シニアレベルを2名採用!現場の負荷を軽減した採用活動、その打ち手がOffersだった

700万ダウンロードを突破し、コスメの口コミアプリとして急成長を続ける「LIPS」。これまで正社員や業務委託問わず、各専門性をもったエンジニアが集うことでグロースを続けてきた。そんな同社のハイスキルエンジニアの複業採用におけるポイントは、事前に自社の課題リストを見てもらうこと。敢えて課題のみを提示する狙いについて、エンジニア採用を推進する堀江氏と吉本氏に話を伺った。

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OffersのCSが、これまでの課題を解消してくれた

今回Offersを導入いただいた背景や理由など教えてください。

堀江氏:弊社では雇用形態問わず、リファラル採用や媒体を活用して採用活動を続けてきました。ただ最近では現場のエンジニアに負荷をかけすぎてしまうことや、リーチできるエンジニア数に課題を感じており、新しい媒体サービスを探していたんです。

そして今回Offersを導入したキッカケは、社員からの紹介です。実は私はOffersを知らなかったのですが、事前にOffers側からサービス説明を聞き、弊社にフィットしたサービスだと感じて導入を決めました。

具体的にOffersのどこあたりがフィットしそうだと?

堀江氏:OffersのCS(カスタマーサクセス)の存在です。CSがスカウト配信や日程調整など、定型化されたタスクを代行してくれるので、現場の負担を軽くできる点は大きな魅力でした。

これまで弊社のエンジニア採用は、正社員・複業(業務委託)採用を問わず、現場のエンジニアがJDやスカウトメッセージを作成したり、返信対応や面談日の調整を行ってきました。エンジニア採用ですので、現場が責任をもって動くのは当然のことだと思いますし、それで実際に採用は成功してきました。

しかし当然ながら、現場のカロリー消費が多くなってしまいます。通常の開発業務と並行しての採用活動は非常に負荷がかかりますので、採用活動における定型化されたタスクをOffersのCSに依頼できるのはとても助かります。

OffersのCSとは具体的にどのように分担して採用活動を進めてきたのでしょうか?

吉本氏:エンジニアの負担が最も大きいであろうスカウト配信をOffersのCSに依頼しました。これまで弊社ではスカウト文面の作成や配信代行を外部に依頼することはなかったのですが、OffersのCSは複業採用の知見や実績が豊富であることもあって依頼することにしました。

もちろん事前に採用要件をはじめ、弊社のニーズをOffers側に詳細にお伝えさせていただきました。Offers側からも現状の弊社の事業や開発現場の特徴、募集の背景、技術スタック、一緒に働くメンバーの特徴など、細かくヒアリングもしていただきました。

堀江氏:さらにスカウト配信前には候補者のプロフィールは我々が必ずチェックさせていただき、候補者の期待と、弊社からのメッセージ内容にミスマッチが発生しないように最大限のケアも行いました。その上でOffersの知見を借りることもできたので、非常に生産性が上がったと感じています。

定例MTGでもスカウト配信数や返信率なども踏まえて改善施策も提案してくれるので、本当に真摯に向き合ってくれているサービスだと感じました。

Offersに登録しているエンジニアの印象はいかがでしたか?

堀江氏:かなり良かったです! 開発やインフラ関連など、非常に高い専門性をもったエンジニアが多数登録していました。弊社で採用したい人材は専門性が高いシニアレベルでして、今回はそのような方を複業として採用することができました!

すごい!おめでとうございます!

堀江氏:専門性が高いシニアレベルのエンジニアは、正社員募集だとなかなかお会いできないレベルです。そのような方々にOffersを通じてアプローチができ、面談・採用にまで繋がったので、非常に満足しています!

吉本氏:当初は面談数を気にしていたのですが、継続的に面談が組まれていたのは助かりました。先程もお話したように、事前に候補者の経歴やプロフィールに記載されているコメント、弊社から特に伝えたいメッセージなどをOffersに伝えておけば、それらの内容を踏まえてOffersがアプローチしてくれるので、当初に期待していたエンジニアの負荷軽減も実現できました。

専門性が高いシニアレベルのエンジニア2名を採用

先程も少し触れていただきましたが、今回Offersで採用された方について改めて教えてください。

吉本氏:今回はOffersで2名採用できました。1人目は、LIPSと同じように多くの情報を扱う自社サービスを運営している会社で、リードエンジニアをしている方です。2人目は、インフラ系のエンジニアです。こちらの方も大手企業で高トラフィックサービスの運用を手掛けてきたシニアレベルの方です。

複業とはいえ、そのようなシニアレベルのエンジニアに選んでもらうための工夫も必要かと思うのですが、御社ではどのような対策を?

堀江氏:我々のサービス開発における「課題リスト」があります。それを見ていただいたことでしょうか。

課題リスト、ですか?

堀江氏:相手は専門性がとても高い方なので、具体的に「◯◯してほしい」ではなく、現状の我々の課題リストを契約前に見ていただき、「リストの中で改善できそうな課題があれば改善してください」というコミュニケーションをさせていただいています。

そのため、はじめの1ヶ月は選んでいただいた課題に対して、解決策を検討していただく期間としています。この期間はアウトプット(成果)に関する約束は特に設けず、弊社の状況を見ていただきながら解決への道筋を考えていただきます。そして1ヶ月後、アウトプットいただいた「やること洗い出しリスト」を見て、その後の契約延長を検討していく流れです。

ちなみに最初の1ヶ月間のなかで逐次アウトプットをしていただきながら、我々と一緒に解決策の確度を高めていただくケースもあるので、選んでいただいた課題によって進め方は多少なり変わっていくとは思います。

吉本氏:今回のお二人はそれぞれ得意分野が検索とインフラと明確でした。弊社の課題リストをお渡しして、本人に考えていただく流れが良かったのかもしれませんね。

その課題リストは、最初のスカウトで送ったのですか?

堀江氏:まず面談をさせていただき、面談のNEXTアクションとして、課題リスト送付するようにしています。後日、候補者から「この課題だったら改善できそうだ」とリストの中から特定の課題を選んでいただきます

ちなみに先ほどお二人は週にどれくらい稼働されているのですか?

堀江氏:週4〜8時間で、平日夜や週末に稼働していただいています。基本的に Slack でコミュニケーションを取り、Notion に情報をストックしてもらっています。また、アイデアや疑問が溜まってきた頃に適宜 1on1 を実施し、方針のすり合わせもするようにしています。

まだ発展途上のLIPS、新たなチャレンジも進行中

御社といえば「LIPS」のイメージがとても強いのですが、まだまだLIPSはグロースする余地がエンジニアリングの観点から見ても多くありそうですね!

堀江氏:そうですね、LIPSは2017年にリリースし、コスメの口コミアプリとして急成長してきました。現時点で700万ダウンロードを突破し、今後も各種機能の開発やコニュニティの運営に力を注いでいきます。

そして開発目線でお話させていただくと、今のLIPSはエンジニアリング能力を使ってレバレッジが効くサービスになってきて、そこが面白いと思います。

例えばインフラの場合、月のインフラ費用を数%でも抑えるだけで、全体的に大きなインパクトになります。ユーザー数や口コミなどの扱うデータ量が増えてきて、エンジニアリング的に難易度が高くなるので、そういうところは課題を通じて楽しんでいただけるのではないでしょうか。

今後も楽しみですね!

吉本氏:LIPSで得られた知見を生かしつつ、弊社では全く新しい新規事業にも取り組んでいるんですよ。今も小さいチームでサイクルどんどん回していて、かなりチャレンジングな取り組みをしています。

その新規事業はコスメなどに関係なく、でしょうか?

吉本氏:そうです! 新しいプロダクトを生み出そうとしているので、モチベーション高いエンジニアにとっては、いい環境だと思います。今回の複業採用はLIPSの開発ですが、スキルによって新規事業の方にも複業エンジニアの方の知見もお借りできればと考えています。

エンジニアが複業をするメリット

エンジニア目線の複業をやる意義や、採用担当として複業を迎えるメリットについてどうお考えでしょうか?

堀江氏:私自身も複業を経験したことがありますが、レバレッジが効く仕事ができることだと思います。というのも、どこの会社の開発現場も「同じ問題」に直面するんですよ。ただ同じ問題って基本的にうまく解決すれば2度は発生しないので、同じ会社にいるとその技術はもう使うケースがありません。

でも他の会社にいくと、経験したことがある課題がゴロゴロ転がっているので、そこに自分がバリューを発揮できるのは複業の面白さではないでしょうか。

逆に採用担当の目線になるといかがでしょうか?

堀江氏:専門性が高い人を採用できる点ですね。

例えば弊社ではSREとかインフラのフルタイムの担当者が今はいないんですよ。専門性が高いエンジニアは専門性を磨いてきた分、マネジメントや組織運営に関する雑務などが苦手なケースもあるので、特定の領域のみに特化したエンジニアを採用しにくい状況がありました。

そこをフルタイム分の時間ではなくても、専門性が高いエンジニアを柔軟に採用できるのは組織にとって大きな利点だと思います。

意外でしたが、まだインフラ専任者がいないんですね。

堀江氏:兼業でできる人が社内にいるのでこれまで問題ありませんでした。今は専任を採用を検討するサービス規模になっているので、今後もOffersを活用しながら組織に足りない人材を採用できればと思います。

弊社では複業(業務委託)から正社員なども柔軟に対応しているので、これからどんな新しい人と出会えるのか楽しみです。

なるほど、ありがとうございました!

インタビュー:佐藤剛史
編集:佐藤剛史

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