SREが副業から正社員へ!今後はOffersMGRで開発組織のパフォーマンスを改善していきたい。

「日本発」の分析基盤向けデータ統合自動化サービス「trocco®(トロッコ)」を展開する株式会社primeNumber。大手企業・メガベンチャーをはじめとした各社から多くの引き合いがあり、導入社数は増加の一途を辿っている。そんな同社の採用はこれまでリファラル採用のみであった。今回はCTO鈴木氏にOffers導入の背景や、今後の開発組織における課題と打ち手などを伺った。

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副業スタートは、企業と人の双方にとってメリットが大きい

Offers導入の背景から教えてください。

エンジニア採用を強化し、開発体制を強固なものにしていくため、2021年8月にOffersを導入しました。これまでリファラルのみで採用活動を続けてきたのですが、我々のプロダクトである「trocco®」は急成長を遂げており、さらなる成長のためには短期間で複数のエンジニアを採用する必要がありました。

データ統合自動化サービス「trocco®(トロッコ)」

そんな時、株式会社マイベスト CTOの渡辺さんから「Offersでエンジニア採用がうまくいっている」という話を聞いて我々もOffersを導入しようと決めました。

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CTOが採用にコミット。短期間で効率的にリードクラスのエンジニア2名を採用できた理由とは

ありがとうございます!まずは足元の開発リソース確保のために副業エンジニアが必要になったと?
その側面もありますが、正社員採用を視野に入れた長期的な観点もあります。弊社では正社員採用に関しても、まずは副業で一定期間入っていただくケースが大半です。今の正社員メンバーもまずは副業としてスタートしているケースが大半ですね。
まずは副業が起点だと。

そうですね。実際に使用している技術や社内の雰囲気は、入ってみないとわからない部分が多々あります。入社後、ミスマッチに気づいても誰も幸せにはなりません。まずは副業からスタートする方がメリットが大きいのではないでしょうか。

鈴木さん自身も副業から始めたそうですね?

はい、自分の経験則としても、いきなり知らない環境に飛び込むのは抵抗があるので、副業という一定のお試し期間はとても大事だと考えています。

10名以上のエンジニアを副業として採用!正社員化も実現!

実際にOffersを使ってみていかがでしたか?

率直な印象として、スキルの高いエンジニアがたくさん登録しているなと感じました。Offersには副業目的で登録されているエンジニアが多いと思うので、転職潜在層であるハイレイヤーの方が多く登録されているのでしょうね。

我々はSREとソフトウェアエンジニアの両方を探しているのですが、特にSREの場合、事業会社で3~4年経験積んできていること、1人でプロジェクトを回したこと、主体性をもってプロジェクトに取り組んだことがある方を探していました。Offersにはそういった我々の希望に合致する経験・スキルの持ち主も多かったですね。

Offers経由で何名くらいの方を採用されたのでしょうか?

約10名の副業エンジニアを採用することができました。そこからSREの1名に正社員へ転換していただきました。

その方はどんな方なのでしょうか?

誰もが知るメガベンチャーで勤務していたSREの方で、半年の副業を経て入社いただきました。副業期間中、頻繁にオンライン・オフラインでコミュニケーションをとって、SREとしての仕事の面白さや「trocco®」のプロダクトとしての魅力を感じていただいて、今に至ります。

コミュニケーションの具体的なところをもう少し教えてください。

毎週定例ミーティングを実施したり、月一回の会社イベントに招待して、会社の雰囲気などを感じてもらったりしていました。

副業の方に依頼する案件として、課題解決から考えてもらう「イシューベース」と、決まったものを作る「タスクベース」があると思いますが、御社ではいかがでしょうか?

基本的にイシューベースで依頼しています。ある程度タスクがはっきり決まっているよりも、ざっくりとしていて調査からはじめていただくケースが多いですね。その方がプロジェクトの進め方などのスタンスが分かるので、我々の考え方とマッチするか判断することもできます。

副業から正社員にオファーするタイミングは決まっているのでしょうか?

副業を数ヶ月やっていただくと技術レベルや人柄もわかってくるので、来てほしいと思ったタイミングでまずは軽く声をかけています。先方の転職意欲は定期的に確認し、意向が上がってきたら、より声がけをするような感じですね。

今の開発組織の課題を教えてください。

我々は「trocco®」を数年以内に国内外問わずデータマネジメントの領域におけるデファクトスタンダードにすることを目指しています。

ただ現状では冒頭でもお伝えしたように「trocco®」の成長スピードに対して、エンジニアの人数や開発スピードがボトルネックになってしまいます。まずはエンジニアを増やして開発スピードを上げていきたいですね。

Offers MGRで開発組織のボトルネックを可視化し、改善へ

先日Offers MGRを導入いただきました。こちらの導入目的も教えていただけますか?

人員増加に伴って開発スピードはきちんと改善されているのか、通常見えにくい一人ひとりのパフォーマンスはどうなっているのかを可視化して、組織改善に活かしていきたいと思い導入しました。

Four Keysの集計・可視化にも興味があり、Offers MGRにその機能も今後追加されるという話も聞いたので、早く実装されることを期待しています。

採用の次は、開発組織の生産性を高めることにフォーカスが移っていくわけですね。

そうですね、大前提としてエンジニアリソースの不足によって、プルリクエストのレビューが溜まりやすくなってしまう課題があります。「trocco®」の規模が短期間でどんどん大きくなっている中で、僕が全てのレビューに入ってきたので当然の結果ではあるのですが。

今後のさらなるスケール拡大を見据えて、2〜3か月前に機能ごとにチームを分割しました。各チームがちょうど機能し始めていているものの、デリバリーのスピードが落ちているとか、1人にレビューが集中しすぎているといったことはあるため、Offers MGRで可視化して早めに対策を打っていければと考えています。

今の活用状況はいかがでしょうか?

GitHubを連携して、GitHubのアラート機能を用いてプルリクエストのレビューが個人別・チームでどれくらい溜まってるかを確認したり、全体のメトリクスを見て現状の把握をしたりしているところです。

今後は、可視化された開発プロセスや開発組織の課題に対して打ち手を考えていきたいですね。

ありがとうございました。

編集:佐藤剛史

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