写真素材を提供するサービス7選。お得に使える高品質な写真

時間をかけて自分で写真を撮りにいかなくても、写真素材を提供しているサービスを利用すれば多種多様なデザイン作りに役立ちます。高品質で種類が豊富な写真素材をお得に使うことができる、おすすめサイトをまとめました。

写真素材の使い方

写真素材を販売しているサイトでは、風景・人物・動物など、様々な写真をダウンロードして使うことができます。

写真素材を提供しているサービスにはたくさんの種類がありますが、同じフリー素材と銘打たれていても、それぞれ使用法に制限があることが特徴です。写真素材を使う時に、注意しておきたい点をまとめました。

利用規約を読む

利用規約はサイトに訪れた人が守るべきルールが記されたものです。ほとんどのサイトで、写真素材を使うことができる範囲が限られています。

ダウンロードした写真素材自体を再販売することを禁止していたり、アカデミックな目的のみ使用可能だったりと、細かく制限が設けられていることもあるため、使用する前に利用規約を熟読することが必要です。

利用規約を理解しないまま使用してしまうと、不正行為を働いたことになり訴えられて負けるケースもあります。うっかり読み忘れていたということがないように注意しましょう。

ロイヤリティフリーとは

ロイヤリティは写真素材を使用することで発生する利用料金のことです。ロイヤリティフリーは、使用許諾の範囲内に限り、追加料金なしで使用可能な写真のことを指しています。

あらかじめどんな目的で使用するのかを申告せずに使うことができるため、便利です。使用したいタイミングですぐに使うことができ、一度ダウンロードした素材を使いまわすことができます。

ロイヤリティフリーと対極にあるものがライツマネージです。こちらは使用範囲や目的によって利用料金が変わってくるタイプの素材になります。

ロイヤリティフリーのものよりも費用がかさむものの、高品質な素材や被写体自体の価値が高い写真を使うことができます。

モデルリリースとは

人物がメインの素材として扱われている写真を使う時は、モデルリリースが取得されているものを使いましょう。

モデルリリースはモデルとなっている人物に、肖像権の使用許諾が取れているかどうかを判断するためのものになります。

モデルリリースが不明な人物写真は、本人が同意していないにも関わらず撮影されてしまった写真である可能性が高いです。

また、モデルリリースを取得している写真であっても、人物のイメージを著しく損ねるような使い方は許可されていない場合が多いため、利用規約をしっかり把握した上で使用しましょう。

Adobe stock

数多くのデザインソフトを開発しているAdobe社が運営する写真素材提供サービスです。写真素材だけでなく、ベクターデータ・デザインデータ・3Dモデリングデータなど、豊富な素材を販売しています。

Adobe stockのおすすめポイントや料金をチェックしましょう。

Adobeのデザインソフトと連携できる

Adobe stockの大きな特徴は、PhotoShopやIllustratorといったAdobe社が開発・販売しているデザインソフトと連携することが可能です。

ブラウザからサイトにアクセスして写真をダウンロードしなくても、各ソフトのデスクトップアプリ内から写真素材を購入して編集作業を開始することができます。無駄な時間を省き、作業の効率化を図ることができるでしょう。

また、写真だけでなくアーティストがデザインした、豊富なデザインテンプレートを利用できる点も魅力です。

ライセンス購入が必要

Adobe stockを利用するにはライセンス購入が必要になります。料金プランは月々払いと年間プラン(月払い)の2種類で、ダウンロード枚数ごとに料金設定が異なる仕組みです。

通常アセット(月10点まで)の料金は月々払い・年間プランともに3480円となっています。

また、未使用のライセンスは繰り越し可能になっており、使わなかった分を損することがありません。例えば、月10点までの使用の場合、最大120点まで繰り越し可能なシステムとなっています。

無料トライアルで10枚利用可能

Adobe stockでは、トライアルとして30日間の無料体験版を利用可能です。月10点までの年間プランの初月分が無料で使える計算となっており、使い心地を試すことができます。

30日間で解約しても解約料は発生しないため、無料で10点までの素材を利用可能です。解約手続きを忘れてしまうと1ヶ月分の利用料金がかかってしまうため、注意しましょう。

PIXTA

PIXTAは国内最大級の写真提供サービスとして知られています。PIXTAの魅力や料金設定をチェックしましょう。

日本最大級のストックフォトサービス

PIXTAは3940万点以上の素材を提供している、日本でもトップクラスの品ぞろえを誇るストックフォトサービスです。

写真素材だけでなく、イラスト・動画・音楽といった幅広い種類の素材を扱っています。デザイナーだけでなく動画制作をしたいユーザーにもおすすめなサイトです。

また、無料で使用できるチラシのテンプレートを備えており、デザイン経験がない人にも優しいサービスを提供しています。

日本人や日本の風景が多い

PIXTAは日本人のモデル写真・日本の風景・日本の行事といった素材を数多く取り扱っています。海外サイトにはない、お彼岸のイメージ画像や、お中元といった日本ならではの画像がたくさん見つかることが特徴です。

写真素材は、おすすめモデルや業界別おすすめ素材の他、シーズンキーワードで検索できる機能があり、必要な画像をすぐに見つけられる点も魅力のひとつだと考えられます。

日本企業のサイトデザインや、フライヤーを作りたい人にとって使い勝手がいい写真素材提供サービスだといえるでしょう。

料金プラン

PIXTAの料金プランは、使いたい画像の量に応じて分けられています。ライトユーザー向けには30日プランと360日プランの2つが用意されており、30日で10点までの画像のダウンロードが可能です。

30日プランと360日プランでは、365日以内であれば画像の再ダウンロードが可能となっており、ダウンロードの繰り越しもできます。

ヘビーユーザー向けには1年プランも用意されており、Lサイズ画像1点あたりの料金は1年プランが最も安い設定です。また、1日あたり25点までの画像をダウンロードすることができます。

30日プランの料金は9720円、360日プランは6264円、1年プランは2万9700円です。画像1枚のみを購入することもできるため、ピンポイントで使いたい素材を発見した時も利用しやすいでしょう。

iStock

iStockは4000万点以上の素材を備えた写真素材提供サービスです。4000万点の中には、映像・イラストなども含まれており、膨大なデータの中から、使いたい素材にぴったりなものを見つけ出すことができます。

比較的安価にアート性の高い写真を販売

アーティスティックな写真が数多く見つかるところや、日本の素材を取り扱った写真も豊富な点がiStockの魅力です。風景や人物像だけでなく、抽象的な画像も多く取り扱っており、アイデア次第で様々なデザインに応用できるでしょう。

日本の都市を空撮した写真や、四季折々の自然をとらえたハイクオリティな写真は一見の価値ありです。パンフレットの表紙やサイトのメインテーマとして使いたくなるような、印象的な画像がきっと見つかるでしょう。

料金プラン

iStockでは1点ごとに素材を購入することができ、1クレジットあたりの価格は1200円です。クレジットはパック制となっており、一度に多く買う程、1点あたりの価格は安くなります。

定額使用をすることもでき、全画像素材が年間8400円でダウンロード可能です。月ごとのダウンロード制限数がないため、ヘビーユーザーに優しい仕様となっています。

また、あらかじめ決められた画像素材のみをダウンロード可能なベーシックコースもあり、用途に応じた料金プランを選ぶことができるでしょう。ベーシックコースの料金は、1ヶ月あたり4000円です。

写真AC

無料で商用利用可能な写真素材サイトを探している人におすすめなサイトが、写真ACです。できるだけ低コストでデザインを作りたい人や、気軽に写真やイラストを使いたい場合に役立ちます。

有料プランも用意されており、必要に応じて幅広い使い方ができる点も魅力です。写真ACのおすすめポイントを見てみましょう。

商用、印刷物にも使える

写真ACは、個人・法人問わず、誰でも自由に商用利用することが可能なデータを扱っているサイトとして知られます。

利用規約の範囲内に限り、ブログ・ホームページ・商業印刷物・アプリ・パッケージや本の表紙など、様々な使い方が可能です。素材を切り抜いたり加工して使うことも可能なため、使い方の幅が広いといえます。

また、使用にあたって事前連絡なども必要ないため、手間をかけることなく使用できるでしょう。

無料会員登録が必要

無料会員登録を行うことで、写真素材のダウンロードが可能になります。無料会員の場合、1日10点までしかダウンロードすることができません。また、ダウンロードできる素材のサイズにも制限が設けられています。

スモールサイズの画像はすべてダウンロードすることができますが、プレミアム素材を利用したい場合、ミディアムサイズとラージサイズは1日2点までの利用が可能です。

また、無料会員の場合はPSDデータも1日2点までしかダウンロードすることができません。

ダウンロード数に制限があり、ダウロードに1点あたり15秒の待ち時間が発生するデメリットはあるものの、頻繁に使用しないのであれば無料会員のままでもメリットは大きいと考えられます。

有料のプレミアムサービス

無料会員の場合、素材をダウンロードする際に待ち時間が15秒発生します。有料のプレミアム会員に登録すれば、待ち時間ゼロでダウンロードすることが可能です。

有料会員のみ使用できるプレミアム画像も用意されている他、ダウンロード数の制限がありません。1日何回でも、好きなだけ素材を使うことができます。

また、無料会員の場合は画像を1点ずつダウンロードするしかありませんが、プレミアム会員は、画像をまとめてダウンロードすることが可能です。

有料会員の価格は月額1036円となっています。

ぱくたそ

ぱくたそは会員登録なしで、高品質な写真を無料ダウンロードできる写真素材提供サービスです。

掲載されている写真素材集の数は2万点を超えています。他にはない、ユニークな写真を探している人におすすめな画像がたくさん見つかるでしょう。

無料でユニークな写真素材を提供

どこかで見たことがあるような広告素材をパロディした写真があったり、話題性のある画像が豊富なところが魅力です。

企業やメーカーとコラボレーションした素材も提供しており、他では見つからない個性豊かな素材を扱っています。

例えば、青汁を飲む中年男性の画像や、薄毛を気にする男性の画像といった身近な悩みをイメージさせる画像から、猫やハリネズミといった可愛らしい動物のコラボ画像まで、様々な種類が揃っています。

また、日本の地方都市とのコラボ写真も展開しており、宮崎県日南市・鹿児島県徳之島など、地方に特化した写真素材を扱っていることも特徴です。

他のフォトストックサービスでは見つからなかった素材を探している時に、積極的に活用するといいでしょう。

人物写真が豊富な素材集

個性豊かなモデル達の写真が揃っているところもぱくたその魅力のひとつです。ぱくたそでは、モデルリリースを得た60人以上のモデルの写真を扱っています。

可愛い女の子から少しマニアックな着ぐるみを着用したモデルまで、個性豊かなモデルが揃っているため、インパクトのあるデザインを作りたい時に重宝するでしょう。

モデル・人物一覧の中から、モデルごとの写真を検索することもでき、好みのモデルの写真でデザインを統一したい時に便利です。

pexels

pexelsは3万点を超える無料で使える写真を公開しています。印象的でアーティスティックな写真が多いことが特徴です。

海外サイトのため、日本文化にマッチした写真が少なく、外国人から見た日本として切り抜かれた写真が多いですが、日本ならではのイメージを使いたいという場合でなければ問題なく使用できるでしょう。

高品質なCC0写真が無料で使える

CC0は『クリエイティブコモンズゼロ』の略称で、著作権法上認められているどんな権利も持っていないという意味です。商業利用したい場合に便利に使うことができます。

大手のフォトストックサイトと遜色ないハイクオリティの画像が見つかるため、まずはpexelsでイメージに合った画像がないか検索してみるといいでしょう。

検索は英語で

pexelsは国内で運営しているサイトとは違い海外で運営しているため、写真素材を検索する時に英語のキーワードを使用すると、より多くの画像を見つけられます。

また、複数のキーワードを組み合わせて使用すると、よりイメージに合った素材を見つけることができるでしょう。

Pixabay

Pixabayは無料で使用可能な160万点以上の写真を掲載している、フリー画像サイトです。

風景や人物の他、動植物や日用品などの画像もたくさん見つかります。幻想的な写真や、CGで加工した画像なども豊富です。

日本語対応の海外写真素材サイト

Pixabayは海外サイトですが日本語に対応しているため、日本語のキーワードで検索することができます。海外サイトが苦手な人でも使いやすいところが魅力です。

目当ての画像が見つからない場合は英語のキーワードを使うと、さらに多くの画像を見つけやすくなります。

大きいサイズのダウンロードも可能

Pixabayは画像のサイズを指定して検索することができます。大きなサイズの印刷物に使用したい時に使うと便利です。

また、画像の縦横を指定して検索できる機能もあります。作りたいデザインのイメージに、よりマッチした画像を見つけやすいところが魅力です。

まとめ

同じフリー画像という名称で掲載されていたとしても、各サイトの利用規約に従って画像を扱うことが必要になります。

無料で商用利用可能だからといってどんな使い方をしてもいいという意味ではありません。自分が撮影した画像であると偽って使用したり、商品を生産した人物として虚偽の目的で使うことは禁じられています。

トラブルを避けるためにも、使い方に迷った時は必ずサイトの運営者に確認しましょう。

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