楽しく・豊かに働けるスペースを目指して
FAROをご利用いただくようなフリーランスやベンチャー企業の方々は、少人数で大変忙しく働かれています。そこで、より効率的なオフィス環境が必要なため、働き方の多様性に対応できるプラン内容(住所利用、デスクプラン、個室オフィスなど)の充実とデザイン性やファシリティといったハード面の充実だけではない、食やアートといった文化的要素を大切に考えています。
楽しく・豊かに働けるオフィス環境
FAROは土地を取得してシェアオフィスのためにイチから建物を企画・設計した複合施設のため、オフィスと言っても働くためだけに来る場所ではなく、様々な経験がオフィス環境の中で得れるような場所作りをしています。
特に少人数で働くフリーランスやベンチャー企業の方たちは忙しい中、一人で仕事をこなしているような方が多いためFAROに来ることで少しでも、気分転換がうまくできたり、仕事が捗ったりといった、気持ちが良くて快適なオフィス環境になるよう努めています。
例えば、コーヒースタンドでバリスタさんが丁寧にいれてくれる美味しいスペシャルティコーヒーが飲めたり、仕事だけではないちょっとした会話ができたり、自然なコミュニケーションができるような、人が行き交う動線づくりも考えて建物の設計をしています。
FARO神楽坂のメンバーズラウンジには、美術館にも収蔵されているような世界中のアーティストの現代アートを設置しており、施設内のギャラリーでは定期的に企画展やFAROのコレクション展を開催しています。展覧会期間中は実際にギャラリストやアーティストも在廊しているので、アートの世界にも気軽に触れることができ、オフィスご契約者様だけでない、様々な方が訪れることが可能な場所になっています。
施設内に緑化したテラスや屋上といったリラックスできる屋外スペースがあることも特徴です。
食やアートといった文化的要素を大切にする理由
まずは運営者側の私たちがどんなオフィスで働きたいか、効率を求めながらも丁寧に手掛けるところのバランスを大事に考えました。インキュベーション・オフィスの役割として、新しい価値を創造するエネルギーを持った起業家の方たちへ、新しい可能性やモノのみかた、想像力から生み出されたアートやカルチャーに触れてもらう環境を作ること、知性と心の豊かさを育む環境には、食をはじめそれらは不可欠なものだと考えています。
出典:【ART HOURS】「人が交わり、価値を生む場」に。空間のコンセプト
アートのあるオフィス
(C)TOJO Shinnosuke
ギャラリーでは我喜屋位瑳務さんの個展をはじめ、VOCA展2019にてグランプリであるVOCA賞を受賞した東城信之介さんの個展など、国内の若手作家を中心に定期的に企画展を開催しています。
FAROのコレクション展としてはラファエル・ローゼンダール、大山エンリコイサムや、アレックス・ダッジの展覧会を開催しました。
アレックス・ダッジの展覧会は同じ神楽坂にある現代アートギャラリー、Maki Fine Artsさんと同時開催しました。アレックス・ダッジはニューヨーク近代美術館、ホイットニー美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館などに作品が収蔵されているNY在住のアーティストですが、実際にFARO神楽坂まで訪れて作品のメンテナンスをしてくれたりと、気さくに交流をしてくれています。
メンバー間の交流
エンジニア同士の交流は多くあり、入居企業主催のもくもく会(黙々と作業をするイベント)に参加したり、お仕事でエンジニアに開発をお願いすることがたびたびあります。イベントはコロナ後の現在はオンラインで開催しています。
他には士業(税理士/会計士等)のメンバーにお仕事を依頼している方は多いです。デザイナーはFARO青山のメンバーに多いので、神楽坂のメンバーが青山のデザイナーさんに依頼するようなこともあります。
入居メンバーnote記事
『FARO』が考える今後の「働き方」
職住近接は以前から注目されていましたが、コロナ後にはより「生活圏内にあるオフィス」というのは重要になると思います。実際にFARO神楽坂は近隣のメンバーが多く、契約駐輪場は常に満車ですし、シェア自転車で通勤している人も多いです。
リモートワークについてはコロナの影響でずいぶんと加速しましたが、今後はより重要になると思いますし、オフィスの縮小移転も増えると思います。FAROでは企業にお勤めの会社員の方からのお問い合わせや、ご利用はまだ少ないですが、今後はユーザー層になっていくと思っています。
職住近接の社会に向けてやるべきこと
年齢や業種などによっても違うとは思いますが、まずは主体的に働くことだと思いますし、自分にとって居心地のいい場所や環境、コミュニティを意識的に選択していくことだと思います。
限られた人生の多くの時間を過ごす場所として、オフィスや働き方は非常に大事ですが、住む場所も同様に大事です。職住近接を考えたときに自分にあった場所を選択できる選択肢があることや、アンテナを立てておくと働き方や人生が変わると思います。
理想の「働き方」とは?
人それぞれだとは思いますが、選択肢があること、ストレスがないこと、毎日の時間を過ごす場所が気に入った場所であること、主体的に働いていること、こだわりがあること、働くことが楽しく、豊かであると感じること。
コロナの影響でリモートワークが進んでいますが、今後はよりオフィスの役割が理想の働き方の大事なポイントのひとつになると思います。その中でFAROは、短期的な利益や価値を考えておらず、価格やスペックだけで評価されない、長きに渡って時代を超える普遍性を兼ね備えた価値を提供できる場所を目指していきます。
イチからこだわり抜いた施設の魅力
FARO神楽坂には、土地情報の電話がかかってきた瞬間から関わっており、以前の建物が立っているところに実際に土地を見に行き、地鎮祭を行うところから企画に参加しています。FARO神楽坂は、一棟目のFARO青山での経験をもとに、より使いやすく、より自然なコミュニケーションが可能な導線やオフィス環境づくりにこだわりました。
FAROは会員制のシェアオフィスですが、施設内にアートギャラリーやコーヒースタンドがあることで、会員だけの閉ざされた場所ではなく、様々な人が訪れるオープンな場所となっており、風通しの良いオフィスでスタッフもとても気に入っています。
コマーシャル・ギャラリーに見られるFAROのこだわり
設備面はひとつひとつ選んでいるのでどれもこだわりのものが多いですが、ホワイトキューブのコマーシャル・ギャラリーがあるシェアオフィスは日本や世界的に見てもFARO神楽坂くらいだと思います。
FARO神楽坂のギャラリーは、日本初の現代美術ギャラリーである東京画廊出身のギャラリスト(アートアンドリーズン株式会社)がディレクションしています。FAROでも現代アート作品をコレクションしており、企画展の合間にコレクション展を開催することもあります。
設備について
主な設備としては、以下のようなものがあります。
- 1名から10名程度まで入居可能なスモールオフィス(19部屋)
- 1〜2名で使用可能なプライベートデスク(ブース席)
- メンバーズラウンジ内のフリーアドレス席
- 法人登記や住所利用、郵便転送、03番号取得が可能なバーチャ
ルオフィス - FARO青山と相互利用可能な予約制で使える会員専用の会議室
(1室) - メンバーズラウンジ、シェアキッチン、中庭テラス、屋上、ギャ
ラリー、コーヒースタンド(WHY NOT Specialty Coffee &) - 電源、有線LAN、無線WiFi、複合機、シュレッダー、ポスト
、ロッカー、駐輪場
以上のように、働き方やビジネスのステージにあわせてご利用いただける多様なプランをご用意しています。
設備に関しては、どれもこだわりのものが多いですが、共用のゴミ箱や喫煙所の灰皿はイタリアから取り寄せ、業者さんから日本初上陸と言われました。他にもあまり宣伝していませんが、テラスのベンチ上には屋外ヒーターも設置しており、テラスや屋上にも屋外WiFiを完備しています。
最近のシェアオフィスやコワーキングスペースにはフリードリンクのベンダーを導入しているオフィスが多いと思いますが、FARO神楽坂では、バリスタがいれるコーヒースタンドを併設しています。気軽にコミュニケーションを楽しめる場所としてオフィスメンバーはもちろん、神楽坂の街の方々にご愛顧いただいており、FARO神楽坂の顔とも言える場所となっています。
【KITCHEN BROTHERS】による「WHY NOT Specialty Coffee &」の紹介記事
入会方法
内覧はご予約制でご案内しています。入会には弊社指定の申込書とあわせて必要書類をご提出いただいています。
詳細はWebサイトをご確認いただき、入会希望の際はご連絡ください。
最後に一言
FARO神楽坂のメンバーはフリーランスや起業したばかりの一人から数名で働いているベンチャー起業がほとんどです。一人や少人数で働いていると、行き詰まることもありますが、FARO神楽坂で働く皆さんの働く姿は、お互いに励みになり、モチベーションアップにつながっています。コーヒースタンドWHYNOTでの一息も気分転換におすすめです。
コンセプトやアートなどいろいろと書きましたが、施設の価値基準
FARO青山、FARO神楽坂に続き、まだ先になりますが三棟目