フリーランスのモデルになるには?モデルの種類と仕事を得る方法

『モデル』というと、芸能事務所などに所属している人だけができる仕事と考える人が多いのではないでしょうか。しかし、フリーランスとして活躍するモデルもいます。フリーランスのモデルの種類や、仕事を得る方法について説明していきます。

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フリーランスのモデルの魅力とは

職業として『モデル』をするには、プロダクションやモデル事務所など(以下、事務所)に所属する必要があると考えている人も多いのではないでしょうか。確かに、いわゆる『モデル事務所』などに籍を置き、仕事をしている人も多くいます。

しかし、フリーランスでモデルを仕事としているケースもあり、事務所やプロダクションに属さず、モデルとしてのキャリアを積んでいる人もいるのも事実です。

フリーランスとしてモデルをする魅力は、どこにあるのでしょうか。そのメリットなどについて見ていきましょう。

自分の都合で仕事ができる

モデル事務所に所属すると、契約により会社に所属する形となりますので、事務所にスケジュールを管理される場合があります。そして、事務所から依頼された仕事をするという形態が多いでしょう。

一方で、フリーランスのモデルは、自分の都合で仕事ができます。自分で仕事をスケジューリングすることとなりますので、フリーランスとしてのモデルは時間の使い道が広がるでしょう。

また、『仕事の内容を選べる』点も、メリットです。事務所に所属していると、事務所が入れた仕事は、自分に向かないと思う内容でもこなす必要が生じます。しかし、フリーランスモデルなら、嫌な仕事・合わない仕事は避けられます。

月の収入や年収を知ろう

職業として考える場合、収入面も気になるところです。フリーランスのモデルの収入は、どの程度なのでしょうか?

フリーランスのモデルには、多数の仕事を依頼されるモデルもいれば、スタートしたばかりで仕事も少ないモデルもいます。そのため、フリーランスモデルの収入を一括りで示すことは難しいでしょう。

フリーランスでも、人気なモデルであれば、月収50万円を超える人や、1000万円以上の収入がある人もいます。一方で、月に手にする収入が数万円程度というモデルもいるのです。

フリーランスモデルの種類

一口にフリーランスモデルと言っても、その仕事の種類はさまざまです。モデルの仕事も、いくつかに分類することができます。

フリーランスとしてモデルを目指すなら、その区分をしっかりと把握しておくことが大切です。

フリーランスのモデルには以下のようなお仕事があります。

雑誌モデル

さまざまな雑誌で掲載されるモデルが『雑誌モデル』です。雑誌モデルは、フリーランスで活動している多くのモデルが、その仕事を得ている場と言えます。

フリーランスとして活動し、継続的に仕事を得て行くには、実績を積むことが大切です。その一つに、雑誌モデルがあります。

特に読者モデルは新人にも依頼されやすく、名の知られていないモデルの人でも、比較的採用されやすい仕事となっています。

動画モデル

プロモーションビデオやミュージックビデオなどの動画に出演する仕事が『動画モデル』です。その他ドラマのエキストラなども動画モデルの仕事の範疇となります。

例えば、素人が作成する動画投稿サイトの動画でも動画モデルの活躍の場と考えられます。さまざまな動画を作るにあたり、出演者としてモデルを求める案件があるのではないでしょうか。

スチールモデル

静止画として撮影されるための仕事が『スチールモデル』になります。スチールとは、一場面を静止画として落とし込むことを意味する言葉です。

雑誌モデルの掲載先が雑誌に限定されているのに対して、スチールモデルとして撮影されたものはカタログや広告などに使用されるケースが多くあります。

サロンモデル

美容院で募集しているモデルが『サロンモデル』です。その多くは、サロンや美容院が常連のお客さんなどに依頼しています。

それは、事務所などにモデルの派遣を依頼するコストや手間もかけられないという事情によるものです。

そのため、いろいろな美容室に「モデルをやります」と申し入れると、サロンモデルの場を得られやすいでしょう。

サロンモデルは、「媒体を通じた露出がないので仕事にはならない」と考えてしまう人もいます。しかし、美容師仲間の間で評価が流通したり、その流れでファッション関連のモデルへと活動の幅が広がる可能性もあります。

フリーランスのモデルとして仕事を得る方法

フリーランスモデルとして活躍している人の仕事内容について見てみました。それぞれのモデルは、どのように仕事を得ているのでしょうか。

モデルとしての活動を展開するには、仕事を獲得しなければなりません。フリーランスモデルが活動の場を手にする方法について紹介します。

オーディションを受ける

モデルとして仕事を得る代表的な方法が『オーディションを受ける』ことです。モデルのオーディションには、大きく分けて以下の2種類あります。

  • 会場型オーディション
  • 専属モデルオーディション

『会場型オーディション』とは、大手の事務所や雑誌社などが行う、グランプリなどの大がかりなオーディションをいいます。ここで注目を浴びることは、モデルとしての飛躍への大きなチャンスになるでしょう。

公募制の場合が多いので、フリーランスでも条件さえ満たせばチャレンジ可能です。大きなオーディションでの受賞歴は、モデルとしての可能性が大いに広がります。

『専属モデルオーディション』は、雑誌などの専属モデルになるためのものです。知名度の高い媒体での専属契約ほど、モデルとしての評価は高くなります。モデルとしてのキャリアを安定させるには魅力的なオーディションです。

養成スクールや専門学校に通う

『タレント養成スクール』や『専門学校』に通うことも、モデルとしての仕事につながる可能性があります。スクールや学校の価値は、モデルとして必要な知識や技術を学ぶだけの場ではありません。

オーディションなどの情報が得られるなどのメリットもあるのです。情報は、仕事を続ける上でとても大切なものです。また、人脈を広げられることも、スクールや学校の大きなメリットです。

ブログ、SNSで発信する

『ブログ』や『SNS』も、モデルとしての仕事につながる可能性を持ったツールです。実際に、これらを活用して仕事を得ているフリーランスモデルもいるのではないでしょうか。

これまでのモデルとしての実績などを、インターネット上で積極的にアップするのも一つの方法です。その際、代表的な仕事や得意なジャンルなどを分かりやすく伝えると、仕事が獲得しやすくなるのではないでしょうか。

フリーランスモデルが注意すること

事務所と契約しているモデルと比べて、自分の都合に合わせて仕事ができる利点のあるフリーランスモデルですが、当然良い面だけではありません。フリーランスモデルが注意すべき点について見てみましょう。

仕事をする際は相手の実績を確認

仕事をする相手には注意が必要です。フリーランスモデルには、相手の実績をしっかりと確認する注意力と、信頼できる発注者かそのような人物かを見極めることが求められます。

中にはモデルの仕事があると称して商品を買わせたり、撮影した写真を説明とはまったく違う用途で使用する悪徳業者もいます。

そういった業者に引っかからないために、発注者の取引先や、採用したモデルによる作品がどのように使用されたかなどについて、よく確かめましょう。

撮影時には第三者と一緒に

フリーランスモデルは、その場限りの撮影現場など、信頼関係の無い人と接する機会が多いのも事実です。そのため、リスクマネジメントについても全て自分で行う必要があります。

インターネットでの仕事の発注・受注も増加したこともあり、モデルの仕事も多様化しています。合わせて、安全性が確保されていない仕事が増えているとも言えるのです。

そこで、信頼関係の無い相手との仕事では、次のようなことに配慮しましょう。

  • 撮影時には第三者を必ず同行させる
  • 相手の車に安易に乗らず現地集合・解散を心掛ける
  • 密室や人気の無い場所での仕事は避ける

まとめ

モデルは、有名な事務所などに所属する選ばれた人だけの仕事ではありません。素人がフリーランスモデルへと転身した事例もあるのです。しかし、知識や技術・営業面・危機管理など、全てを自分でマネジメントする必要があります。

しっかりと自覚しておけば、フリーランスでもモデルとしての道を開くことは可能です。必要な資質や情報をしっかりと身に付けて、フリーランスモデルとしての活躍を目指してみましょう。


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