Offers Magazine
年収・市場価値

OpenAIの年収|募集要項の給与幅と日本の求人

公開
執筆者: Offers Magazine 編集部・株式会社overflow
OpenAIの年収|募集要項の給与幅と日本の求人

OpenAI の年収を出所のある数字で確かめるには、OpenAI 自身の採用サイトに載る募集要項の給与の幅を見るのが確実です。米国勤務の募集の多くに給与の幅が書かれており、部門ごとの水準まで読み取れます。

一方、日本法人の OpenAI Japan 合同会社は有価証券報告書を出しておらず、平均年収を公式に確かめる資料がありません。東京勤務の募集は給与の幅を載せていないため、日本で働く場合の目安は、募集の条件と国内の正社員求人の提示年収、公的統計を組み合わせてつかみます。

O
執筆者

株式会社overflow

Offers Magazine 編集部

Offers Magazine 編集部は、株式会社overflow が運営する転職サービス Offers の編集チームです。エンジニア・PdM・AI人材のキャリア・年収・転職活動に役立つ情報を届けています。

OpenAI の年収を公式に確かめられる資料の範囲

OpenAI の年収を公式に確かめられる資料は、採用サイトの募集要項です。金融庁の開示システム EDINET(Electronic Disclosure for Investors' NETwork)のコードリスト(2026年11月1日現在)には、OpenAI・オープンエイアイの名を含む提出者が無く、有価証券報告書の「従業員の状況」から平均年収を読む方法は使えません。

日本法人は、国税庁の法人番号公表サイトに「OpenAI Japan合同会社」(法人番号 4010403030746・法人番号の指定は2023年8月18日)として載っており、本店の所在地は東京都港区赤坂です(国税庁 法人番号公表サイト・2026年11月1日時点)。

資料

分かること

日本の年収としての読み方

採用サイトの米国勤務の募集要項

職種ごとの給与の幅と株式報酬の有無

米国の勤務地の幅で、日本の社員の年収ではない

採用サイトの東京勤務の募集要項

職種・経験・語学・働き方の条件

給与の幅の記載が無い(2026年11月1日に確認)

国内の正社員求人と公的統計

近い職種の提示年収と統計上の水準

日本で働く場合の比較の物差し

EDINET の確認は、金融庁「EDINETコードリスト」(2026年11月1日現在・11,432件)を社名と法人番号で検索した結果です。

OpenAI の募集要項に書かれた給与の幅

OpenAI の採用サイトに2026年11月1日時点で掲載されていた募集は810件で、そのうち年額のドル建てで給与の幅を載せた631件は、下限の中央値が252,000ドル、上限の中央値が352,000ドルでした。米国内国歳入庁(IRS)が公表する2025年の年平均レート(1ドル=149.632円)で円にすると、約3,771万〜5,267万円です。

部門ごとに見ると、下の表に載せた部門のうち上限の中央値は研究部門の Research(295,000〜450,000ドル)が最も高く、顧客先で導入を担う Forward Deployed Engineering は185,000〜300,000ドルでした。

部門(採用サイトの表記)

件数

給与の幅の下限の中央値

給与の幅の上限の中央値

円換算(下限〜上限)

全体

631件

252,000ドル

352,000ドル

約3,771万〜5,267万円

Research

54件

295,000ドル

450,000ドル

約4,414万〜6,733万円

Applied AI

112件

266,000ドル

445,000ドル

約3,980万〜6,659万円

Security

26件

266,000ドル

445,000ドル

約3,980万〜6,659万円

Scaling

104件

230,000ドル

385,000ドル

約3,442万〜5,761万円

Product Management

8件

336,000ドル

385,000ドル

約5,028万〜5,761万円

Forward Deployed Engineering

18件

185,000ドル

300,000ドル

約2,768万〜4,489万円

Go To Market

60件

234,000ドル

278,000ドル

約3,501万〜4,160万円

表は OpenAI の採用サイトの募集一覧(2026年11月1日取得)から、各募集の給与の幅を部門ごとに Offers Magazine 編集部が集計し、IRS の2025年の年平均レートで円換算した値です。

AI エンジニア職全体の国内の年収の相場は「AIエンジニアの年収|統計と求人で見る相場」にまとめています。

給与の幅と株式報酬の関係

OpenAI の募集要項に書かれた幅は給与(Salary)の幅で、631件のうち623件には、給与とは別に株式報酬(equity)があると表示されています。オファーの総額は給与の幅に株式報酬が加わった形になるため、表の金額だけで総額を判断しないことが大切です。

株式報酬の金額は募集要項に書かれていないため、オファーの段階で付与の量・権利が確定するまでの期間・現金に換えられる機会を確かめます。上場していない会社の株式報酬を確かめる観点は「スタートアップの年収交渉|ストックオプションと等級」にあります。

米国の募集要項で給与の幅を読む方法は、同じく日本の有価証券報告書を出していない企業の例として「Databricksの年収|募集要項の報酬幅と日本の待遇」も参考にしてください。

東京勤務の募集に書かれている条件

OpenAI の採用サイトで所在国が日本の募集は2026年11月1日時点で29件あり、29件とも給与の幅を載せていません。部門で見ると、営業や顧客導入を担う Go To Market が18件、利用者のサポートを担う User Operations が4件、Forward Deployed Engineering が3件、Marketing が3件、Strategy & Operations が1件です。

エンジニア職では Forward Deployed Engineer と Applied AI Engineer の募集が東京に並んでいます。同じ職名の米国勤務の募集には給与の幅が書かれているため、条件と並べると水準の手がかりになります。

募集(2026年11月1日に確認)

勤務地

経験の条件(抜粋)

給与の幅

Forward Deployed Engineer - Tokyo

東京

顧客対応を含むエンジニアリングか技術的な導入の経験5年以上、LLM や生成モデルを使ったシステムの構築か導入

記載なし

Forward Deployed Engineer (FDE), Healthcare(サンフランシスコ)

サンフランシスコ

ソフトウェアエンジニアリング・ML/AI エンジニアリング・技術コンサルティングなどの経験6年以上

185,000〜300,000ドル

Applied AI Engineer, Codex(東京)

東京

企業向けにソフトウェアか AI システムを試作から本番まで届けた実績、Python に高い習熟

記載なし

Applied AI Engineer, Codex(米国)

サンフランシスコ

技術コンサルティング・ポストセールスエンジニアリング・ソリューションアーキテクチャなどの経験5年以上

211,000〜278,000ドル

表の募集は OpenAI の採用サイトの「Forward Deployed Engineer - Tokyo」「Forward Deployed Engineer (FDE), Healthcare(サンフランシスコ)」「Applied AI Engineer, Codex | Tokyo」「Applied AI Engineer, Codex」です(2026年11月1日取得)。

語学と働き方の条件

東京の Forward Deployed Engineer の募集は、日本語と英語の両方で話し書きができるバイリンガルであることを必須とし、履歴書は英語で出し、面接は両方の言語で進むと書いています。東京の Applied AI Engineer, Codex の募集も、日本語と英語を流暢に話せることを挙げています。

働き方はどちらも週3日出社のハイブリッド勤務で、Forward Deployed Engineer は主に国内の出張がある仕事です。Applied AI Engineer, Codex の募集は、OpenAI の製品の深い経験は必須ではないとも書いています。英語力の要件への備え方は「エンジニアの英語力と年収」を参考にしてください。

OpenAI 以外の企業の Forward Deployed Engineer(FDE)の募集は、FDE 求人を集めた Offers FDE で、年収と業務の内容を見比べられます。

LLM を組み込む開発を必須条件にする正社員求人の提示年収

Offers に掲載された正社員求人のうち、必須条件に LLM(大規模言語モデル)・生成AIをプロダクトやシステムに組み込む開発の経験・知見を挙げた18件は、提示年収の下限の中央値が795万円、上限の中央値が1,500万円です(Offers(株式会社overflow)調べ・必須条件に LLM・生成AIを組み込む開発の経験・知見を挙げた正社員求人 n=18・2025年6月〜2026年7月公開)。

年収の下限と上限を記載した正社員求人全体は、下限の中央値が530万円、上限の中央値が900万円です(Offers(株式会社overflow)調べ・他社の求人をまとめて載せる2アカウントを除いた、年収の下限と上限を記載した正社員求人 n=2,464・2022年3月〜2026年10月公開)。

求人の条件

件数

下限の中央値

上限の中央値

上限1,000万円以上

LLM を組み込む開発の経験・知見を必須に挙げる

18件

795万円

1,500万円

18件

正社員求人全体

2,464件

530万円

900万円

1,127件

18件は14社の求人で、18件とも提示年収の上限が1,000万円以上でした。必須条件の中身は、LLM の API(Application Programming Interface)を使った機能の開発、RAG(検索拡張生成)や AI エージェントの実装・設計、LLM を使ったアプリケーションの評価と改善などです。OpenAI の東京の Forward Deployed Engineer の募集が挙げる「LLM や生成モデルを使ったシステムの構築か導入」と重なる経験で、国内の正社員求人でも提示年収の高い条件として扱われています。

AI 開発の経験を活かせる求人の提示年収は Offers Jobs で確かめられます。求人一覧のカードに年収・雇用形態が出て、検索に会員登録は要りません。

Offers Jobs で正社員求人の提示年収を見る

近い職種の公的統計で見る年収の水準

OpenAI のエンジニア職に近い公的統計の区分は、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」のソフトウェア作成者、システムコンサルタント・設計者、その他の情報処理・通信技術者の3つです。企業規模1,000人以上の年収換算は、ソフトウェア作成者が640.9万円、システムコンサルタント・設計者が1,010.4万円、その他の情報処理・通信技術者が639.4万円となります。

職種(統計の区分)

平均年齢(企業規模計)

企業規模計

1,000人以上

ソフトウェア作成者

37.1歳

578.5万円

640.9万円

システムコンサルタント・設計者

38.3歳

889.0万円

1,010.4万円

その他の情報処理・通信技術者

42.2歳

609.8万円

639.4万円

表は厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 職種第1表」(2026年3月公表・男女計)を Offers Magazine 編集部が年収換算した値です。

年収換算は、きまって支給する現金給与額の12か月分に年間賞与その他特別給与額を足した値です。統計は企業規模10人以上の企業で働く一般労働者(短時間労働者を除く)の平均で、OpenAI 1社の数字と同じ物差しではありません。

3つの区分を選んだ理由

厚生労働省「職種一覧と解説」が挙げる含まれる職種の例から、OpenAI の東京勤務の募集と仕事が重なる区分を選びました。

統計の区分

含まれる職種の例

重なる OpenAI の職種

ソフトウェア作成者

テクニカルスペシャリスト、プログラマー、社内システムエンジニアなど

試作から本番まで自ら開発する Applied AI Engineer

システムコンサルタント・設計者

システムコンサルタント、システムアナリスト、情報処理プロジェクトマネージャ

顧客の導入を設計から本番まで担う Forward Deployed Engineer

その他の情報処理・通信技術者

IT サービスマネージャ、システム保守技術者、サーバー管理者、情報セキュリティ技術者

利用者のサポートを担う User Operations の職種

区分の例は厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種一覧と解説」によります。

年齢別の年収換算

30〜49歳の範囲では、3つの区分とも年齢が上がるほど年収換算が上がり、40〜44歳のシステムコンサルタント・設計者は1,189.0万円です。

年齢

ソフトウェア作成者

システムコンサルタント・設計者

その他の情報処理・通信技術者

30〜34歳

559.5万円

866.1万円

548.9万円

35〜39歳

636.0万円

968.1万円

604.1万円

40〜44歳

686.3万円

1,189.0万円

680.5万円

45〜49歳

729.2万円

1,226.3万円

702.2万円

表は厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 職種第5表」(2026年3月公表・企業規模計・男女計)を Offers Magazine 編集部が年収換算した値です。

国内の AI 企業の年収の確かめ方は「Sakana AIの年収|非公開の給与を統計と求人で比較」にもまとめています。

OpenAIへの転職で年収の水準を確かめる進め方

OpenAI への転職で年収の水準を確かめるには、東京勤務の募集の条件で応募先を絞り、同じ職名の米国の給与の幅と国内の正社員求人・公的統計を比べる相手として用意し、オファーでは給与と株式報酬を分けて確かめる、という順番です。東京勤務の募集には給与の幅が載っていないため、比べる相手を先に持っておくと提示額の位置を判断しやすくなります。

  1. 東京勤務の募集の条件を自分の経歴と照らす。2026年11月1日に確かめた東京の Forward Deployed Engineer は、顧客対応を含む経験5年以上と、LLM や生成モデルを使ったシステムの構築か導入の経験を挙げていました。担った範囲と成果は、職務経歴書に数字で書き出しておきます
  2. 語学の条件を確かめる。東京のエンジニア職の募集は、日本語と英語の両方を流暢に使えることを挙げ、Forward Deployed Engineer は英語の履歴書と2言語での面接を求めています。英語で仕様を議論した経験や海外のチームとの協働は、具体的に示せるようにしてください
  3. 同じ職名の米国の給与の幅を見ておく。米国の Forward Deployed Engineer は185,000〜300,000ドル、Applied AI Engineer, Codex は211,000〜278,000ドルの幅でした。日本の年収とは別の物差しですが、職種の中での位置づけを知る材料になります
  4. オファーの内訳を分けて確かめる。募集の多くは給与とは別に株式報酬があると表示しているため、総額だけで判断せず、給与・株式報酬の量・権利が確定する時期を分けて聞くのが確実です。交渉の進め方は「エンジニアの転職の給与交渉|タイミングと進め方」にあります
  5. 国内の水準と比べる。上の公的統計の年収換算と、LLM を組み込む開発を必須にする正社員求人の提示年収を並べ、提示額がどの位置にあるかを確かめます

OpenAI 以外の会社のオファーと比べるときも、物差しは同じです。LLM や AI エージェントの開発経験を求める正社員求人を Offers Jobs で並べると、提示額の位置が見えてきます。

Offers Jobs で同じ職種の正社員求人を探す

AI 時代のエンジニア転職は Offers で

あなたのキャリアに合った求人やスカウトが届く、エンジニア向け転職サービスです。

無料ではじめる

正社員の求人を探す

Offers Jobs で正社員の求人を探せます。

求人を見る

Offers のイベント情報

イベント情報を見る

エンジニアの転職なら Offers

無料ではじめる

記事一覧へ