読むべき本とは
フリーランスは一人で仕事をすることが多く、会社員のように様々な情報が入ってくる環境であるとは言えません。フリーランスにとって、本を積極的に読むことは効果的な情報収集となります。
自分から情報を手に入れる姿勢が大事
会社員であれば、社内や取引先などから業界に関する情報は自然と入ってきます。一方のフリーランスは自宅を仕事場にしていることも多く、情報の入手のためには自ら行動を起こす必要があります。
自ら情報を手に入れる努力をするのは非常に大切なことです。情報収拾の方法には、読書やサイトの活用、セミナーへの参加などがありますが、その中でも読書は非常に効果的です。
本の購入は高くても数千円ですし、時間に縛られることなく空き時間で知識を得ることができ、その内容についてもインターネット記事より信憑性があります。
このように、読書は効果的な情報収拾や知識取得の手段であると言えるでしょう。
税金などの本は手元に置いておく
フリーランスは自分で確定申告を行います。そのためには、最低限の税金に関する知識を身につける必要があります。経費として扱える項目や処理方法を知っておくことで、書類作成や日々の管理がスムーズになるでしょう。
税金に関しては情報サイトも豊富にありますが、調べたいときに知りたい内容の記事がすぐに探せないことも考えられます。
その点、自分が信頼できる一冊を手元に置いておけば、すぐに調べることが可能です。税金や確定申告に関わる必要な知識をわかりやすく掲載している本を選び、手元に置いておきましょう。
必須知識を本から習得、おすすめ5選
もちろん、フリーランスにとって必要な知識は、税金に関することだけではありません。様々な本を読んで情報を得る必要があります。ここからは、おすすめの書籍を5つ紹介します。
フリーランスの教科書
フリーランスの『教科書』というと生き方や働き方をとりあげた内容が想像されますが、『フリーランスの教科書』では税務や保険、年金などお金に関する実用的な知識が幅広く掲載されています。
お金に関する知識を多く得ることができるので、可能ならフリーランスになる前に読んでおきたい本でもあります。もちろん、お金に関する知識はフリーランスになった後でも必要になりますので、手元にあればいつでも復習できるでしょう。
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フリーで働く! と決めたら読む本
フリーランスの働き方を学ぶには『フリーで働く!と決めたら読む本』がおすすめです。フリーランスとしての働き方について、基本的な内容が書かれています。
フリーランスのメリットばかりではなく、デメリットもしっかりと紹介されています。デメリットを知れば、フリーランスとして働く覚悟も芽生えるでしょう。
自分の意志を再確認する意味でもおすすめの一冊です。
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フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック
すでに触れていますが、フリーランスは自分で確定申告をする必要があります。税金に関して税理士に依頼するのも悪くはありませんが、それなりの費用がかかります。
知識習得のためにも確定申告を自分で行いたいなら、『フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック』を読んでみましょう。書類作成の手順がわかりやすく書かれています。
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経費で落ちるレシート、落ちないレシート
確定申告にも関係する経費について、『経費で落ちるレシート、落ちないレシート』では、経費計上できるかどうかの判断基準が詳しく書かれています。
著者は公認会計士や税理士でもある方です。この一冊はフリーランスになってからも手元にあれば、日々の領収書管理に大いに活用できるでしょう。
- タイトル:経費で落ちるレシート、落ちないレシート
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夢、死ね!若者を殺す「自己実現」という嘘
『夢、死ね!若者を殺す「自己実現」という嘘』では、理想を掲げてフリーランスになっても思い通りに収入が得られず、困窮している人が多いという現実を書いています。
夢を持ってフリーランスになってから苦労しないためにも、フリーランスとして活躍する人にはどのような人がいるのか、その失敗例を知ることはとても重要です。こちらもできればフリーランスになる前に目を通し、自身の覚悟の確認を行うと良いでしょう。
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フリーランスと本に関する疑問点
本を読むことはフリーランスにとって効果的な情報収集手段ですが、そもそも本の購入は経費として計上することができるのでしょうか。
開業済みなら購入費用を経費で落とせる
専門的な知識を身につけたり、スキルアップが目的であれば本の購入費用は経費として計上できます。勘定科目は『新聞図書費』や『書籍代』『研究開発費』です。
本の種類は漫画、雑誌、小説、ビジネス書などのジャンルは問われません。大切なのは『本の内容が事業に必要かどうか』です。
趣味で楽しむための雑誌や漫画ならば経費にはなりませんが、事業に必要であれば問題ありません。ただし、経費にするには開業届を出していることが必要です。レシートや領収書を適切に管理し、帳簿に間違いなく記載する必要もあります。
まとめ
フリーランスにとって本は知識の習得や情報収拾に有効です。
フリーランスになる前から、お金や先輩フリーランスの働き方についての正しい知識を集めることは、自身の覚悟を問うことにもつながります。特に税金に関する本は手元に置いておき、常に参照できるようにしましょう。
開業届を出していれば、購入した本の費用を経費として扱うことが可能ですので、必要な知識は積極的に収集し、フリーランスとして賢い一歩を踏み出してください。