ruby on railsが人気な理由を教えていただきたいです。

Ruby on railsが人気な理由を教えていただきたいです。
インフラエンジニアとして様々な言語をベースとした環境構築をしています。
受領案件の中でもRuby案件が多々あり、なぜ人気なのか気になっています。

プログラマーの同僚に話を聞くと、「古い言語のためなぜ今更Rubyなのかと思う。Pythonとかですれば良いのに」とのことでした。
他の言語にはない魅力を知っている方、ご教授いただければ幸いです。
1年前
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    • 北山 淳也

      エンジニア

      1年前

      まず Ruby にしろ Ruby on Rails にしろは現在もメンテナンスとバージョンアップがある言語/フレームワークですから
      「古い言語」というのは間違った認識ではないでしょうか。

      その上で、Ruby on Rails が初期のリリースからかなり経過しているフレームワークというのもまた事実です。
      「受領案件の中でもRuby案件が多々あり」とのことですが
      案件が現在あるということは過去に Ruby on Rails を使うという技術選定が行われたということです。
      今も Ruby on Rails が選択されているかどうかではなく、
      少なくとも過去に(よく)使われたから現在案件化しているということですね。

      インフラエンジニアの方ということなので、新しい技術が出たからすぐに現在動作しているものをリプレイスするかというとそんなことはない、ということは肌感で理解しやすいでのはないでしょうか。

      その上で、ではなぜ過去に Ruby on Rails が選定されることが多い時代があったのかというと
      それは Ruby on Rails がWebアプリケーションを作成するのに最低限必要な機能が一通り揃っており、便利だったため利用が増え、さらにそれを強化するための外部ライブラリ(= gem)が多く公開されたから、といったところではないでしょうか。
      ちょうどCMS付きのWebサイトを作るのにWordPressがはやったのと似てますね。
      ---
      以下は個人的な記憶によるものなので話半分で読んでもらえるといいのですが
      ---
      2007年頃まではWebアプリケーションといえば割と大規模に開発されるものが多く、
      Javaによる JSP や Spring、VB.NET C#による ASP.NET、perlやPHPが使われていました気がします。
      (実際に古いDMMやDeNAのサービスはperl製であったはずです)
      ただ、これらのフレームワークは堅牢なもののデプロイワークフローを含めた
      「トータルとしての開発体験」がヘビーになることが多く、「より軽量な開発体験」が求められました。

      そこにうまいこと刺さったのがアプリ作成/データベース定義のmigrate/改修などが軽量であり
      当時Webアプリケーション開発に必要なPresentationDomainSeparationであるMVC2的な考え方を取り入れており、開発開始からサービスリリースまでがかなりフットワーク軽く進めることができた Ruby on Rails や CakePHP だったのです。
      特に2010年頃、まだAWSなどのパブリッククラウドが今ほどメジャーではなかった時代に
      herokuを使うことで Ruby on Rails がすぐにデプロイできたことも Ruby on Rails を推し進めた気がします。
      (実際に業務でherokuを使う選定をするかどうかはともかく、
       Webに公開できるものが簡易に用意できることは開発者の学習速度を優位に進めたと感じている)

      その後2013年頃にはnode.jsのv4.xもリリースされ
      バックエンドからフロントエンドまで一気通貫でJavaScript(その他 AltJS)で作成できる状態になり始め、
      PHP界隈ではCakePHPではなくLaravelを選定するプロジェクトも出始め
      2016年のASP.NET Core の登場
      2017年頃?からの機械学習需要によりPython需要が高まったことによるDjangoへの注目
      2015〜2018年頃には高い処理速度や並行処理サポートが注目を集めGo言語もはやってきた
      などなどにより Ruby on Rails ではないフレームワークを選定する組織も増えていったように思います。
      とはいえ、2010年から13年経過した2023年現代においても
      10年〜数年前にはやったことにより、Ruby on Railsを経験したエンジニアが日本に少なくないことから
      今も「よく知った枯れた技術を使うことでスピード感を持ってリリースを目指す」といったケースでは
      Ruby on Rails を選定する技術者もまだまだ多い、のかも、しれません。
      (編集済み)
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