副業で稼ぐことのメリット
政府の働き方改革による副業を奨励する方針を受け、国内大手企業では副業が解禁されていたり、副業を許可するどころか推進する企業まで現れて、次第に副業が解禁されつつあります。
しかし、実際に副業で稼ぐことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
本業とプラスで収入が増加する
最初に挙げられるのは、副業として働いた分だけ収入が得られることです。本業に加えて副業を行うことで収入が増え、金銭面で余裕が持てます。
また、クラウドソーシングサイトを活用したライティングなどの業務やアンケートへの回答、タスク系の案件などは、時間がかかりますがスキルがなくとも挑戦でき、空いた時間をリスクをかけずにお金へと代えられます。
本業や趣味で培ったスキルがあるなら、高収入を狙うことも可能ではないでしょうか。
やりたいことに挑戦できる
本業ですでに収入を得ているので、副業でやりたいことへ挑戦できることもメリットとして考えられます。
これまで趣味でイラストを描いてきたけれど、プロとして依頼を受けてみたい方や、コードを書くのが好きだけど、本業ではプログラムから離れてしまっているプログラマーの方など、副業を通じて何かにチャレンジすることも可能です。
またそうした副業によって、転職活動や起業へ向けた準備を行うこともできます。
スキル、経験を積める
副業で業務に励むことで、スキルや経験を積めることもメリットの一つです。例えば本業と同じ分野の副業を選び、スキルを生かしながら働いた場合でも、本業と副業では環境が異なるため、違った経験や新しい知識、スキルなどが身につきます。
また、案件やアルバイトなど、副業で働く中で人とも関わることになるため、自然と人脈にもつながります。
安全に稼げる副業
一口に副業と言っても、多様な仕事内容があるものです。
コンビニや飲食店などでのアルバイトから、クラウドソーシングサイトでのさまざまな案件、ポイントサイトやスキルシェアサービスを活用したものまであります。
インターネット上だけでも、多くの案件がありますので、副業を探しているうちに、多大な報酬で釣ったり、根本的に違法性のある、リスクのある仕事に行き当たってしまうこともあります。
そこで、ここからは安全に稼げる副業を紹介します。
スキル販売
安全に稼げる副業としては、まずスキル販売が挙げられます。インターネット上には気軽に商品を販売できるサービスがあります。
そこではイラストやデザインの制作から、動画の制作・編集、声の販売や論文の翻訳など、多様なものが仕事として出品されており、購入可能です。
価格設定も自由で、500円程度から高額まで幅広い値段のサービスが販売されています。こうしたサービスを利用し、自分の持っている趣味やスキルを活かした何かを販売してみると、意外と副業として成立する可能性があります。
また、こうした販売サービス以外に、スキルを持っている個人が講師として講座を登録できるサービスもあり、講座の販売ができるものもあります。
家事代行
もう一つ、安全な副業と言えるのが家事代行です。一様に家事代行といっても業務内容は洗濯・掃除・買い物・子供の相手から料理など幅広くあります。
これら全てをこなせる必要はなく、例えば料理が得意なら料理だけを、綺麗好きで掃除せずにはいられない方なら掃除だけなど、得意なことを生かして副業として働くことが可能です。
一回の所要時間は2時間程度で、報酬は1200円から2000円程度のものもありで、空き時間を利用して稼ぐことができます。
在宅でできる副業
本業が終わって帰宅してから寝るまでの時間や、休日家にいながらできる副業として、在宅でできる副業があります。
在宅でできると言ってもやはり多様な仕事があり、イラストの制作や翻訳、システム開発案件などスキルを要求するものや、前述のスキル販売などさまざまです。その中で自分のペースでできる副業を紹介してきます。
ライティング
在宅でできる副業として、最初に紹介するのはライティングです。個人でWeb上に記事を掲載することもできますし、クラウドソーシングサイト上などライティング案件は数多くあり、始めるのに特別なスキルもありません。
一方で専門的な知識があるなら、紙媒体やWebメディアなどの専門誌で執筆するライターとして活動するフリーライターへのキャリアもあります。
最初から高単価の案件を受注することは難しいですが、クラウドソーシングサイトなどを利用しスキルと実績を高めていくと、単価アップも期待できるでしょう。
データ入力
データ入力も、在宅でできる副業として人気です。データ入力案件では、紙媒体に記入された文字情報や、PDF上に記載されているデータを元にしたり、Web上にあるデータを集積してExcelやGoogleスプレッドシートなどに入力していきます。
インターネットとPC、作業環境さえ用意できていればどこからでも、空き時間を利用して複雑な頭脳労働を伴わずできることが特徴です。
一方、作業内容が単純なことから単価は低く、本格的な副業というより空いている時間の活用するのに最適と言えます。
なお、業務内容が大幅に異なりますが、音声を聞いてそこから文字に変換するテープ起こしなども副業としてはよくある仕事です。
副業で稼ぐときの注意点
本業では会社へ勤務にしているのなら、副業で稼ぐにあたっていくつか注意しておきたいポイントがあります。真っ先に確認したいのは、会社の就業規則です。
政府の主導により副業が解禁されつつありますが、国内の企業には就業規則により副業を禁止している企業が多いのも事実です。
就業規則で副業が許可されているかまずは確認を行い、禁止されているけれどどうしても副業で稼ぎたい場合には、上司などに打ち明けてみましょう。ケースによっては、特例として副業が許可される可能性があります。
税務処理を行う
副業では、本業で会社が処理していた税務処理を自分で行う必要があります。基本的には、副業による1年間の所得が20万円を超えた場合に確定申告をする必要性があり、この場合には次の年の2月16日から3月16日までの1か月の間に、税務署への申告が必要です。
確定申告には、青色申告と白色申告があり、青色申告は条件がある代わりに最大65万円が控除されるものもあります。もし副業が事業として認められるようなものなら、青色申告すると節税につながります。
周囲の理解を得る
副業で稼いでいく上で、周囲の理解をしっかり得ることも重要なポイントです。勤務先企業の就業規則によって副業が許可されている場合でも、本業に影響を与えないことが条件となっています。
また対策を取らない限り、副業をしていることが会社側に判明するのは、時間の問題です。そのため、副業をしていることを直接の上司などにきちんと説明し、理解を得ていくことが上手な立ち回りだと言えるでしょう。
スケジュールを調整する
スケジュールをしっかり調整することも、副業で稼ぐにあたって気をつけたいことです。副業をするということは、本業の就業時間外の時間や、休日を割いて働くということです。
休息時間を削って働いていることになるため、スケジュールに無理が生じれば健康に悪影響を及ぼし、結果的に本業にも支障が出てしまいます。副業によって本業に影響が出てしまっては本末転倒です。
こうした事態を避けるため、副業として受ける仕事の量には気をつけ、余裕を持ってタスクを終えられるようにしましょう。
まとめ
副業で稼ぐときのメリットについて、収入が増えることや、やりたいことに挑戦できる点などにふれ、また安全に稼ぐ方法や、実際に副業で稼ぐ際の注意点などにも触れてきました。
副業を始めることにはリスクがある分、メリットもあります。記事の内容を参考に、副業について考えてみてはいかがでしょうか。