労務管理の基本を学ぶ。業務内容や管理する上でのポイントを解説

近年、労働環境に関する問題が多発しており、その背景には『労務管理』が関係しています。どのような業務を行うのでしょうか?管理する上でのポイントや役割、基本的な知識について紹介していきます。

Offers」は、時代の変化や環境にあわせてスキルを磨きたい、そんな人にぴったりのサービスです。「副業・複業」で、本業では経験できない、新しい環境/開発スタイルを経験しよう!

→「Offers」をもっと詳しくみる! かんたん60秒で副業を始めてみる

労務管理の基本的な考え方

企業単位で成果を出したときに、欠かせない要素の一つが『労務管理』です。言葉はよく耳にしますが、内容はどのようなものなのでしょうか?

労務管理に関する基本的な知識をまとめていきますので、大枠を掴んでいきましょう。

従業員を管理する業務

『労務管理』は、企業において人事管理と一緒に行う業務の一つです。労務管理をしっかり行うことは、業務に対する生産性の向上、従業員に関する問題削減につながります。

労務管理を行う上で参考にするのが、労働基準法などの法令です。コンプライアンスに関する知識が必要なことに加え、従業員のプライバシーを守ることにも気を使うことが大切です。

人事管理との違い

人事管理と一緒に行う業務として労務管理を紹介しましたが、どのような点に違いがあるのでしょうか?これら二つの業務範囲に関しては、明確な区別はありません。しかし、ある程度の業務範囲が決まっているのでチェックしていきましょう。

労務管理では『労働条件・就業規則等の管理・勤怠の管理』を行うのに対し、人事管理では『人材の採用・人員配置・研修の実施』などを行います。

イメージとしては、労務管理が『企業で働く人材の環境』に関すること、人事管理が『より人材にフォーカスした内容』と捉えることもできます。

榎本希

労務管理は人事管理と一体となって行われます。

労務管理では

・社会保険や福利厚生の加入手続

・勤怠管理

・給与の入力計算

など

人事管理では

・人材の採用

・人材の評価

・人員配置

・人事異動

・検収

などが挙げられます。

労務管理の基本的な業務

労務管理の基本的な業務内容の詳細についてみていきましょう。労務管理で行う業務は、企業が効率的に成果をあげる上で欠かせないものです。従業員が働きやすい環境を整えるためにも、業務内容について知っておきましょう。

就業規則の管理

近年、過労死などの労働時間に関する問題も話題になっていますが、そのようなトラブルを避けるためにも重要なのが『就業規則の管理』です。

就業規則に関しては、労働基準法に準拠しつつ、モデル就業規則を参考に作成されることが多いです。しかし、基盤となる法令は必要に応じて改正されています。そのため、法改正が行われた場合は、就業規則も変更する必要があります。

労働時間や就業規則に関する要項は、従業員にとっては業務に直接関係してくる重要なポイントです。定期的な見直しと改定を行うことで、従業員にとって働きやすい環境を整えるのも労務管理の役割です。

個人情報の管理や作業の効率化

『個人情報の管理や作業の効率化』も労務管理には欠かせない要素です。近年、クラウドサービスが誕生したことにより、さまざまな業務内容を効率化できる仕組みが整い始めています。

既にできあがっている仕組みに満足せず、少しでも業務の負担を減らせる仕組みを取り入れるのも労務管理の仕事です。

また、仕事内容には個人情報の取り扱いが付きまといます。個人情報の取り扱いには十分な注意が必要なため、個人情報保護法などをしっかりと理解することも大切です。

従業員のケア

労務管理は、『企業と従業員の架け橋』のような役割を担っています。従業員の管理は、企業側にとって効率的な作業につながりますし、従業員側にとっては、就労規則などがとても大切な要項です。

企業の考えをしっかり伝える、従業員の意見を企業に反映させるためにも、従業員側のケアを忘れないように心がけることがとても重要です。

榎本希

労務管理の業務の中でまず挙げられるのが就業規則の作成管理です。

就業規則は従業員が10人以上働いている場合には作成し、届出る必要があります。

次に労働契約や労働条件の管理が挙げられます。

従業員の雇用のタイミングや昇級・昇進などのタイミングで労働条件通知書の発行業務が発生します。

その他、勤怠管理や給与計算、社会保険への加入手続、福利厚生の管理、安全衛生や従業員が50人以上の企業では年に1回のストレスチェックの実施などの健康管理、業務の改善への取り組みなどが労務管理の業務としてあげられます。

労務管理のポイント

労務管理を効果的に行うためには、押さえておきたいポイントがあります。いくつかのポイントをチェックしていきましょう。

従業員と経営者のパイプ役になる

労務管理の役割には『従業員と経営者のパイプ役になる』というものがあります。

業務内容は、従業員の環境や労働に関するものですが、実際に企業で労務管理を行うと、どうしても決定した内容を従業員に知らせるだけになってしまいます。

上が決定した内容を従業員に下ろすだけでは、労務管理の業務は効率的に機能しません。従業員の意見をしっかりと汲み取ることで、経営者側と従業員をつなげる意識を忘れないようにしましょう。

コンプライアンスを理解する

もう一つのポイントが『コンプライアンスを理解する』ことです。紹介してきたように、労務管理の基本には労働基準法があります。そのため、コンプライアンスをしっかりと理解した上で管理を行うことが必要です。

もちろん、必要な知識は労働基準法に関することだけではありません。個人情報保護法などに関する知識も合わせて備えておく必要があります。法改正などにも敏感に対応し、法令にも合わせた労務管理を行えるようにしましょう。

榎本希

労務管理業務を行う上でのポイントを箇条書きでまとめると下記のようになります。

・経営者と従業員とのパイプ役

・労働環境作り

・基本的な法令の理解

・情報管理

・問題点についての改善

・専門家との連携

まとめ

労務管理は、多くの人材が働く企業において欠かせない業務の一つです。従業員の労働環境に関する問題が多発している昨今、しっかりと労務管理を行うことで、従業員が働きやすい環境を整えることは、会社を率いる人たちの責務といえるでしょう。

定期的に働き方の見直しや改定を行うことで、従業員にとって働きやすい環境を整えていきましょう。

榎本希 [監修]

医療機関・医大の研究室にて長年勤務をした後、行政書士試験を受験。医療系許認可をメインに扱う行政書士として、行政書士のぞみ事務所を開業。再生医療関係の許認可・診療所開設・医療広告ガイドラインに基づく医療広告のチェック等の他、任意後見・契約書作成・起業支援を扱う。

Offers」は、時代の変化や環境にあわせてスキルを磨きたい、そんな人にぴったりのサービスです。

いくつもの転職媒体を使って、企業を探し回るのはもう終わり。「副業」から始まる新しい働き方を実現します!

本業では経験できない、新しい環境/開発スタイルを経験しよう!



この記事をシェア

関連記事


副業・フリーランス

プログラミング

インタビュー

デザイン

お金

採用・組織

グルメ