副業ってどうやって始めればいいの?
副業をはじめると言っても、何から手をつけていいのかわからない人がほとんどではないでしょうか?ここではまず副業をはじめるための基礎知識と、心の持ち方について考えてみます。
まずは会社の就業規則確認から
副業をはじめる際にまず確認しなければならないのは、現在勤めている会社が副業を認めているかどうかということです。
日本経済新聞と日経リサーチの報告によると、上場企業301社へのアンケートで73.1%の企業が兼業や副業を禁止しているという調査結果も出ています。
まずは会社の就業規則をじっくり読んで副業が可能かどうか確認しましょう。副業を推奨する、または許可する企業もどんどん増えているので、交渉次第では可能になるかもしれません。
副業を始める目標、目的は何なのか考えよう
副業をはじめる人はそれぞれ生活環境や副業目的が違います。しかしいざ副業をはじめても継続できていない人が多いことも事実です。
多くの人の目標は夢の実現のためにお金を得ることだと思いますが、お金を得たあとの目標、目的が明確になっていないと途中で頓挫する可能性も高くなります。そこで頓挫しないためのポイントをあげておきます。
- 副業はいくら稼げるかではない
- 自分にあった職業を選び、副業を達成したあとの目標を作る
- 自分で正しい取捨選択をする
自分の中で『やる、やらないリスト』を作るのもいいでしょう。実際に収入が安定してくるのは6ヵ月から1年後になることを考え、その副業が1年続けられるか考えることが大事です。
初心者が始めやすい人気の副業とは?
初心者に人気の高い副業として、『アルバイト』『クラウドソーシング』『アフェリエイト・ブログ』『せどり』『アンケートモニター』などがあげられます。ここでは在宅でできて、収入も見込める副業について紹介します。
在宅でスキマ時間を有効活用
ネット環境が飛躍的に発達した現代では、ネット上で副業できる仕事が増えています。インターネット環境さえあれば自宅でもできるので、育児や介護を抱えていてもスキマ時間を使って効率的に仕事をすることができます。
効率良く報酬が得られる環境やノウハウを確立させることができれば、パートやアルバイトより高収入を得ることも可能です。
クラウドソージングのライターや翻訳業
インターネット上だけで完結できる仕事を多く取り扱っているクラウドソーシングを活用した副業です。職種としては、イラストレーター、ウェッブデザイナー、システムエンジニア、ウェッブライター、翻訳業など多くの職種があります。
報酬は実績やスキルによって様々ですが、案件をこなしてスキルを高めていくことで、高額な案件も依頼されるようになります。
アフィリエイトやブログ等のネット系
ブログのアフェリエイト機能により広告を出して商品やサービスを紹介し、読者がそれを購入登録すると報酬が得られる仕事です。
非常に人気の高い副業で、多額の報酬を得ることも可能ですが、そのためにはノウハウとある程度の時間を確保する必要があります。
成功すれば副業だけで十分に生活できる、夢のある副業と言えるでしょう。ですが、すぐに報酬が得られるものではないため、長い目で経験を積むことが必要です。
手作りや中古販売の物販系
在宅でできる副業として次にあげられるのが、ハンドメイドや中古品の販売・転売ビジネスです。
ネットビジネスに比べると少々手間がかかりますが、自分が手作りしたものを買ってもらえる喜びは他にはないものです。好きなことを副業にしたい人には向いています。
オークションやフリマで販売
最近はヤフオクや楽天オークション、メルカリやラクマなどの様々な販売サイトが登場し、市場が活性化し利用者も伸びているので、報酬も得やすく人気の副業です。
自宅にある不要なものを販売できるだけでなく、高く売れそうなものを安く仕入れてネット上で転売してお金を稼ぐ事もできます。
仕入れ・コンテンツ作成・梱包・発送など作業が多いという難点はありますが、慣れてしまえば、安定した収入を得ることも可能です。
得意を生かしてハンドメイドを販売
近年は各地でハンドメイドイベントやマルシェなどが行われており、自分の作った作品を販売することがたやすくなっています。もちろんネット販売やハンドメイドサイトなどで売ることも可能です。
自分が作った作品を誰かが買ってくれて喜んでもらえる。ハンドメイド販売は報酬だけでない大きな喜びを得ることができます。
最初はなかなか売れなくても、少しづつ工夫や改良を重ねていくことで売れていくようになります。継続することが大切な副業です。
人気の副業、始め方や心得を知ろう
ネット社会の普及で人気の副業も大きく様変わりしていますが、その中でも人気の副業をピックアップし、その始め方や続けるための心得を紹介します。
ネット系は収益を得るまでに長時間かかる
ネット系の代表的な副業であるアフェリエイトやブログは、やる気さえあれば始めやすい副業ですが、反面利益がでるまで時間がかかることと、地味な作業であることから辞めていく人が多いのも事実です。
読者が興味を引きそうなコンテンツやトレンドをいち早く押さえることと、利益が出るまで地道な努力を続けることが必要です。
ハンドメイド系は売れる商品のリサーチが肝
ハンドメイド系の商品は自分の好きなものだけを作っていてもなかなか売れません。逆に売れるけどあまり好きでないものを作り続けるのもモチベーションの維持が大変です。
そこで大事なことは売れる商品のリサーチ、マーケティングになります。自分の作りたいものの中にいかに流行りを取り入れるかがポイントになって来ます。
自分の創作意欲と流行りを上手くマッチングさせることで、より大きな報酬へとつながっていきます。
クラウドソーシングは手軽にすぐ始められる
クラウドソーシングは在宅ワークの中で最も敷居の低い副業と言えます。ほとんどのクラウドソーシングが初心者に優しく誰でも簡単に在宅ワークを始められるシステムになっています。
必要なものはPC1台とインターネット環境だけです。この2つがあれば今日からでも始めることが可能です。
クラウドソーシングは誰でも気軽に始められて、受注した分の契約が完了すれば、続けるのも辞めるのも基本的に自由なシステムなので、全体の相当数のワーカーが初心者であり、経験の有無は問わないというスタンスのクライアントは珍しくありません。
そういった意味でクラウドソーシングは未経験者に大きな門を開いて受け入れる環境が整った市場と言えます。
副業を始めたら、あなたは個人事業主になる
サラリーマンの場合、副業で確定申告をする必要があるかないかの基準の1つにいわゆる『20万円ルール』があります。20万円ルールとは、副業の所得が20万円以下の場合は確定申告しなくてもいいというルールです。
ただし、副業の種類によってルールが異なりますので、ここでは今まで紹介してきた副業についてもう少し詳しく説明します。アフェリエイトやブログの場合は、アルバイト等の給与所得と異なり事業所得もしくは雑収入となります。
事業所得の場合、収入が20万円を超えていても経費を差し引く事ができますので、所得は20万以下になる場合があります。つまり何らかの経費を計上する事で所得を20万以下に抑えることが可能です。
また同様に事業所得ではなく雑収入とした場合にも20万ルールが適用されますので、経費を差し引くことができます。気を付けなければいけないのは、20万円ルールはあくまでも確定申告をするかしないかという基準です。確定申告はするが、副業については申告しないということはできません。
まとめ
副業の始め方がわからない人のために、人気の副業やその始め方、心得について説明してきました。また、収入を得た場合の税金対策についても説明しました。
これから副業を始めようと考えている人は、自分の置かれた生活環境や副業の目的を正確に把握分析して長続きできる副業を探してみてください。