チームビルディング とは

働いていると一人ではなかなか成し遂げられないことが増えてきます。そのような場合に有効活用できるのが『チームビルディング』です。どのようなものなのでしょうか。
チームビルディングの意味
チームビルディングの意味は、共の目標を持ったメンバーが集まり、それぞれが能力を発揮できる『チーム』を構築することです。技術の進歩や顧客の要望の多様化に伴い、2000年頃から注目され始めました。
一人では不可能であってもチーム全員の能力をかけ合わせると実現できることが多いため、ビジネスの場においてチームビルディングは大きな役割を果たしています。
また、グループとチームの違いがわかりづらいという声もありますが、その大きな違いは『目的』です。
チームビルディングの目的
チームビルディングの目的は目標の達成です。チームのメンバーになるには『GRIPS』という条件がつけられることも多々あります。
GRIPSとは
- Goal(目標・目的)
- Roles(役割)
- Interpersonal Relationship(円滑な人間関係)
- Process(プロセス)
以上、四つの頭文字をとりできた言葉です。
この四つの課題をクリアすればチームビルディングにおける目標達成が可能になります。
効果的なチームビルディングの手法

チームビルディングの手法として『メンバーで一つのことをする』ことが必ず必要です。その方法について詳しく解説します。
チームビルディングの方法
まず三つの方法を紹介します。
一つ目は『ゲーム』です。ゲームをする際は全員が一丸となり一つのゲームに集中するので、結成したばかりのチームでも緊張をほぐす効果があります。
『アクティビティ』もチームワークを作り上げる上で非常に有効な方法なのでぜひ採用を検討してみてください。チームビルディングでは全員で巨大な絵を完成させるビッグピクチャーなど多種多様なアクティビティが発案されています。
最後は『ワークショップ』です。実際に共同作業をすることによりチームのメンバー全員で現場の感覚をいち早く知ることができます。聞いているだけの座学は苦痛に感じることもありますが、ワークショップでは実際に自分も発言したり動いたりするので飽きることがあまりありません。
スポーツを行うことのメリット
チームビルディングの方法が数多くある中で、スポーツを選ぶメリットは何なのでしょうか。
スポーツで体を動かすことにより発想力が鍛えられ、『気づき』が得られます。スポーツを終えた際の『ここはこうすれば良かった』『これをしたおかげで勝てた』という反省は、ビジネスでのリスクマネジメントにも繋がります。
また、メンバー全員で一つのスポーツをすると、自然と一体感が生まれるはずです。チーム全体の団結力を高めるうえでもこの一体感は欠かせないポイントです。
スポーツのチームビルディング 研修例

スポーツのチームビルディングの研修例を確認していきましょう。ここでは未経験者でも楽しめ達成感を得られるスポーツに限定して紹介します。
ブラインドサッカー
国際公式試合としても認定されているのが『ブラインドサッカー』です。プレイヤー全員がアイマスクをつけて戦います。プレイヤーや監督、キーパーの他にゴールまでの位置・距離・角度を伝える『ガイド』というポジションがあります。
プレイヤーは前を見ることができないため、転がると音の出るボールを使ったり相手に向かう際に「ポイ」と大きい声を出したりするという独自のルールが適用されています。また、『ガイド』の協力があるため周囲が見えなくても安心して楽しめます。
リレーマラソン
フルマラソンと聞くとハードなイメージがありますが、『リレーマラソン』のルールは非常に自由です。タスキをつないでいくのは通常のリレーと同じですが、走る周数や順序は自分たちで決められます。
また、アンカーだけではなくチーム全員でゴールすることも可能です。同時に達成感を得ることで、自ずと絆も強まります。ビギナーもマラソンに慣れている人も同時に楽しめるスポーツです。
ドラゴンボート
現在、全世界でブームになり始めているのが『ドラゴンボート』です。ドラマーが1人、漕ぎ手が10名から20名までと、チームで一つのボートを漕ぎ競争するスポーツです。
老若男女問わずいっしょに楽しめるのがポイントで、漕ぎ手全員が力を合わせてゴールに向かいます。もちろん安全面にも注意しなければなりませんが、楽しみながらチーム全体の一体感を味わうことができます。
まとめ
チームビルディングによってビジネスを成功に導く方法の一つとしてスポーツを紹介してきました。
楽しみながらチーム全体の生産性や協調性を高められるのはチームビルディングによって成功に導くための鍵となるでしょう。チームで仕事をする際、研修の一環として取り入れていくと必ず成果が出るはずです。