしいとき、追加費用を払えば対応してくれるのかどうかという点にも関わってきます。
難しいプログラミングに対応できる技術力を備えているかも大切です。技術のない制作者に依頼してしまうと、難しい内容に関しては別の業者に再委託をお願いされるというケースもあります。
対応してくれる範囲
ウェブ制作は、デザインとコーティングの工程のみで完成するわけではありません。サイトの方向性を決めるディレクションやシステム面のサポートも必要になってきます。
複数の工程が必要なウェブ制作なので、デザインやコーティングの相場のみで発注先を決めるのは危険です。
一連の作業を一括して行っているところもあるため、まとめて依頼した方が費用も抑えやすくなり、統一感のある工程でウェブ制作を行えます。
まとめ
近年、ウェブデザインは、ビジネスにおいて欠かせない要素の一つとなっています。フリーランスや企業など、委託する先によって特徴や値段も異なるため、自分の求めている工程で制作できる発注先に依頼しましょう。