カメラの構図を学ぼう。基本パターン8種類を知って初心者を卒業

カメラの構図を身に付けることは、自分のイメージ通りの写真を演出する上で非常に重要なポイントです。カメラの構図にはいろいろな種類がありますが、まずは基本パターンから押さえるとよいでしょう。基本的な構図を8種紹介します。

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カメラの構図とは?

「本格的なカメラで撮影しているのに、どうしてもうまく撮れない」その原因は『構図』にあるかもしれません。カメラの構図は、写真を魅力的に仕上げる上で非常に重要な要素の一つです。

構図を理解するだけでも写真の印象はガラリと変わります。カメラの構図の基本知識を見ていきましょう。

被写体を配置する位置

カメラの構図とは、写真の中で『被写体をどこに配置するか』を指しています。

構図にはいろいろな種類があり、自分が持つイメージや被写体によってうまく使い分けることで、初心者の写真とは一味違った印象の写真を撮影することができます。

同じ条件で写真を撮影しても、被写体の位置が違うだけで見え方が変わるのも写真の面白いところです。構図の使い方をマスターして、自分のイメージ通りに表現できるようにしましょう。

構図作りのテクニック

カメラの構図を作るときには、押さえておきたいテクニックがあります。知らないとうまく構図を作ることができないので、写真を撮影する時は始めに考えておきたい要素です。

構図作りに欠かせないテクニックについてまとめていくのでチェックしていきましょう。

水平に撮る

構図を考えるときにまず押さえておきたいのが『水平を作る』ということです。写真を水平に保つことは、バランスのとれた写真を撮る上で欠かせない要素です。

水平が保たれていない写真だと、バランスがとれていない印象の写真に仕上がってしまいます。カメラの中には、水平を確認できる機能が備わっているものもあるため、レンズ越しに見ただけでは分からないときは使ってみるとよいでしょう。

縦と横の使い分け

被写体によって『縦と横を使い分ける』のも大切なポイントです。

写真を縦にして撮影すると『高さ』や『奥行き』を表現できます。また、写真全体が『スマートな印象』になるので、人物の全体像を撮影するスナップ写真などにも適しています。

横にして撮ると『広大さ』や『安定感』を表現できます。横向きの写真は、特に風景写真などに最適で、見たままの景色をそのまま表したいときに役立ちます。

無駄な間を埋める

構図をうまく活用したいとき『間』はとても大切な要素になります。何もない空間をあえて使うことで、写真の方向性やストーリー性を表現することも可能です。

注意したいのは『意味のない間』ができてしまうことです。間はうまく使えば効果的なのに対し、意味がないと写真上でかなり目立ってしまうことがあります。

無駄なスペースを省き、もし間を設けるのであれば意味のあるものになるように撮影しましょう。

初心者が覚えるべき基本の構図パターン

構図を考える前に押さえておきたいポイントについてまとめたところで、初心者が覚えるべき基本構図のパターンをいくつか紹介してきます。

知っているだけで簡単に実践できるテクニックですが、どれも使ってみるだけで写真にまとまりが生まれます。

三分割法 二分割法

構図の中でも活用しやすいと言われているのが『三分割構図』と『二分割構図』です。

三分割構図は、画面を三つに割ったとき、分割した線が交わる点に被写体を置く構図です。カメラによっては分割線(グリッドライン)が表示されるものもあるため、慣れるまではグリッドラインに合わせて被写体を合わせるとよいでしょう。

写真を半分に分割するのが『二分割法』です。左右対称の写真を撮影したいときにぴったりの手法で、主に風景写真などで多用されます。空と地面を1:1で分割して撮るだけでも、安定感のあるきれいな写真に仕上がります。

日の丸構図 三角構図

『日の丸構図』や『三角構図』は、被写体を際立たせたいときに役立つ構図です。

日の丸構図はその名の通り、中心に被写体を配置して余計な要素をボカして撮影します。人物のポートレートなどには最適です。

シンプルで活用しやすい構図であるがゆえに、飽きられやすいという特徴もあります。ボケをうまく生かして、被写体の特徴を引き出すのがポイントです。

三角構図は、奥行きを出したい写真で活用される構図です。並木道やビル群を撮影するとき、道を中心に撮影することで遠近感を出して、奥行きのある写真に仕上げることができます。

シメントリー構図 対格構図

『シンメトリー構図』や『対角構図』など、少し変わった構図もあります。

シンメトリー構図は二分割法とよく似ていますが、ポイントは、二つに分けたスペースの両方に対象の被写体を配置するという点です。『逆さ富士』などは、シンメトリー構図を活用した写真の一つです。

二分割法と同じように写真を二つに分割しますが、分割する線を斜めにするのが対角構図です。水平では表現しにくかった動きのある写真に仕上がります。

放射線構図 S字構図

写真を見る人に視点を一点に集中させるのが『放射線構図』や『S字構図』です。

放射構図は、一点から放射状に広がるように被写体を配置します。それにより、遠近感を出したり、消失点(定めた一点)に向かって視線を誘導したりできます。広角レンズなどと相性のよい構図です。

S字構図は、写真の中でSの字になるように被写体を配置していく構図です。S字を描く被写体によって遠近感がでる効果があり、写真全体に滑らかな動きを演出することもできます。

流れる小川の撮影などに向いており、川の動きと一緒に遠近感を出して視点誘導することもできます。

構図の作り方が学べるおすすめの本

紹介してきた構図以外にも、カメラの構図にはいろいろな種類があります。構図の作り方が学べる本がたくさん発売されているので、中でも人気を集める本を紹介していきます。

PHOTOGRAPHER’S EYE -写真の構図とデザインの考え方

基本的な構図をマスターし、さらに写真に対して知見を深めたい人にぴったりなのが『PHOTOGRAPHER’S EYE -写真の構図とデザインの考え方』です。

写真がテーマの書籍ですが、デザインに関する考え方を深められる本だと認識しておくとよいでしょう。

  • 商品名:PHOTOGRAPHER’S EYE -写真の構図とデザインの考え方
  • 価格:4104円(税込)
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ナショナルジオグラフィックのプロの撮り方

構図の説明だけでなく、作品例や機材に関する知識を深められるのが『ナショナルジオグラフィックのプロの撮り方』です。

この本の最大の魅力は、カメラマンがシャッターを切るまでに考えたことや構図の意図が学べるという点です。

被写体に対してなぜこの構図を採用したのかという説明が書かれているので、被写体に合わせた構図の選び方を学べます。

  • 商品名:ナショナルジオグラフィックのプロの撮り方
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写真構図のルールブック

『写真構図のルールブック』では、たくさんの構図について勉強できます。構図の知識と一緒に作品例を見ることもできるため、仕上がった写真の印象も合わせて知ることができるのも魅力です。

本自体が小さいので、持ち運びながら撮影するのもよいでしょう。

  • 商品名:写真構図のルールブック
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まとめ

カメラの構図は、初心者の写真と差を付けたいときに必ず身に付けたい技術です。構図を使いこなすことで、写真の印象はガラッと変わります。

まずは、三分割法や二分割法など簡単な構図から実践して、徐々に構図の使い方とできあがる写真の印象について知っていきましょう。


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