学生と社会人が繋がり、新たな価値を創るコワーキングスペース『HLS弘前』

青森県弘前市。若者を中心に、世代や地域を超えて、多様な人々が学びあい新しい価値を創り出しているコワーキングスペースが「Heart Lighting Station弘前」(以下、HLS弘前)です。学生と社会人が繋がるたくさんの仕掛けを提供し、誰もが学び合える、誰もが先生になれる、そんな場づくり進められています。今回はHLS弘前 辻様にお話を伺いました。

「HLS弘前」とは?

若者を中心に新たな価値を創る場所

HLS弘前は株式会社まちなかキャンパスが運営するコラーニングスペースです。

「世代や地域を超えて、多様な人々が共創し、ともに未来を切り拓く」をコンセプトに、2017年4月29日にオープンしました。

「学校の中だけでは、育て切ることが出来ない。」

11年間、子供たちと熱い毎日を送ってきた元教員のそんな思いから、この場が生まれました。

弘前市は人口17万人のうち、約1万人が学生です。

次世代を担う若者が中心となって、立場を超えて学び合いながら、新たな価値を創り出すことを目指しています。

「まちの学校」として、人や組織や地域の学び・成長を様々な角度からサポートすることで、誰もが自由に学び、輝ける社会づくりに貢献します。

世代や地域を超えて、多様な人々が学びあう環境

HLS弘前の最大の特徴は、大学生や高校生が常に出入りしていて、社会人と様々な形で繋がり、新しい活動を始めるところにあります。

世代や地域を超えて、多様な人々が学びあう環境が整っています。

最近では、HLSに集う学生が、地域の事業者の課題解決に挑む「まちなかキャンパスプロジェクト」が盛んです。

特にコロナ禍においては、地方の事業者が抱えるSNSリテラシーの低さ、と言った課題を、大学生が改善し、新商品のプロモーションに繋げるなど、その活躍の場が広がっています。

学生と社会人が繋がるたくさんの仕掛け

HLS弘前では、オープン以来、年間約100本のイベントを開催してきました。

全国からアントレプレナーをお招きして、地域の方々と繋ぎながら、新たなアクションを誘発したり、地域にいる何かやってみたい若者が、企画・運営するイベントをサポートしたりするなど、誰かの背中をそっと押すような場面をたくさん作っています。

イベント以外でも、学生と社会人が繋がるタイミングが、溢れています。

変化していく「働き方」

IT化で無現に広がる新しい生き方

青森県は1次産業従事者が全国でトップクラスに多く、またIT普及率が全国でワースト1ともいわれています。

パソコン一つあれば、どこでも仕事ができるという人は、相対的に少ないかもしれません。

逆に言えば、これから様々な仕事においてデジタルトランスフォーメーションが起こり、働き方を変えていく伸びしろが無限にあります。

すでにりんご農家でもIT化が進み始めていますが、農業×ITをはじめ、○○×ITという部分には可能性しかありません。

コロナの影響もあり、場所を選ばずに、全国を旅するように働くリモートワーカーが一気に増えています。

そういった人材と、自治体あるいは地域の事業者を繋ぎながら、DX化を加速させ、地方ならではの暮らし方と、都市と変わらない働き方が融合した、地域の新しい生き方が生まれていくと考えております。

理想の「働き方」とは?

遊ぶように働く、働くように遊ぶ

職業に貴賤はなく、どの仕事もそれぞれにとっての価値があると思います。

大事なことは、オーナーシップをもってその仕事に取り組めているかどうかだと考えています。

それぞれの強みを生かして取り組むことができる仕事であれば、なお良しです。

また仕事とプライベートの境目は、どんどん薄まっていくのではないかと思います。

遊ぶように働く、働くように遊ぶ、そんな姿が理想でしょうか。

必要になるのは専門性を身に付けること

理想の働き方をするには、やはりそれぞれ専門性が必要になるのではないかと思います。

その人にしか取り組めない仕事、その人だからこそできる仕事を身に付ければ、オーナーシップをもって働くことに繋がっていくと考えます。

一方、出来る限り自動化できることを増やし、よりクリエイティブな仕事に注力できるようになれば、単純な作業ではない、その人ならではの理想的な働き方が生まれていくのではないでしょうか。

たとえば地方では、まだ手書きで記録した数字を、一つずつ計算機で足していくようなシーンをたくさん見かけます。

こういった仕事をなくしていくことも必要だと思います。

「HLS弘前」が提供できる価値

誰もが自由に学び、未来を切り拓ける場所

「何か始めたいと思ったら、とりあえずHLSに行ってみよう。」そう考えてくれる若者が増えてくれたら嬉しいです。

もちろん若者だけでなく、高齢者でも、子育て中のママでも同じです。

これまでも「教える↔教えられる」の関係ではなく、誰もが学び合える、あるいは、誰もが先生になれる、そんな場づくりを進めてきました。

中学生プログラマーが大人相手にプログラミングを教えたり、ブロックチェーンに詳しい大学生がこれからのお金のあり方について講演を行ったりすることもあります。

誰もが自由に学びたいことを学べて、自ら未来を切り拓けるような環境づくりを徹底していきたいです。

スタッフが語る「HLS弘前」の魅力

HLS弘前は、駅からのアクセスも良く、目抜き通りである商店街に位置しているので、作業の合間にランチに出かける際にも、非常に便利です。

また徒歩圏内に、弘前公園やレンガ倉庫美術館があり、観光の合間の作業スポットとしても使いやすいです。

全面ガラス張りの空間は、開放的で、用途によって形を変えて使用することができます。

外からも丸見えなので、適度な緊張感のもと、作業に集中することができます。

設備・入会方法

設備

  • 席数(フリー/ワークエリア):18席
  • イベント貸切可能(全面4,000円/時、半面2,500円/時)
  • 椅子/テーブル/ディスプレイ/プロジェクター/HDMIケーブル/壁一面ホワイトボード/電源タップ/無料Wi-Fi/トイレ/複合機/ウォーターサーバー/電子レンジ/冷蔵庫/ミラー/照明設備/電源

※壁一面のスクリーン、兼ホワイトボードは、講義スライドを映しながら、書き込んでいくことも可能です。

※テーブルは移動可能で、利用用途に合わせて配置を変更することもできます。

入会方法

  • 会員は一時利用会員と月額会員の大きく分けて2つです。

    詳しいプランはこちらよりご覧ください。

  • 一時利用会員のご契約の流れは下記になります。

    1)HPより会員登録をする

    2)施設利用開始

  • 月額会員のご契約までの流れは下記になります。

    1)WEBサイトより、応募

    2)施設見学と代表との面談

    3)書類を提出

    4) 入金確認〜サービス利用開始

世代や地域を超えて、誰もが学びあえる「まちの学校」で、ともに未来を切り拓いていきましょう。

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