モバイルファーストのデザインのポイントは?テンプレート集も紹介

2016年に打ち出されたモバイルファーストインデックスによって、Webページの評価方式が大きく見直されました。スマホがあれば大抵のことができる昨今において、モバイルファーストを意識したデザインとはどのようなものでしょうか。

モバイルファーストとは

モバイルファーストとはなんでしょうか。スマホが主流となった今、Webサイトの閲覧数もパソコンよりスマホからの方が上回った昨今において、どのような考え方が必要とされているのか、解説します。

モバイル表示でのデザインを優先すること

モバイルファーストとは、スマートフォンなどのモバイル端末でWebページを閲覧することを前提に、ユーザーが見やすく、わかりやすく、読みやすいデザインの配慮をすることを言います。

スマホはパソコンに比べて画面が小さいく、Wi-Fiなどの通信環境も不安定になりやすく、パソコンでの閲覧を基本に考えてしまうと、どうしても見にくく、動作も重くなってしまいます。また、キーボードやマウスでの操作はタップやスワイプという操作に置き換わるため、スマホでの操作性のことも考慮する必要があります。

このようなモバイルでの操作性、視認性を考えたデザインするのがモバイルファーストということになります。

モバイルファーストインデックスとは

モバイルファーストインデックスとは、今後Webサイトを作成する上で非常に重要な、アクセス数やSEOに関わりがある言葉です。

従来の方式との違い

モバイルファーストインデックスとは、2016年11月にGoogleが公開した『Webページの評価対象を、モバイルページを中心に行う』というWebサイトの評価方式のことです。

インターネット検索した時、検索エンジンは膨大なデータベースから必要な記事をピックアップしてきます。このようにデータベースに記録することは『インデックス』と呼ばれており、これによって検索結果の順位が変化するため、Webサイトを作成する際には非常に重要な要素なのです。

従来は、パソコン用ページのインデックスをメインに検索結果の順位を決定していましたが、これからはモバイル用ページの内容を、順位の主な判断材料にするようになります。

モバイルファーストインデックスへの対応

モバイルファーストインデックスでは、モバイル用ページの評価に重点を置いています。これによってWebページの制作もモバイルファーストへシフトする必要があるのです。

モバイルファーストインデックスが導入されたため、Webページをできるだけ早い段階でスマホ対応させる必要があります。具体的には、Webページをスマホ対応にするだけでなく、スマホでの見やすさを実現することが重要になるのです。

また、メインコンテンツを分かりやすくに表示させ、ユーザーの直帰率を下げるためのデザイン対策も必要になります。

デザインにおいて考慮するポイント

モバイルファーストインデックスの導入により、Webサイト制作は『スマホページのデザインを重要視する』モバイルファーストの時代になりました。今後のWebデザインは、スマホユーザー目線で設計していく必要があります。

タッチパネル操作

スマホやタブレットなどのモバイル端末の操作のほとんどは『タップ』か『スワイプ』になります。モバイルはタッチパネルであることを念頭においてデザインしなければ、様々な不具合が起こる可能性もあるのです。

タッチパネル操作で気をつけたいデザインのポイントをあげてみましょう。

  • ボタンやリンクのサイズを適切なサイズにする(小さすぎると押しにくい)
  • ボタンやリンクを近づけすぎない(押し間違いを防ぐ)
  • タップできる範囲をわかりやすくする
  • スワイプできる部分はヒントを付与する

小さな画面サイズ

『画面が小さい=表示できる量が少ない』のがモバイルページのデメリットです。限られた画面内で、いかに情報を探し、見つけやすくするかがデザインのポイントになります。

ユーザーのニーズがどこにあるのか、何を求めているのかを考え、ニーズに応えられるデザイン設計が必要です。

片手で操作しやすい配置

スマホは片手で持って操作する機会が多くあります。多くの人は右利きですから、右手でスマホを持ち、タップしやすい場所はどこか考えてみましょう。

このように、ユーザーの立場に立って、よく使うボタンなどの配置を決めていきます。簡単にストレスなく使うことができる、スマホ操作時の動線を考慮したデザインが求められるのです。

レスポンシブデザインテンプレートを参考に

モバイルファーストでデザインする際は、基本的にレスポンシブデザインを使います。PCで見てもスマホで見ても最適な表示がされるレスポンシブデザインは、テンプレートを参考に作りましょう。

TempNate

無料ダウンロードできて商用利用も可能なテンプレートです。PCやスマホ、タブレットなどの大きさの違うデバイスでも1つのHTMLファイルで対応できるので、簡単にレスポンシブデザインになります。

長期的かつ、低コストでのホームページ運営に向いており、細部までカスタマイズもできます。無料での利用には著作表記が必要なので、外したい場合はライセンス発行が必要です。

TempNate

無料ホームページテンプレート.com

HTMLテンプレート、WordPressテーマがすべて無料の高品質なテンプレートです。個人だけでなく、商用利用も可能となっており、配布されているイラストも使うことができます。

著作表記が必要ですが、2980円でシリアルキーを取得すれば外すことも可能です。

無料ホームページテンプレート.com

まとめ

モバイルファーストが時代のトレンドとなり、それに付随してWebページのデザインやSEOも変化します。いずれにしてもユーザーの使いやすさを考えてWebページを作ることが大切です。

テンプレートを上手く活用して、モバイルでもパソコンでも快適に閲覧できるWebページ作りを目指しましょう。

この記事をシェア

関連記事


副業・フリーランス

プログラミング

インタビュー

デザイン

お金

採用・組織

転職

イベントレポート