今アシスタント業の副業が注目を集めている
ちょっとした隙間時間を利用して副業をしたい、という人は多いのではないでしょうか。オンラインアシスタントは、在宅で業務を行います。短い時間だけ働きたい人や、決められた仕事だけを行いたい人にはもってこいの働き方です。
副業でできるオンラインアシスタントとは、どのような業務なのでしょうか。
オンラインアシスタントを知っていますか?
オンラインアシスタントは会社勤めや派遣業務などとは違い、出勤をする必要がありません。会社には出勤せず、在宅でインターネットを使用して業務を行います。
雇い主とはインターネット上でのやりとりが主となるため、指示内容を正しく理解することが重要です。
隙間時間を使って、自分が持っているスキルを在宅で活かすことができる点が、オンラインアシスタントのメリットだといえるでしょう。雇い主側は、採用にかかる手間やコストを抑えながら仕事の効率をアップすることができます。
欧米ではバーチャルアシスタントとして浸透
オンラインアシスタント業務は、日本だけで行われているわけではありません。欧米では『バーチャルアシスタント』と呼ばれて、さまざまな分野の仕事で活用されています。
米国には、国際的なバーチャルアシスタント専門の協会があることをご存知でしょうか。アシスタントの育成やサポートを行っており、多くの企業が利用しています。オンラインアシスタントが、新しい働き方として浸透するきっかけになりました。
オンラインアシスタントってどんな仕事?
オンラインアシスタントは、よくオンライン上の秘書にたとえられます。具体的にはどのような仕事を担当しているのでしょうか。オンラインアシスタントの仕事例をいくつかご紹介します。
スケジュール調整などをする秘書業務
オンライン秘書業務は、在宅で電話対応・スケジュール調整・書類作成などを担当する仕事です。お店の予約や、御礼状・おわび状の作成といった細かい仕事を依頼されることもあります。
秘書業務はどんな場面で利用されるのでしょうか。秘書的な役割をしてくれる従業員がいない個人事業主の場合、営業に出てしまうと会社には人がいない状態となってしまいます。
営業に出ている間に電話対応や書類作成などをしてくれるオンラインアシスタントがいれば、その分営業活動に力を入れることが可能となります。そのため、個人事業主からの需要が多い仕事だといえるでしょう。
面接やスカウトの代行などをする人事業務
人事業務は人材の確保を担うための業務です。企業の人事担当が行っている業務を代行します。
人事業務の仕事は、業務に適した人材を選んで面接を行うだけではありません。応募してきた人へのメール対応や、研修に必要な会場を押さえるなどの業務を行うこともあります。
場合によっては業務に必要なマニュアルの用意やサポートを依頼されることもあるでしょう。人事業務は必要な人材を見抜く目だけでなく、時には雑多な業務をこなす必要もある仕事です。
お金に関するサポートをする経理業務
経理業務は会社の支出を記録しコントロールするために必要な業務です。たとえば、給与計算・領収書の計算・会計ソフトへの入力業務などを担当します。
クライアントから必要な情報をもらい、請求書や注文書の作成を行うこともあるでしょう。在宅で行う経理業務では、会計ソフトのアカウントを共有し業務にあたることもあります。
経理業務のオンラインアシスタントは、確定申告の時期が近づくと需要が高まる業務のひとつです。申告書作成の準備に必要な、領収書や明細書の仕分け・データ化・入力などを依頼される機会が増えることでしょう。
オンラインアシスタントで有利になる資格は
オンラインアシスタントにはさまざまな仕事があります。仕事を任せる企業側は、しっかりと仕事をこなしてくれるアシスタントを選ぶ必要があります。
その技量を簡単に見定める方法が、資格の有無です。副業としてオンラインアシスタントを行うにあたり、持っていると有利になる資格をご紹介します。
ITリテラシーを高める資格
『ITリテラシー』は、パソコンやスマホを利用して得た情報を効率よく正しく扱うことができる能力のことです。ITリテラシーが低いと他者や自分のプライベートの情報を流出させてしまい、重大なリスクを背負うこともあります。
副業でオンラインアシスタントをするには、ITリテラシーの熟練度が試される資格を持っていると有利です。たとえば『ITパスポート試験』や『情報セキュリティマネジメント試験』『IC3』などがあります。
営業や交渉に必要な対人スキル
副業でオンラインアシスタントの仕事を担当するには、ある程度のコミュニケーション能力が必要となります。オンラインアシスタントをするための営業や交渉において有利となるだけでなく、人事業務や秘書業務を請け負うのであれば、必須な能力です。
持っていると、コミュニケーション能力が高いと判断してもらうことが可能な資格もあります。たとえば、『コミュニケーション検定』『セールススキル検定』『ホスピタリティ検定』などです。
Microsoftのスキルは欠かせない
エクセルやパワーポイントなどの操作方法を熟知していると、書類作成が多いアシスタントの仕事を受ける際、有利にはたらきます。
『マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)』は、ワード、エクセル、パワーポイントといったマイクロソフト社のアプリケーションの扱い方の熟練度が試せる試験です。試験のレベルは、スペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)に分かれており、実力に合ったほうを受験できます。
他にもある個性的なアシスタント業
アシスタント業務にはさまざまな種類があります。中には、個性的な業務のアシスタントを募集していることもあります。一般的な業務とは違い特殊な能力が必要な場合もありますが、普通の仕事を退屈に感じているなら向いていると言えるでしょう。
個性的なアシスタント業の例にはどんなものがあるのでしょうか。
完全在宅でもできる漫画家のアシスタント
漫画家の仕事は、アイデアを練ってストーリーを考え作画をする、というように多岐にわたります。仕事が忙しい漫画家にはアシスタントがいることが多いです。デジタルで作画をしている漫画家の場合、オンラインアシスタントを募集していることがあります。
漫画家のオンラインアシスタントは、背景や仕上げといった仕事を担当することが多く、ほとんどの場合、漫画家としての経験やアシスタント経験といった経歴がある人を対象にしています。腕に覚えのある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
張り込み、浮気調査など探偵のアシスタント
浮気調査や素行調査といった、探偵業務のアシスタントを募集していることもあります。探偵業の仕事内容は、ターゲットを尾行し、現場を押さえて写真を撮影するというような仕事が多いです。
ターゲットが移動するまでじっくりと待ったり、地道に証拠を集めたりといった仕事内容を思い浮かべるといいでしょう。アシスタントとして働く場合、尾行や追跡はせず、インターネット上での調査や報告書の作成といった業務が割り当てられることもあります。
まとめ
オンラインアシスタントは、これまでの仕事で培ったスキルを活かした副業をしたいと考えている人にぴったりではないでしょうか。スキルアップすれば、給与交渉の際に有利な条件で仕事をゲットできることもあります。オンラインアシスタントに有利な資格取得も頭に入れつつ、自分に合った副業を見つけてください。