アジャイル開発におけるスプリントの品質不安定性:その影響とベストプラクティス

私の場合アジャイル開発のスプリントは2週間周期で進行しています。しかし、スプリントレビュー時に、品質問題が頻発し、これが次のスプリントやリリースに悪影響を及ぼしています。具体的には、品質問題を解消するために次のスプリントで修正を行う必要があり、その結果、元々のスプリント計画が崩れ、効率が低下しています。

このような状況に対処するための最適なスプリント運営方法やテクニックがあれば、ご共有いただけますでしょうか?
1年前
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    • Daisuke Kobayashi

      エンジニア

      1年前

      プロダクトバックログに記載する受け入れ基準(AC)と完成の定義(DoD)をチームと見直して合意するのはいかがでしょうか?
      スプリントレビュー前に品質の問題に気づいてほしい,という風に見受けられるため後者が特に重要と感じました.

      Ryuzeeさんのブログでプロダクトバックログに書くACとDoDについて述べられています.
      https://www.ryuzee.com/faq/0077/

      受け入れ基準は

      スクラムでもプロダクトバックログアイテムを記述するのによく使われます(がスクラムでは、プロダクトバックログアイテムのフォーマットは特に規定していないので、ユーザーストーリーを使わなければいけないわけではありません)。 そして、会話を通じて何を完成させるのかの共通理解を形成していきますが、そのときに機能がどうなっていれば完成なのかを簡潔にまとめたものが受け入れ基準になります。

      と述べられており,上位のユーザーストーリを分割した機能的な側面を記述します.
      例えば「〜は利用者の一覧を検索できる」などです.

      プロダクトバックログで機能的な側面は語られることは多いですが,その他に満たすべき品質の基準があります.
      これを完成の定義と呼んでいます.

      完成の定義とは、プロダクトの品質基準を満たすインクリメントの状態を示した正式な記述である。
      プロダクトバックログアイテムが完成の定義を満たしたときにインクリメントが誕生する。完成の定義により、作業> が完了してインクリメントの一部となったことが全員の共通認識となり、透明性が生み出される。

      とあり,リリースするための当たり前品質を記述します.
      例えばレビュー,QAや設計・運用ドキュメントの有無などです.
      完成の定義が決まるとチームの品質基準が決まり,チーム内の検査の場が増えるメリットもあります.

      チームの当たり前品質が浸透すると,お悩みの開発リズムに影響を好影響が生まれると思います.
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