OSSライセンス違反の事例にはどのようなケースがありますか?

私はJavaを使用したバックエンドエンジニアとして勤務しており、日常的に多様なオープンソースソフトウェア(OSS)を使用しています。
OSSの利点は多大ですが、ライセンス遵守は非常に重要な側面です。最近、業界でOSSのライセンス違反に関する事例が話題になっており、自分のプロジェクトでもライセンス違反を避けるための対策を強化する必要があると感じています。
しかし、具体的な違反事例やその結果については詳しく知らないため、実際の事例を学んで自身の知識を深めたいと思っています。
実際のOSSライセンス違反の事例について詳しく知りたいのですが、具体的にどのようなケースがありますか?
1年前
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    • 小川 純平

      エンジニア

      1年前

      古い事例ですが、PlayStation のソフトでいくつか GPL 違反事例があったのを思い出したので、改めて探してみました。

      ToHeart2 など (2005年)
      https://leaf.aquaplus.jp/product/xvid.html

      こちらは製品のソースコードを公開することで対応したようです。

      ICO (2007年)
      https://m.srad.jp/story/07/12/02/1340209

      こちらは結局指摘をスルーしてしまったんでしょうか。最終的な開発側の対応に関する情報は見つかりませんでした。

      その他、2010年代にも PS のソフトでやらかしがあった記憶があるのですが、情報が見つかりませんでした。
      基本的に GPL などのライブラリーを誤って組み込んでしまい、GPL 違反が発覚、というケースが多い気がします。

      ライブラリーではないケースでは、Trump 元大統領が設立したソーシャルメディア Truth Social が、AGPL である Mastodon をベースにしていることが発覚し、ソースコードの公開を求められたという事例もあります。(2021年)
      https://gigazine.net/news/20211030-truth-social-mastodon/

      こちらも、結局ソースコードを公開することにしたようです。GitHub にミラーされているのを見つけました。
      https://github.com/milesmcc/truthsocial

      私のいるフロントエンド界隈だと、最近は GPL/LGPL/AGPL などのコピーレフト系ライセンス (二次利用者にソースコード公開の義務を課すライセンス) のライブラリーは少なく、MIT や Apache など、原著作者の名前を書けば好きに使って OK、というライセンスがほとんどで、OSS ライセンス違反のリスクは極めて低くなった印象です。
      Linux のローレイヤー系ライブラリーなどだと GPL 系が主流な印象もありますが、Java 界隈も GPL 系が主流なのでしょうか?
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