エンジニアの転職理由、「給与への不満」と回答した人が最多
Q. 転職を検討した理由は何ですか?
労働環境の改善や人間関係の問題を挙げた人もそれぞれ10.7%いました。一方、組織変更の影響で転職を検討する人は9.0%、裁量の不足を理由とした人は5.7%にとどまりました。異動先との文化の違いが転職理由となることは4.1%と、最も少数でした。
アンケート結果から、収入面での不満とキャリア志向の高まりが転職の大きな要因であることが明らかになりました。
Q. 前問で選択した理由の中で、最も重視しているものは何ですか?
このように、収入面の不満とキャリア志向が転職における最重要課題であることが明らかとなりました。
転職でエンジニアが目指すキャリア、「技術専門職」が約6割
Q. キャリアアップのために転職を検討する際、具体的にどのようなキャリアを目指していますか?
その結果、技術専門職を志向する人が59.3%と過半数を占める一方で、マネジメント職を目指す層は20.4%にとどまりました。起業や独立を希望する人と、別の職種へのキャリアチェンジを望む人はいずれも7.4%でした。経営レイヤーを目指す人は3.7%、プレイングマネージャーを志向する人は1.9%と、マネジメント関連の希望者は相対的に少数派でした。
このように、専門性の追求がキャリアアップを考える人々の主な動機であることがうかがえます。
転職を検討するエンジニアの約半数が「10%〜20%」の年収アップを希望
Q. 給与面での不満から転職を検討する場合、希望する年収アップ率はどのくらいですか?
その結果、10%から20%の年収アップを望む人が48.1%と最多でした。次いで20%から30%のアップを期待する層が35.2%を占めました。一方で、10%未満の年収アップでは転職を考えない人が9.3%いました。30%から50%の大幅な年収アップを求める人は7.4%と、相対的に少数派でした。
つまり、転職を考える人々の大半は現状よりも10%以上、できれば20%を超える年収アップを望んでいることが明らかとなりました。
労働環境の改善において、半数以上のエンジニアがリモートワークの可否を重要視
Q. 労働環境の改善を求めて転職を検討する際、最も重視する点は何ですか?
その結果、リモートワークの可否を最優先する人が51.9%と過半数を占めました。次いでフレックスタイム制の導入を望む層が14.8%でした。一方、オフィス環境の改善、休暇の取得しやすさ、残業時間の削減はいずれも11.1%と同率でした。
つまり、時間や場所に縛られない働き方を重視する人が最多数であり、それに次ぐ労働環境面での要望は多岐にわたることが明らかになりました。
Q. 転職を検討するきっかけとなった出来事やエピソードを教えてください。
・7年間勤めたが年収が100万くらいしか上がらなかった。同じような仕事をしていても他社ではそれ以上の年収をもらっている人が大勢いることを知った。(36歳 エンジニア・iOSエンジニア)・スキル不足により、フリーランスエンジニアとして仕事を継続的に得ることが難しく、もう一度会社員として就職し幅広く長期間就業したいと考えたこと。(36歳 エンジニア・コーポレートエンジニア)
・チームにコードの書き方のこだわりが強すぎる人がおり、その人を中心にプロダクトの改善につながらない言い争いが頻発していた。(30歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・プログラミングスクールで新しい分野を学んだので、その職種にチャレンジしたいと思ったから(25歳 エンジニア・QAエンジニア)
・会社の経営戦略の変更で自身のできる業務範囲に陰りがみえた(31歳 エンジニア・SRE)
・海外転勤を勧められたのとそれがあってもあまり給与が上がらなそうだったため(31歳 プロダクトマネージャー・グロースハッカー)
・開発案件に携わることができず、ドキュメント作成などがメインだったため(30歳 エンジニア・QAエンジニア)
・休みが取れず、有給が消えてしまったため。(31歳 プロダクトマネージャー・ディレクター)
・業務上での事件、事故や組織の体制や将来性について不満を感じたから(41歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・今の環境では過去の実績の延長線上の仕事しかできず、もっと経営に関わるレイヤーで仕事がしたく、そのための実績を得たかった。(31歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・妻から給与に関しての不満を訴えられ、ちょうど職場の人間で馬が合わない人物がいたことで後押しになった(32歳 エンジニア・Androidエンジニア)
・仕事に余裕ができたので新しい仕事にアサインされたら新しいスキル習得がボーナス査定に評価された。その前の年の忙しいことは評価されなかったので、忙しくないと評価が高くなる制度に不満を感じた(45歳 プロダクトマネージャー・テクニカルディレクター)
・事業の方向性が自分の想定と合わなくなった(33歳 プロダクトマネージャー・ディレクター)
・自身が開発部長をしていた際に、スカウトした部下が給与の問題で退職をすることになった。ずっと給与の件で相談をうけて、経営陣に対しても適切な金額ではないことを告げていたのだが改善されずにいたため。その結果として組織に対しての不信感や、自身の給与も入社時から成果を出してもあがらない部分などもあったため。(44歳 エンジニア・QAエンジニア)
・自身が参加していた新規事業が何の説明もなく急に廃止されたこと(32歳 エンジニア・Androidエンジニア)
・人間関係と在宅希望のため(37歳 データ分析・データアナリスト)
・全く希望しない部署への移動だったにも関わらず、8割方希望は叶えたと言われた。(35歳 エンジニア・データエンジニア)
・組織全体として技術力の低下。(34歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・大規模な合併により、文化の大幅な変化(35歳 エンジニア・エンジニアリングマネージャー)
・当時所属していた新規事業開発部で、新規事業を始め、その後事業をクローズするという流れを一年間に3回ほど経験し、一つのサービスに長く関わりたいと考えていたので、転職することにしました。(31歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・同じ会社に長く在籍していて他の会社での自身のスキルが通用するのか不安になり転職を検討した(44歳 エンジニア・QAエンジニア)
・入社前に聞いていたビジョンが嘘だった(59歳 エンジニア・アプリエンジニア)
・認証取得のために必要な作業が増えたが、実態は形骸化しただけだった(45歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・評価制度がなく給与アップするタイミングがなかった。(50歳 エンジニア・QAエンジニア)
Q. 技術力向上のために転職を検討する場合、どのような技術やスキルを身につけたいですか?
・IoT検証の技術(50歳 エンジニア・QAエンジニア)・ITとOTの中間レイヤなど、ニッチな掛け合わせ(44歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・ITやテック関連の技術(41歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・IT翻訳を求められるもの(37歳 データ分析・データアナリスト)
・Swift、Flutter(37歳 エンジニア・iOSエンジニア)
・Unity, スクラム, ドメイン駆動開発, Scala, Unreal engine, gRPC(31歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・web系で求められる技術をフロント、バック、インフラ総合的に(30歳 エンジニア・QAエンジニア)
・アーキテクチャや開発環境の改善(32歳 エンジニア・Androidエンジニア)
・いま、OpenStackなプライベートクラウドなので、パブリッククラウドの知識は補強したい(35歳 エンジニア・エンジニアリングマネージャー)
・クラウド技術習得(36歳 エンジニア・QAエンジニア)
・コンサルティングやディレクション(40歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・その界隈のモダンなアーキテクチャーや技術のキャッチアップ(36歳 エンジニア・iOSエンジニア)
・ビジネス理解(29歳 データ分析・データサイエンティスト)
・マネジメントスキル、EM(44歳 エンジニア・QAエンジニア)
・解析ツールなど(58歳 プロダクトマネージャー・ディレクター)
・開発系スキルよりかはコミュニケーション系スキルが欲しい(48歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・外部発信力(29歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・個人でもプロダクト開発できるようなスキル(35歳 エンジニア・データエンジニア)
・最先端とは言わないまでもトレンドをおさえた技術(45歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・仕事内容に直結する資格など。(51歳 デザイナー・プロジェクトマネージャー)
・市場価値の高いスキル(28歳 エンジニア・SRE)
・実際にプロジェクトに関わって成果を出した経験(31歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・大規模サービスの運営やアプリケーションの多言語化など(34歳 エンジニア・フロントエンドエンジニア)
・大量データを扱うノウハウ(32歳 エンジニア・Androidエンジニア)
・汎用性があり、希少性のあるスキルを身につけたい。(31歳 プロダクトマネージャー・ディレクター)
・要件定義や外部設計など上流工程を担当できるスキルや、Web系・オープン系言語で開発できるスキル。(36歳 エンジニア・コーポレートエンジニア)
・量子コンピュータ(59歳 エンジニア・アプリエンジニア)
人間関係から転職を検討するエンジニア、約4割が「社内の雰囲気」が困難だと回答
Q. 人間関係の問題から転職を検討する際、最も困難だと感じる点は何ですか?
つまり、職場の空気や上長とのコミュニケーションに大きな課題を抱える人が多数を占める一方、部門間の連携不足や同僚間のトラブルから転職を考える人は相対的に少数派であることがわかりました。
Q. 組織変更や異動が転職理由になる場合、具体的にどのような状況だと考えられますか?
「希望と異なる部署へ異動させられた」層は20.8%でした。一方、「事業の売却・撤退により職場がなくなった」は11.3%にとどまり、「文化の変化」を挙げた人は1.9%と最少数でした。
つまり、専門性の活かしにくさや雇用の不安定さが組織変更の大きな問題点であり、異動による志向とのミスマッチも無視できない要因であることが明らかになりました。
エンジニアの約3割が「1ヶ月未満」で転職を決意
Q. 転職を決意するまでにどのくらいの期間悩みましたか?
転職を決意するまでにどの程度の期間を悩んだかを尋ねたところ、1ヶ月未満で決断した人が29.6%と最多でした。次いで3〜6ヶ月の期間を要した層が25.9%、1〜3ヶ月を経て決意した人が24.1%となりました。一方で、6ヶ月から1年をかけて転職を決めた人は18.5%にとどまり、1年以上も悩み続けた人はわずか1.9%でした。
つまり、転職を検討する人の大半は比較的短期間で決断に至ることがわかりました。ただし、長期化する事例も一定数存在することから、個人差が大きいことも明らかとなりました。
エンジニアの転職理由、面接では「具体的なエピソードを交えて説明する」ことが最も重要
Q. エンジニアの転職理由を面接で効果的に伝えるために、最も重要だと思うことは何ですか?
次いで、自身のキャリアビジョンとの関連性を示す重要性を指摘した層が22.2%を占めました。また、企業の価値観やミッションとの関連付けを重視する人が18.5%いる一方で、転職先での活躍の可能性を強調すべきだと答えた人は9.3%にとどまりました。ネガティブな内容は控えめにし、ポジティブな理由に焦点を当てるべきだとの意見は1.9%と最少数でした。
つまり、抽象的な説明ではなく、具体例を盛り込むことで転職理由の説得力が増し、加えてキャリアビジョンや企業理念との親和性を示すことが望ましいとされています。
Q. 面接での転職理由の伝え方で、印象を良くするためのポイントは何だと思いますか?
次いで「前の職場での学びや成長を肯定的に話す」ことを挙げた人が24.1%で、「誠実で真摯な態度で臨む」重要性を指摘した層が23.2%となりました。また、「自分の強みとアピールポイントを織り交ぜる」べきだと答えた人は18.8%でした。一方、「転職先企業の魅力を具体的に述べる」ことを重視する人は8.9%と最少数でした。
つまり、理路整然とした説明と前職での経験を前向きに語ること、真摯な姿勢が印象に大きく影響し、加えて自己アピールを盛り込むことで高い評価につながると考えられています。
面接での転職理由の本音と建前の違い、6割以上のエンジニアが「ある」と回答
Q. 面接で転職理由を説明する際、本音と建前の違いはありますか?
つまり、転職理由を説明する際に、実際の思いと表面上の言い分を使い分ける人が過半数を占めることが明らかになりました。
この結果から、面接の場では必ずしも本音を素直に吐露しづらい事情があり、より受け入れやすい説明に置き換えがなされていることがうかがえます。厳しい現実と、望ましい姿勢とのギャップが一定数のエンジニアにあることも示唆されています。
面接で伝える転職理由と本当の理由が異なる理由(一部抜粋)
・ネガティブな理由の場合、そのまま伝えても、転職しても同じ理由でまた転職をするのではないかと不信感を与えてしまうから(50歳 エンジニア・QAエンジニア)・異業種や業界などの場合、ある程度その会社の内容に合わせたり、その会社の人たちに内容が伝わるように業務を伝える必要があるため。(41歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・仕事に飽きたことや給与が一番の転職理由だが、キャリアアップのためとした。流石に外聞が悪いため。(29歳 データ分析・データサイエンティスト)
・事実を本音ベースで語ると、現職の言ってはいけないものに触れてしまったり、必要以上にネガティブに感じそう。フラットに聞こえるよう。(34歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・転職先の状況と転職理由によっては本当の理由を伝えることがミスマッチにつながることもあると思われるため。(32歳 エンジニア・Androidエンジニア)
・転職理由にはどうしてもネガティブな要素が含まれており、ありのままに話すと印象が悪くなりそうだから。(30歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
Q. 転職理由を面接官に説得力をもって伝えるために、事前に準備しておくべきことは何ですか?
・なぜここの企業を選んだか、なぜ他じゃ嫌なのか、明確な理由(26歳 エンジニア・フロントエンドエンジニア)・ネガティブな転職理由をポジティブに捉えてもらうための言い回しを練習すること。(36歳 エンジニア・コーポレートエンジニア)
・プロジェクトのあらましを明確に思い出しておく。(31歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・一貫性のある説明ができるように練習しておく。(30歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・嘘をつくのは良くないが、理由を話す順番は、実際の順番と異なっていて問題がないので、転職理由について話す順番を整理しておく。(31歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・何度か言葉に出して、しっかり伝わるか確認する(35歳 エンジニア・エンジニアリングマネージャー)
・企業のビジョンを理解し、自身の経験知見をどのように活かせるかをアイデアとしてもっておくこと。(31歳 プロダクトマネージャー・ディレクター)
・企業の技術Blogを読んだりしてその会社について話をできるようにする(44歳 エンジニア・QAエンジニア)
・現在の職場で実績を残すこと(いつでも転職できるようにしておくこと)(25歳 エンジニア・QAエンジニア)
・現状の自信の職務経歴を整理し、苦労したことや成果などを困らずに話せるようにしておく。(44歳 エンジニア・QAエンジニア)
・自身の経歴を棚卸しして言語化しておく(31歳 エンジニア・SRE)
・自分が何をしたいのか、なにをしてきたのかを明確に話せるようにする。また具体的なエピソードも。(50歳 エンジニア・QAエンジニア)
・自分のキャリアを伝えられる資料作成など。また採用してもらえた場合、企業にどのようなメリットを生み出せるかを理路整然と説明するための思考整理。(51歳 デザイナー・プロジェクトマネージャー)
・自分の能力や実績を論理的に短く説明する能力(言語化)(41歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・実際に選考を受ける企業のアプリケーションを触ったりテックスタックについて理解しておくこと(34歳 エンジニア・フロントエンドエンジニア)
・絶対に譲れないことの整理(45歳 プロダクトマネージャー・テクニカルディレクター)
・想定質問への回答予習(44歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・転職先で行うであろう業務に近しい過去の実績の整理。(29歳 データ分析・データサイエンティスト)
エンジニアの転職で重要な情報は「給与・年収情報」が最多
Q. エンジニアが転職を検討する際に、重要だと思う情報は何ですか?
つまり、エンジニアにとって報酬面の情報が最重要事項であり、加えて働く環境や利用する技術についての具体的な情報も欠かせません。キャリアプランや人材育成の側面は二の次と捉えられがちですが、会社のビジョンの重要度は極めて低いことが明らかとなりました。
Q. エンジニアの転職理由について、他に何か意見や感想があればお聞かせください。
・エンジニアに対するリスペクトがある企業かどうかを見極めるべし。エンジニアがヒエラルキーの最下層に位置する会社には行くべきではない。(44歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)・会社員で転職をしたい人は、もっと優秀なエンジニアがいる環境でキャリアアップしたいか、ワークライフバランスを柔軟に取りたいかが多いと思います。(31歳 デザイナー・UI/UXディレクター)
・開発は転職のしやすさはあると思うが、企業理念が自分に合っている、共感するなどが必要だと思う。技術だけで勝負するのはいずれ求められなくなる。そのためにも給与面や働き方も大事だが、自分がその企業に興味関心があるのかをちゃんと考えるべき。(50歳 エンジニア・QAエンジニア)
・現職の採用フローを見てると、騙しあいというか、いかによく見せるかを頑張っていて、入社後のミスマッチが。正直でありたい。(34歳 エンジニア・バックエンドエンジニア)
・自身のスキルアップの機会がないと感じたら転職のきっかけとなると思う。(31歳 プロダクトマネージャー・ディレクター)
・常駐先の文科なども転職理由になりそう(31歳 プロダクトマネージャー・グロースハッカー)
・明確な意思があって転職することは自然なことだと思うのであまり深く考えなくて良いと思います。(34歳 エンジニア・フロントエンドエンジニア)
・離職率は見ておくといいと思います(39歳 データ分析・データアナリスト)
・労働環境は他業種と比べて恵まれている傾向があるため積極的に転職を検討した方が良い(34歳 エンジニア・デザインエンジニア)
まとめ
転職活動を行う際の理由は多岐にわたりますが、アンケート結果からはキャリアアップの望み、給与の向上、労働環境の改善が主な動機として挙げられています。また、仕事への情熱やプライベートとのバランスを求める声も多数見受けられました。
これらの理由が示す通り、転職希望者は単に職場を変えるのではなく、自身の働き方や生活の質を根本的に見直し、改善したいと考えています。この点が、現代の労働市場における転職の潮流と個々のキャリアに対する意識の変化を象徴していると言えるでしょう。
最終的に、転職は単なる職場の変更以上の意味を持ち、自己実現と生活の質向上への一歩となることが明らかになりました。