外国人エンジニアと働くときに気をつけると良い6つのポイント

はじめまして、しょこです(@okohs)。株式会社エウレカでバックエンドエンジニアとして所属しています。

これまで3社・計5年間、外国人エンジニアと同じプロジェクトで開発してきました。仕事で関わってきた方の主な出身国は、インド、フランス、中国、アメリカ、イギリスです。

また業務外でも、以前に、世界各国に支部のあるコミュニティGDGWomen Techmakersの東京支部のOrganizerとして、イベント開催、各国・各都市のOrganizerとのディスカッション、カンファレンス登壇をしてきました。

本記事では、外国人エンジニアと働くときに気をつけていることについてまとめました。同じオフィスで働く場合とリモート+時差ありで働く場合どちらについても書いています。

この記事を通して、様々な国の方々を「外国人」とまとめて見るのではなく、一個人として見る人が増えるといいなと思います。

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簡単に穴埋めできない『文化』の違い

昨今、コロナ禍で国境をまたいだ仕事をフルリモートで行ったり、海外の企業に日本から参画する事例が増えています。また、国内のデジタル人材の不足を海外から招くことで解消しようという議論が出るほど、エンジニアにおいて国籍の多様化は進んでいます。

しかし、まだまだ国内で日本人のみで開発する企業が多いため、実際に多国籍プロジェクトを経験している人はそこまで多くありません。

大前提、国籍が違えば言語だけではなく、文化も大きく異なります。そして、言語の違いはGoogle翻訳に任せればなんとかなりますが、文化の違いはツールで簡単に穴埋めできるものではありません。

そのため、どんな違いがあるのかを理解した上で、その違いを無視したり多数派の文化を強制するのではなく、尊重しながら一緒に働くことが大切です。

1. 「誰でも同じ理解ができる」コミュニケーションを意識する

しばしば外国人のエンジニアについて「言ったことしかやらない」「終わってないのに終わったと言われる」という話を聞きます。これは、言ったこと以外に本当は求めていた察してほしい内容が含まれてなかった場合や、ゴールがわかりにくい場合に起きがちです。

しかし、察するのは日本人同士でも完璧ではないので、言葉や考え方が異なる外国人のエンジニアではさらに困難です。

コミュニケーションの方法

「誰でも同じ理解ができる」を満たすにあたって、おすすめはプログラミング言語やUML、プロダクトのスクリーンショットです。

また、既存の仕様インプットにペアプログラミングがかなり助かりました。些細なディスカッションのときも、文字に起こして議事録を簡単にまとめておくとより良いです。

ボディランゲージの違いに注意

また、言葉で示せなくてもボディランゲージを使う場合もありますが、インドの相槌のように似た動きでも違う意味を持っていることもあるので注意が必要です。

この暗黙の了解が多いコミュニケーションのスタイルを「ハイコンテクスト」、言葉中心のコミュニケーションのスタイルを「ローコンテクスト」と言います。アジア圏やアラブはハイコンテクストの傾向が強く、欧米諸国はローコンテクストの傾向が強いです。

注意点として、ハイコンテクスト同士が会話をしても満足にお互いを察し合うことはできません。なぜならば察した結果なにをすべきなのかが国ごとに大きく異なるためです。

参考:Indian Nod : Explained|YouTube

2. お互いの働く時間帯に合わせてタスクの進め方を調整しよう

これは特に国境をまたぐときですが、〆切付きの依頼をしたりされた場合は日付だけでなく時間も確認しましょう。働く時間帯のずれは時差だけでなく、相手のワークスタイルにもよります。

朝早くから仕事をする場合もあれば、昼から仕事をして夜まで働くケースもあります。翌営業日に続きを行いたいなどの理由があれば、こちらの作業開始時間をあわせて伝えると、よりスムーズに作業が進められます。

また、なかなか返信がこないと思ったら1、2週間休暇を取っている場合もあるので、覚えておくと良いと思います。

3. 相手の宗教を理解する

インドをはじめ、宗教が文化や価値観に大きな影響を与えている国は、その宗教の日課や禁忌について配慮をすべきです。例えば、食事についてです。

ヒンドゥー教やイスラム教の禁忌である牛肉・豚肉に配慮すべく、チームやプロジェクト全体で会食を行う場合はハラールに対応しているお店を選んだり、ベジタリアンテーブルを設置することで誤って牛や豚などを食べないよう気をつけることなく食事ができるスペースを明示的につくったりしていました。

また、勤務時間中でも礼拝を欠かさず行っている方も多くいました。そのため、私が当時働いていた日本オフィスでは、礼拝に集中できるようにと執務スペース近くに礼拝室となっていました。

ただ、個人差も大きくあります。少数派ではあるものの、日本の生活が長い同僚は「日本の牛とインドの牛は違う」と言って、焼肉屋で焼肉とビールを楽しんでいました。

4. 外見やイメージで接しない

外国人の同僚が、必ずしも外見や国のイメージどおりではないことが多々あるので、あくまで一個人として一人ひとりに接します。

フランスの例

例えば、フランスといえば、白い肌に高い鼻で、洋食が好きでというようなイメージを持つ方がいるかもしれません。

しかし、フランスは移民大国でもあるので、そもそもフランスのオフィスで働く全員がフランス出身とは限らず、見た目はアジア出身っぽい二世・三世の方もいらっしゃいます。また、食文化も様々なので箸できれいに焼き魚を食べる方もいます。

見た目だけで判断しない

また、いかにも外国人でも日本でずっと生まれ育ってきた方もいます。イメージが湧くようにお笑いコンビの「デニス」を例にします。顔の濃い方は、ブラジル人の父親と日本人の母親を持つハーフの方です。

ただ、話せるのは日本語のみで、英語もポルトガル語も話せません。名前も「植野行雄」という、めちゃくちゃ純和風な名前です。植野さんは芸人なので自分をネタにしていますが、私達が一緒に働く一般の方は必ずしも笑いに変えているわけではありません。

本人が自分から言わない限りは深く聞かないようにするといいと思います。

5. 積極的に会話をしよう

国境をまたいでいるメンバーと一緒に働いているときは特にですが、積極的に会話をしましょう。

英語ができないからと話しかけることに緊張する場合もあるかとは思いますが、たどたどしくても会話をして議論することが仕事を前にすすめるには必要だと思います。また、母国語が英語ではない外国人エンジニアは多いため、勉強して身につけたという状況はお互い同じです。

また、文法が正しく話せているかなど心配するかもしれませんが、私の経験上、時制だけ気をつけて文法や単語のスペルは多少崩れていても気にしない人が多いと思います。正しい文法は身につけるべきですが、それが完璧でないからと会話を控えるのはもったいないです。

6. 相手の母国の文化や出来事について話すときは考えてから話そう

ここまで、国のイメージではなく個人に注目すべきであると書いていきましたが、なにもかもを聞くのはNGです。

なぜならばその人がそれで苦労してきて日本に移住したとしたら相手のトラウマに触れていることになってしまうからです。具体例は避けますが、主張の強いアイテムを身に着けたり、手元に置くのもおすすめしません。

まとめ

多国籍なメンバーのプロジェクトは、さまざまな価値観や慣習に実際に触れることができてとても面白いです。

個人的に、金曜日に「お疲れ様です」ではなく「Have a nice weekend!」と言われるのが嬉しかったので、今でもタイミングを見て使っています。 また、ここまで書いてきた気をつけることは、どれも外国人のメンバーだけではなく、日本人メンバーにも有効です。

わかりやすい多様性として「国籍」や「性別」がありますが、価値観の違いは同じ国籍・性別でもあります。その違いを無視しておおざっぱな型にはめず、それぞれの個性を持つ1メンバーとして一緒に働くことで、生まれる新たな価値もあると私は信じています。

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