負の遺産の回収
プロジェクトの開発者が退職したことによる、継続的保守体制が整わない組織に対する有効なアプローチはそもそも存在するでしょうか。いわゆるオワコン延命の最悪な状況下の打開を如何に経営者に分からせるかという究極の課題がある様ですが、オブザーバーとして多数の崩壊局面に立ち会い、ある時は撤退戦の指揮、またあるときは薪直しを支援して来ましたが、負の遺産の回収に覚悟を決めさせるのは骨が折れるばかりで、正当な評価もないという点で炎上現場の火消しより辛い現場があります。
1年前
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大井竹昭
データ分析
1年前
私はコンサルなのでコンサル的な手法で失礼します。
クライアントサイドに立ってみると、失敗しているのは全員が自覚していますし、とは言え昔のこととは言え先輩の責任を明確に言葉にしたらそれを理由に足を引っ張られたり、と言うのが派閥のある大企業です。
そして、わからせるとありますが、これも無理です。気づかないで放置してた責任を問われているやうなものなので、うまく行くわけがありません。
現実は誰もみたく無いんです。
その上で、コンサルかするべきことは、すでに回復不能だと言う事を人に責任をつかない形で伝えることと、将来に向かって改修が必要な事を伝えることです。
遺産は回収してはいけません。それは失敗した事を突きつけることになるので、あなた達首脳陣の無能をカバーしてあげる、と言われていると捉えられます。
どんなダメでも褒めてあげてください。
その上で将来に向かっての改修について、スコープを探ってみてください。
同じ事をやってるはずなんですが、なぜか評価が上がっていきますよ。view数 24- 3
Dai Fujihara
プロジェクトマネジメント
1年前
レガシーなシステムの相談はよく受けています。ただ、仕事になるか?というとそうでもないなぁという印象です。なぜなら、問題が難しいからだと思います。外部からとやかくいうのは簡単ですが、現場には現場なりの問題があります。これを理解して、良い方向に持っていくのは、おっしゃるように骨の折れる作業です。
ただ、仕事上、どうにかして良くしたいので、いくつかアプローチとしてやっていることはあります。
1. このままが続いたらどうなるか考える
「問題や課題はわかりました。このまま問題が続いたらどうしますか?」と質問し、具体的にどうなっていくかを書き出していきます。書き出した内容は絶望する内容になるのが常ですが(笑)、文字にすると何をすべきかもわかってきます。
2. なぜできないか? ではなく、どうやったらできるか?を話せる場を作る
できない理由がでてきちゃうものですが、「そうじゃなくてできる方法を考えたいんです!」という場を作り、できるk方法を考える脳みそに切り替えていきます。
3. 上記の2つをベースに、意思決定者にどうするかを確認する
現場の状況によっては、すぐに取り込めない場合もあります。そういう場合は「いつまでにやるか?」を決めてオープンにします。やらないなら、やらない理由をオープンにします。
一番良くないのは「やるかやらないかはっきりしないこと』だと思います。やるならやる。やらないならやらない意思決定をすべきであり、それをメンバーに公開しなければ、現場のモチベーションが下がってしまうからです。
外部から支援するときは、上記のような進め方をするケースが多く、現実を無視してなるがままに進めようとするお客さまはあんまりいなくなったなぁという印象です。view数 23- 2
Shoichi Namba
エンジニア
1年前
対応しないことに伴って発生する損失を数値にして明確に示してあげる必要は最低限あるかもしれません。これをやらずにそのままやるのと、やってからやるのは費用的に、時間的にこれだけ異なる、という部分です。
また求人の難しさ、人を入れてもやめていってしまう可能性の高さなどでわかりやすく。
(と言ってもだめな場合も多いと思いますが…)view数 19- 2