エンベデッドシステムスペシャリストは転職に強い?おすすめ業界とは

エンベデッドシステムスペシャリストは、システムエンジニアにとって取得メリットの大きい資格です。専門性が高いスキルが求められ、今後も業種の垣根を越えて需要が拡大していくでしょう。転職や独立に活かせるポイントや、狙い目の業界などを解説します。

Offers」では、エンジニア・PM・デザイナー向けにキャリア、スキル、働き方についての役立つイベントを開催しています。無料登録・ログインで、人気のイベント動画は今すぐアーカイブ視聴可能です。動画を視聴して、最新の技術トレンドや実践的なノウハウを手に入れましょう!

【限定配信】アーカイブ動画を今すぐ視聴する!

エンベデッドシステムスペシャリストのメリット

エンベデッドシステムとは、デジタル家電などの電子機器に組み込まれているシステムです。エンベデッドシステムスペシャリストの資格を持つと、エンジニアとして主に2つのメリットが期待できます。

専門知識の証明ができる

エンベデッドシステムスペシャリストは組み込みシステムに関する幅広く深い知識を求められ、ハードごとに最適なシステムを構築できるスキルが必要な資格です。

PCなどに代表される汎用的なシステムと違い、エンベデッドシステムには高い専門性が要求されます。エンベデッドシステムスペシャリストになることで、ハードとソフトを適切に組み合わせる知識や能力を持つことの証明になるのです。

将来的なニーズが高い

最近は『IoT』の概念が普及し、デジタル家電など身の回りのあらゆる『モノ』がインターネットとつながるようになりました。またAIを利用したロボット制御も、製造業界などで盛んに取り入れられています。

近年においても、IoTやAIなどの普及により、ハードウェアを意識した開発の需要は増えてきています。製造業だけでなく、農林水産業や行政機関など業種問わず導入が広がっているのです。

IoTは今後さらに多方面での実用化が予想される分野なので、エンベデッドシステムスペシャリストの世の中におけるニーズも高まっていくでしょう。

資格取得は転職に有利?

エンベデッドシステムスペシャリストになると、転職活動にどのような影響を与えるのかを解説します。

難易度が高いので評価が上がる

国家資格である情報処理技術者試験の中でも、エンベデッドシステムスペシャリストはスキルレベルが最高の4に位置づけられています。ITストラテジスト試験やプロジェクトマネージャ試験などと同ランクです。

他のスキルレベル4資格と同じく、エンベデッドシステムスペシャリストの合格率は例年20%を切り、難易度の高いIT系の資格試験となっています。難関を突破しなければ取得できない資格であること自体が、高い評価を得られる要素の一つと言えるでしょう。

出典:エンベデッドシステムスペシャリスト試験 - 情報処理技術者試験 - IPA

即戦力の証明になる

IoTやAIの分野は各業界で現在急速に導入が進み、その範囲はこれまで組み込みシステムが使われてこなかった業種にも拡大しつつあります。

エンベデッドシステムスペシャリストは、現場ですぐに活躍できるスキルや思考を身に付けることが、資格取得における目的の一つです。

また、取得の際は実務経験の有無も合格を左右する要素となり得ます。そのため有資格者であることは、開発の現場で即戦力として使える人材だという証明になるのです。

独立の際にも有利になる

将来的に独立してITエンジニアを目指す場合も、エンベデッドシステムスペシャリストの資格があると有利です。フリーランスの組み込みエンジニアに向けた求人は現在増加しており、IoTやAIを取り巻く世の中の動向を見ても、今後さらに需要は高まるでしょう。

企業側にとって、スポット契約で働いてもらえるフリーの人材はありがたい存在です。また雇われる側としても、独立して自分の能力に合った仕事だけを厳選して取り組めるというメリットがあります。

資格をより有効に使うには

エンベデッドシステムスペシャリストの資格をただ持っているだけでは、資格が持つメリットを活かせているとは言えません。組み込みのスペシャリストとしてより自分の価値を高めるために、何ができるかを考えてみましょう。

コミュニケーション能力を高める

エンベデッドシステムスペシャリストを含め、全てのシステムエンジニアにとって最も大事なことは、システムをクライアントの要望に沿った形に仕上げることです。

そのためにはクライアントとの打ち合わせを円滑に進められる、高いコミュニケーション能力が求められます。

どれだけ組み込みのスキルが優秀だとしても、ゴールはあくまでもハードやソフトに期待通りの動きをさせることです。クライアントからのヒアリング力を高めると同時に、プログラマーなどに的確な指示を出せる能力も必要です。

転職先の業界を絞る

エンベデッドシステムスペシャリストは、IoTへ本格的に取り組む企業から多くの需要が見込めます。

しかしIoT市場は参入業種が多岐に渡り、業種間で組み込むハードの種類が豊富です。転職する際は自分の得意な組み込み設計ができる業界を選ぶとよいでしょう。

これから市場規模が広がる業界として、運輸、製造、娯楽・宿泊施設、物流などが注目されています。エンベデッドシステムスペシャリストとして自分の得意な業種を確立できれば、引く手あまたの存在になれる可能性もあるでしょう。

まとめ

組み込みシステムの設計や構築は専門性の高いスキルが求められるため、エンベデッドシステムスペシャリストに対するニーズは高まる一方です。

IoTやAIの市場がどの業種で伸びているかを知るために、世の中の動向にアンテナを張り続けることが大切です。その上で自分の能力に合った業界を選ぶようにしましょう。

見逃し無料配信!続々追加!
45本以上の人気テックイベントが見放題

業界トップクラスの開発者たちが"実践で使える"最新技術トレンドを徹底解説!React、Next.js、Go、TypeScript、セキュリティ、テスト設計まで幅広くカバーした45本の厳選イベントを見逃し配信中。すでに4,000人以上のエンジニアが視聴申込み!⇒ 全45本のイベント一覧をもっと見る

【2025年3月最新】Offersで人気のテックイベントランキングTOP3

【1位】「どこまで安定してる?Express/NestJS/Hono運用者に聞く バックエンドTSのイマ」

【1位】「どこまで安定してる?Express/NestJS/Hono運用者に聞く バックエンドTSのイマ」

最新TypeScriptバックエンドフレームワークの実運用比較と今後の展望

【2位】なぜ今必要?Figma×SmartHR×DMM.com×一休 エンジニア視点で考えるデザインシステ

【2位】なぜ今必要?Figma×SmartHR×DMM.com×一休 エンジニア視点で考えるデザインシステ

大規模サービスの開発現場が語るデザインシステム導入の実際

【3位】「テストしやすいコードとは?tenntenn氏、渋川氏、zoncoen氏に聞くGoテスト設計最前線」

【3位】「テストしやすいコードとは?tenntenn氏、渋川氏、zoncoen氏に聞くGoテスト設計最前線」

Go言語の第一人者たちが語る、実践的なテスト手法とベストプラクティス

45本の人気テックイベントを今すぐ見放題
※Next.js最新版解説、実践的なLLM活用法など旬のテーマも多数!期間限定見逃し配信中
この記事をシェア

関連記事


副業・フリーランス

プログラミング

インタビュー

デザイン

お金

採用・組織

イベントレポート

転職