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LayerXの年収|等級別の給与レンジと募集の想定年収

公開
執筆者: Offers Magazine 編集部・株式会社overflow
LayerXの年収|等級別の給与レンジと募集の想定年収

株式会社LayerXの年収は、会社が採用向けに公開している「LayerX Company Deck」で、職種ごと・等級ごとの給与レンジとして確かめられます。エンジニアとプロダクトでは同じ等級でも給与レンジが違い、賞与は個人の評価と会社の業績で決まる仕組みです。

中途で入るときの水準は、公式の採用サイトにある募集要項の「想定年収(目安)」が手がかりになります。会社紹介資料の給与レンジ、募集要項の想定年収、同じ職種の公的統計を並べ、今の自分の年収と比べられる形にしました。

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執筆者

株式会社overflow

Offers Magazine 編集部

Offers Magazine 編集部は、株式会社overflow が運営する転職サービス Offers の編集チームです。エンジニア・PdM・AI人材のキャリア・年収・転職活動に役立つ情報を届けています。

エンジニアの給与レンジはMG1で480万〜720万円

株式会社LayerXの「LayerX Company Deck」(2026年7月23日版)では、等級(MG)ごとに給与レンジが示され、エンジニアは最も下のMG1で480万〜720万円、MG5で1,482万〜2,220万円です。等級はMG1からMG7までの7つで、MG6は1,998万円からの下限だけが示され、MG7は個別設定とされています。

資料の給与レンジは年収(万円)の表で、賞与を最高評価で加えたときの上端も並ぶ形です。レンジはビジネス・コーポレート、セールス、プロダクト、エンジニアの4つの職種ごとに分かれ、資料には「給与・賞与の体系は職種特性に応じた設計を行っています」と書かれています。

等級

エンジニアの給与レンジ

エンジニアの賞与込みの上端

プロダクトの給与レンジ

プロダクトの賞与込みの上端

MG1

480万〜720万円

960万円

402万〜600万円

800万円

MG2

642万〜960万円

1,280万円

558万〜840万円

1,120万円

MG3

840万〜1,260万円

1,680万円

762万〜1,140万円

1,520万円

MG4

1,122万〜1,680万円

2,240万円

960万〜1,440万円

1,920万円

MG5

1,482万〜2,220万円

2,960万円

1,200万〜1,800万円

2,400万円

MG6

1,998万円〜

ー

1,602万円〜

ー

MG7

個別設定

ー

個別設定

ー

出所: 株式会社LayerX「LayerX Company Deck」(2026年7月23日版)p.41「給与とグレード(2/2)」。

賞与込みの上端は、最高評価をとった場合の値です。資料の注記では、会社の業績を表す係数を標準の1.0として計算されています。

同じ等級ではプロダクトの給与レンジがエンジニアより低い

LayerX Company Deck の表を同じ等級で比べると、プロダクトの給与レンジはエンジニアより下限・上限とも低く置かれています。MG3では、エンジニアが840万〜1,260万円、プロダクトが762万〜1,140万円です。

プロダクトマネージャーやエンジニアリングマネージャーとして応募する人は、自分の職種がどちらの表に当たるかで目安の幅が変わります。資料には職種ごとの割り当ての一覧が無いため、選考の途中で確かめておきましょう。

在籍社員数は755人・平均年齢は34.3歳

同じ資料の従業員データのページでは、2026年6月末時点の在籍社員数が755人、平均年齢(全体)が34.3歳です。出社頻度で最も多いのは、フルリモート(月に1回など)の40.4%です。

平均年齢34.3歳は、あとで公的統計と比べるときの年齢の目安に使えます。755人という規模は、統計の企業規模の区分では100〜999人です。

賞与は月給×個人評価係数×業績評価係数で決まり最大6ヶ月分

LayerXの賞与は「月給×個人評価係数×業績評価係数」で決まると、LayerX Company Deck の給与のページに注記されています。2025年10月1日の発表で導入された賞与制度で、査定結果に応じて月額給与の最大6ヶ月分を支給する仕組みです。LayerX Company Deck の表で見ると、エンジニアの賞与込みの上端は、最高評価で業績評価係数が標準の1.0の場合で月給の4か月分です。

同じ発表では、報酬原資を最大10%程度拡充し、「Pay for Performance」の原則に基づいて成果や役割に応じて配分するとしています。会社紹介資料の給与のページに掲げられたポリシーも、"Pay for Performance, Pay for Productivity" です。発表のページに載る給与レンジの図は2026年7月23日版より前の資料のもので、この記事の給与レンジと賞与込みの上端は2026年7月23日版の LayerX Company Deck の値です。

出所: 株式会社LayerX「LayerX、新経営体制と新報酬制度を発表」(2025年10月1日)。

エンジニアの賞与込みの上端は給与レンジの上限に月給4か月分を足した額

LayerX Company Deck の表の数字を編集部が計算すると、エンジニアとプロダクトの賞与込みの上端は、給与レンジの上限を12で割った月額の4か月分を、上限に足した額になっています。エンジニアのMG3なら、上限1,260万円の月額105万円の4か月分にあたる420万円を足して1,680万円です。

セールスの表は、同じ計算で6か月分にあたります(MG3なら上限936万円に対して賞与込みの上端1,404万円)。業績評価係数を標準の1.0とした計算なので、会社の業績が標準と違えば賞与の額も変わる計算です。

募集要項の給与欄には「年2回査定タイミングあり」と書かれています。入社時の給与だけでなく、査定の時期と係数の幅を合わせて見ると、1年目の年収の見通しが立てやすくなります。

募集要項の想定年収(目安)は下限の中央値1,000万円

LayerXの公式の採用サイトにあるプロダクト開発の中途の募集要項のうち、給与欄に想定年収(目安)の金額が書かれた10件では、下限の中央値が1,000万円です。最も低いのは800万円、最も高いのは1,200万円で、10件のうち6件が1,000万円以上でした。

給与欄は「当社規定による」に続けて「※想定年収(目安):9,000,000円〜(年2回査定タイミングあり)」のように下限の金額だけが書かれ、上限は示されていません。エンジニア・PdM・FDE(Forward Deployed Engineer)などの中途の募集要項38件のうち、28件は「当社規定による」だけで金額が無く、表はそれ以外の10件です。

募集要項

事業

想定年収(目安)

シニアソフトウェアエンジニア

Ai Workforce

900万円〜

AI検索エンジニア

Ai Workforce

1,000万円〜

シニアデータエンジニア

Ai Workforce

1,000万円〜

シニアリサーチエンジニア_R&D

Ai Workforce

1,000万円〜

シニアソフトウェアエンジニア(株式会社AgenticSecへの出向)

AgenticSec

1,000万円〜

エンジニアリングマネージャー_AI・機械学習領域

バクラク

1,005万円〜

Forward Deployed Engineer (Associate)

Ai Workforce

800万円〜

Forward Deployed Engineer

Ai Workforce

1,200万円〜

テクニカルプロジェクトマネージャー

Ai Workforce

900万円〜

シニアプロダクトマネージャー

Ai Workforce

900万円〜

出所: 株式会社LayerX の採用サイト「ポジション一覧」の中途の募集要項(n=10・2026年10月26日確認)の想定年収(目安)を Offers Magazine 編集部が万円に換算。

金額が書かれた10件のうち8件は、生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」の事業の募集要項でした。FDEは、題名に「Associate」が付く募集要項と付かない募集要項の2つがあり、想定年収(目安)は800万円〜と1,200万円〜です。

想定年収の下限はエンジニアの給与レンジのMG2〜MG4にかかる

エンジニアとFDEの募集要項の想定年収(目安)の下限は800万〜1,200万円で、エンジニアの給与レンジに当てはめるとMG2からMG4にかかる幅です。800万円はMG2(642万〜960万円)の中に、1,000万円はMG3(840万〜1,260万円)の中にあり、1,200万円はMG3の上側とMG4(1,122万〜1,680万円)の下側に重なります。

シニアプロダクトマネージャーの900万円〜は、プロダクトの給与レンジではMG3(762万〜1,140万円)の中に入ります。想定年収(目安)に賞与が入るかは給与欄からは読み取れないため、等級を当てはめるのは見当をつけるための目安にとどめてください。

等級別の給与レンジを公開している SaaS 企業の年収は、SmartHRの年収|平均772.2万円と等級別レンジでも確かめられます。

Offers Jobs の正社員求人の提示年収と比べる

Offers Jobs に掲載中の正社員求人では、提示年収の上限が800万円以上の求人が466件、1,000万円以上の求人が325件です(Offers(株式会社overflow)調べ・年収を記載した正社員求人 n=633・2026年10月6日時点)。提示年収の上限の中央値は1,000万円、下限の中央値は540万円です。

項目

値

上限800万円以上の求人

466件

上限1,000万円以上の求人

325件

下限600万円以上の求人

297件

提示年収の上限の中央値

1,000万円

提示年収の下限の中央値

540万円

LayerXの募集要項の想定年収(目安)は下限だけが書かれ、Offers Jobs の求人は下限と上限の幅で書かれています。まず上限が希望の年収に届く求人に絞り、そのうえで下限が今の年収を下回らないか、賞与や固定残業代が含まれるかをそろえて見るのが、LayerXの想定年収(目安)と同じ物差しで比べる手順です。

LayerXと同じように AI やプロダクト開発の経験を求める求人の年収帯は、Offers Jobs の求人一覧で確かめられます。会員登録なしで検索でき、求人一覧のカードに年収・雇用形態・勤務地が表示されます。

同じ職種の公的統計との比べ方

LayerXのエンジニアの給与レンジを世の中の相場と比べるなら、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」のソフトウェア作成者とシステムコンサルタント・設計者の年収換算が近い物差しです。在籍社員数755人のLayerXに当たる企業規模100〜999人の列では、ソフトウェア作成者が555.0万円、システムコンサルタント・設計者が854.3万円でした。

職種(統計の区分)

平均年齢(企業規模計)

企業規模計

100〜999人

ソフトウェア作成者

37.1歳

578.5万円

555.0万円

システムコンサルタント・設計者

38.3歳

889.0万円

854.3万円

出所: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 職種第1表」(2026年3月公表・男女計)を Offers Magazine 編集部が年収換算。

年収換算は、毎月の給与(きまって支給する現金給与額)の12か月分に年間賞与などを足した概算です。統計は企業規模10人以上の企業に勤める、短時間労働者を除く一般労働者の平均で、会社紹介資料の給与レンジとも募集要項の想定年収とも集め方が異なります。

ソフトウェア作成者とシステムコンサルタント・設計者を選んだ理由

厚生労働省「賃金構造基本統計調査 職種一覧と解説」では、ソフトウェア作成者の含まれる職種の例にプログラマーや社内システムエンジニアが挙がっています。システムコンサルタント・設計者に含まれるのは、システムコンサルタント、システムアナリスト、情報処理プロジェクトマネージャです。

プロダクトを実装するソフトウェアエンジニアやデータエンジニアは1つ目、システムの設計や開発プロジェクトの管理を任される人は2つ目が近い区分です。プロダクトマネージャーとFDEはどちらの区分の含まれる職種の例にも挙がっていないため、表の値を自分の相場としてそのまま当てはめないでください。

平均年齢34.3歳をはさむ30代前半と30代後半の年収換算

LayerXの平均年齢34.3歳に近い30〜34歳と35〜39歳の年収換算は、ソフトウェア作成者が559.5万円と636.0万円、システムコンサルタント・設計者が866.1万円と968.1万円です。

年齢

ソフトウェア作成者

システムコンサルタント・設計者

30〜34歳

559.5万円

866.1万円

35〜39歳

636.0万円

968.1万円

出所: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 職種第5表」(2026年3月公表・企業規模計・男女計)を Offers Magazine 編集部が年収換算。

LayerXの給与レンジは等級ごとの幅で、統計は職種ごとの平均です。両者の差をそのまま「LayerXの上乗せ分」と読まず、自分の年齢と職種の行で今の年収がどこにあるかを先に確かめてください。

AIを扱うエンジニアの世の中の相場は、AIエンジニアの年収|統計と求人で見る相場で確かめられます。

LayerXへの転職で年収を上げる進め方

LayerXへの転職で年収を上げるには、募集要項の必要な条件を自分の経歴と照らして入る等級の見当をつけ、選考の流れを押さえたうえで、オファー面談で等級と賞与の係数を確かめる順に進めます。給与レンジは等級ごとに決まっていて、同じ職種でもどの等級で入るかで年収の幅が変わる仕組みです。

募集要項の必要な条件を自分の経歴と照らす

LayerXの募集要項は、職種ごとに求める経験がはっきり書かれています。シニアプロダクトマネージャーは ToB のプロダクトマネジメント経験(5年以上)と、Transformer、RAG(検索拡張生成)、Embedding などの LLM(大規模言語モデル)や生成AIの基礎知識を求めています。

バクラクのエンジニアリングマネージャー(AI・機械学習領域)は、AI戦略・アーキテクチャ設計の経験と、開発チームのリードまたはマネージャーの経験が条件です。Ai Workforce のシニアソフトウェアエンジニアは、Webアプリケーションの開発・運用経験に加え、BtoB システムの業務設計やプロダクト全体設計をリードし、複数の部門をまたいでプロジェクトを進めた経験を挙げています。

FDE の募集要項は「要件のすべてを満たしていなくても問題ありません」と断ったうえで、大規模・高信頼・厳しい性能要求のシステムの設計・開発経験(1年以上)を最初に挙げる書き方です。エンジニアリングマネージャーの相場は、エンジニアリングマネージャーの年収|統計と求人で見る相場で確かめられます。

選考の目安は2〜4週間でトライアル入社とリファレンスチェックがある

LayerX Company Deck の選考プロセスのページでは、選考期間の目安がおおむね2〜4週間とされています。カジュアル面談、書類選考、技術課題(開発職のみ)、面接(1〜2回)、トライアル入社(開発職のみ)、リファレンスチェック、最終面接、内定・オファー面談の流れです。

資料には、プロセスは応募職種や候補者の状況によると注記されています。開発職は技術課題とトライアル入社があるため、今の仕事と並行して進める人は日程の組み方をカジュアル面談の時点で確かめておきましょう。

オファー面談で等級と賞与の係数を確かめる

LayerXの年収を今の年収と比べるときは、次の項目を内定・オファー面談までに確かめておくと迷いません。

確かめる項目

資料・募集要項で見る欄

面談で聞くこと

等級

Company Deck の給与とグレード

想定している等級と、エンジニア・プロダクトなどどの職種の表に当たるか

給与

募集要項の給与(想定年収(目安))

想定年収(目安)に賞与が入っているか

賞与

Company Deck の注記・2025年10月の発表

個人評価係数の幅と、業績評価係数が標準の1.0から動いた実績

査定

募集要項の給与(年2回査定タイミングあり)

入社後の最初の査定の時期

働き方

Company Deck の従業員データ

配属先のチームの出社頻度

オファー面談での聞き方は、オファー面談で聞くこと|転職で労働条件を確かめる7項目にまとめています。等級を前提にした年収の伝え方の参考は、スタートアップの年収交渉|ストックオプションと等級です。

LayerXとあわせて、同じ職種のほかの会社の年収帯も見ておくと、提示された金額が相場のどこにあるかを判断しやすくなります。職種やスキルで求人を探すなら、Offers Jobs の求人一覧から検索できます。

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