プロダクトマネージャーの勉強方法
プロジェクトマネージャーには、プロダクト全体に責任を持つ立場であることから、広範囲の知識や高いスキルが求められています。
そのため、変化に対応し続け成果を出すためには知識の更新が必要です。では、どのようにプロダクトマネジメントについて学んでいけばよいのでしょうか。
勉強会などのイベントに参加する
国内には、Web業界でプロダクトマネジメントに興味を持っている人達のコミュニティ『Product Manegers Japan』があります。
その他にも、ソフトウェア開発に強く流行の開発手法を使ったプロダクトマネジメントについて研究している人向けのコミュニティ『POStudy ~アジャイル・プロダクトマネジメント研究会~』などのコミュニティがあります。
これらのコミュニティでは勉強会が実施されており、そこに参加するのは良い手段です。
また、「愛されるプロダクトを創ろう」をテーマに開催された『プロダクトマネージャー・カンファレンス2018』の公式サイトには、講演で使用されたスライドや、まとめなどが一部公開されており、理解の助けとなることでしょう。
本や動画で勉強する
現在では、『顧客の心を捉える製品の創り方』『世界で戦うプロダクトマネージャーになるための本』『プロダクトマネージャーの教科書』など、プロダクトマネジメントについて書かれた本が出版されています。
関連する内容について綴られたビジネス書は多く出版されており、問題解決の糸口となるケースもあります。
また動画で講座が公開されているWebサイト『Udemy』では、プロダクトマネジメントを勉強しようという方向けに入門講座動画が公開中です。
書籍に比べて値段は高めですが、現役プロジェクトマネージャーによる講座動画は参考になるのではないでしょうか。
プロダクトマネージャー・カンファレンスに参加しよう
2016年から開催されている『プロダクトマネージャー・カンファレンス』について改めて紹介します。
プロダクトマネージャー・カンファレンスとは
『プロダクトマネージャー・カンファレンス』は、プロダクトマネジメント関係者や、これからなろうという人が集まるきっかけを作ることを目標に開催されているイベントです。
2018年11月6日から7日の2日間、秋葉原で開催された『プロダクトマネージャー・カンファレンス2018』では、LINE・サイバーエージェント・ZOZOなど今を代表する企業から28名がスピーカーとして登壇し、プロダクトマネジメントについて語られてました。
たくさんの学びや気付きが得られる
登壇者は、いずれも現役のプロダクトマネージャーやそれに近い立場にいる方ばかりです。それだけに、講演を聞くだけでも多くの学びや気付きが得られるでしょう。
また、2017年は当初定員300名だったところから、拡大して400名になった実績があります。また2018年は500名以上の参加者がいました。
プロダクトマネージャー・カンファレンスはプロダクトマネジメント関係者に、情報や意見を交換する場の提供を目的として企画されている側面もあり、同じような立場の参加者と交流することでも、多くの知見や人脈が期待できます。
公開資料を活用しよう
前述のとおり、プロダクマネージャー・カンファレンス2018でセッションに使用されたスライドの一部や、まとめなどが資料として公開されています。
記事執筆時点で公開されている資料は、『LINE開発の舞台裏とプロダクトマネージャー』や『愛されるプロダクトマネージャーのプロダクトマネジメント~愛されるためにまずは成果を残す~』など全部で21点となっています。
また、2017年分は公開資料まとめというページが作成されており、少数ですが今でも閲覧可能な状態です。
勉強会に参加してみよう
記事冒頭で触れたコミュニティで開催されている勉強会以外にも、プロダクマネジメントについての勉強会は開催されています。そうした勉強会への参加も、有力な勉強方法と言えます。
勉強会で学べる内容
2018年7月26日に開催された勉強会では、プロダクトマネージャーについての情報がまだ少ないという前提で、プロジェクトマネージャーとの相違点や、どんな業務を遂行しているのかなど基本的な内容でした。
その後、実際の苦労や成功・失敗事例などが、現役プロダクトマネージャーから語られたようです。
また、この勉強会は参加費が無料だったそうなので、まずは気軽に参加見るのも良いかもしれません。
参加するメリット
勉強会には、プロダクトマネージャーや、プロダクトマネジメントについて学ぼうという方が参加しています。
同じプロダクトマネージャーや、ベテランのプロダクトマネージャーと話すことで、生の知識や考え方が得られることは、広い視野を持ち状況や変化に適応していかなくてはならないプロダクトマネージャーにとって、大きなメリットがあると言えるでしょう。
まとめ
書籍や本、勉強会などまだまだ情報の少ないプロダクトマネジメントについて学ぶ方法を紹介してきました。
これから勉強しようという方は、無料の勉強会への参加や、書籍や動画講座など気軽に勉強できる方法から進めるのが良いのではないでしょうか。また、有料ですが『プロダクトマネージャー・カンファレンス』へ参加するのもおすすめです。