チームビルディングの意味と目的。タックマンモデルと研修方法とは

チームづくりにおいて、メンバーが主体的に個性や能力を発揮するためには、お互いの多様性を認め、協力し合う関係性を築くことが最重要です。チームづくりに必要とされる『チームビルディング』の意味や目的、効果を解説します。

Offers」は、時代の変化や環境にあわせてスキルを磨きたい、そんな人にぴったりのサービスです。「副業・複業」で、本業では経験できない、新しい環境/開発スタイルを経験しよう!

→「Offers」をもっと詳しくみる!

チームビルディングとは

まずは理解を深めるため、チームビルディングについての意味と必要性など、基礎的な知識から見ていきましょう。

チームビルディングの意味

チームビルディングを直訳すると「チームを構築する」となります。チームビルディングは、チームの目的や目標の達成に向かい、プロジェクトのメンバーひとりひとりが価値を発揮しながら団結し、一丸となってチームを目指すための手法を指します。 そのためには、目指すチームのあり方という明確なゴールを定めなくてはなりません。チームビルディングは、その有効な手段となります。

チームビルディングを行うことで得られるメリットは、コミュニケーションがスムーズになることだけではありません。プロジェクトの目標の達成のためのパフォーマンスやプロダクトの質が向上するといった側面も持ち合わせています。

チームビルディングとは、このような『良質なチームワークづくり』のことといえるでしょう。

チームとは。チームの定義

チームを作ろう、チームで頑張ろうとよく言いますし、よく聞きます。ですが、そもそもチームとは、どういったものなのでしょうか。

プロジェクトの目的達成のためにチームづくりは欠かせない要因です。チームは、最初から出来上がるものではありません。各メンバーが主体的に自律し、それぞれが支え合いながら時間をかけて構成されていくのが一般的です。

ちなみに、似たような言葉に『グループ』というものがあります。グループはしばしばチームと混同されますが、チームと大きく異なる点として『目的の有無は問わない』いう点が挙げられます。

目的のために各自が役割を持つチームとは異なり、グループは同じ性質をもつ仲間のことを指すので、誤用には注意しましょう

なぜチームビルディングが必要なのか

では、どうして現代において、チームビルディングが業務に必要なのでしょうか。チームビルディングを行う目的を明らかにしつつ、その必要性を読み解きます。

チームビルディングの目的

チームビルディングの最大の目的は、チームのパフォーマンスを向上させることにあります。チームビルディングでは、チームの課題解決力向上のため、それぞれの能力を主体的に発揮しながら一丸となって目的達成を目指します。

さらに、個人の多様性を活かすため、一体感を醸成してコミュニケーション力を向上させることも目的となります。個人で競争するのではなく、互いに認め合って目標達成を成し遂げることによって、チームのパフォーマンスの向上に繋がっていくともいえます。

チームビルディングが必要とされる背景

リーダーがメンバーのマネジメントを行って『個』の力を重要視してきた近年、素晴らしい能力を発揮する個人が生まれる一方で、競争感が強くストレスを感じたり、閉塞感や「やらされ感」が勝ってしまい仕事へのモチベーションを下げてしまったりと、デメリットもありました。 現在では、ゴール実現のためにリーダーと現場が密接にかかわりながら業務を行うマネジメントスタイルにシフトしています。やらされ感のようなマイナスの力を取り除くためにどう行動すればよいかという理念のもと考案されたのが、チームビルディングの始まりでした。 チーム全員が主体的かつ協調的にリーダーシップを発揮すれば、個の力に加えてチームの力によってパフォーマンスを向上させられます。だからこそ、今、すべての企業にチームビルディングが求められているといってもいいでしょう。

チームビルディングの効果

では、チームビルディングを行うことにより、どのような効果が見込めるのでしょうか。ここからは、チームビルディングに期待できる効果について解説していきます。

目標達成

プロジェクトの目標が達成できることが、チームビルディングのなによりも大きな効果でしょう。

チームビルディングでは良質なコミュニケーションを促進し、意見や疑問を言いやすい環境を整えます。それによりリーダーやメンバー間の距離が縮まるため、個々のスキルだけでトラブル対応せず、チームの力で問題を解決するようになります。

そうすることでだれか一人の手が止まることもなく、効率的なトラブル解決が可能になります。トラブル対応に無駄な時間を掛けないため、個々の強みを発揮しやすくなり、結果としてプロジェクトの目標が達成できるのです。

生産性向上

生産性の向上も、チームビルディングがもたらしてくれる大きなメリットと言えます。

チームビルディングが進むことにより、最初はバラバラだったチームのメンバーが互いに信頼しあい、協調しあうようになります。自然とチームに係わるようになり、積極的により良いチームへと成長させようとします。 これによりコミュニケーションが活性化し、意見を出し合って切磋琢磨しながら、ゴール達成に向けて意欲的に仕事に取り組むようになります。つまりチームビルディングによってモチベーションが高まり、生産性向上に繋がっていく流れになります。

革新的なアイデアに繋がる

3番目の効果として、革新的なアイデアが生まれることも挙げられます。チームビルディングでは活発な議論が行われます。個人では思いつかなかったことも複数人のアイデアによってイノベーションされ、独創的なアイデアになることがあります。

チームビルディングの過程でコミュニケーションも良好にとれていますし、関係性も順調に熟成されたチームなら、意見交換を行う際に言い争いうになることもありません。むしろ自分ひとりでは体験できない楽しさや一体感、達成感が生まれ、個の力が集まって相乗効果が生まれます。

チームの協力関係が一層強化され、新たなチャレンジを行うモチベーションや、過去に経験のない成功体験を得ることができるのです。

タックマンモデルを理解する

ここまではチームビルディングの概要について見てきました。ここからは、実際にチームビルディングを行うに当たっての理論について解説します。ここで紹介するのは、心理学者のタックマンが提唱しタックマンモデル』です。

タックマンモデルはチームビルディングの有名なモデル理論のひとつで、チームビルディングによる組織進化の過程を5段階のプロセスに分けて考えます。さっそくその5段階のフェーズを見ていきましょう。

5段階のフェーズ

タックマンモデルの5段階には、それぞれ異なった特徴があります。各段階の有する特徴を解説していきますので、チェックしてくださいね。

形成期

まず第一に訪れるのが『形成期(Forming)』です。タックマンモデルの最初の段階チームが結成されたばかりの時期指します

この時期の特徴としてはチームが出来たてのため、メンバー同士が本音を隠しており、緊張感や遠慮があります。メンバー同士を知るためリーダーが主体となってキックオフが行われたり、ワークショップなどでチームの親睦を深めるような行動をとったりして、次の段階へ移行していきます。

混乱期

次に訪れるのが、『混乱期(Storming)です。

混乱期はチームの目標が決定し、仕事を始めてすぐの時期です。メンバーそれぞれの主義や主張の違いが明らかになり、意見が激しく衝突するのが大きな特徴と言えるでしょう 混乱期は意見が対立することを恐れてはいけません。黙って自分を押し殺すのではなく、互いの考え方や価値観を伝え、相互理解を深めることでチームの課題が見えてくるはずです。チームの成功を焦らず、お互いの行動や考え方を理解する時期にします。

統一期

第三段階が、『統一期(Norming)』です。この統一期は、混乱期を乗り越えたのちの時期を指しています。

混乱期でしっかり意見を戦わせてきたことでメンバー同士で各々の考え方や価値観を理解し合い、チーム内での目標を共有しつつ、関係性が安定していきます。まさに『チームが統一していく時期』と言えるでしょう。

ここまでも十分な統率力を発揮してきたリーダーですが、ここからはさらに重要な役割を担うこととなります。チームとしてのまとまり以外にも、個々の役割や個性を存分に発揮させていく必要があるためです。

リーダーはメンバーの進捗を確認しつつフォローを行ったり、メンバーの個性を活かせる役割への割り振り考えたりすることで、チームを運営していきます。

機能期

リーダーがしっかりメンバーの個性を伸ばせて、チームとしての結果が出る段階を『機能期(Performing)』と呼びます。チームとして具体的成果も出るようになるのが、この時期です。

機能期最大特徴は、メンバーが主体的な行動をとれるようになっていることです。これまではリーダーが指示をして動いていましたが、機能期には自律したアクションが取れ、相互サポートを行うようになります。 リーダーは指示出しをする時間をメンバーとの対話と適切なサポートへ回します。さらに今まで行ってこなかった大型のアクティビティなどを実施してチームで成功体験を共有し結束力を高めます。

散会期

そして最後の段階が、『散会期(Adjourning)です。文字通りチームが散会、つまりプロジェクトが終結する時期のことです。

時期や完成度などで、プロジェクトは必ず終了します。メンバーからチームの解散を惜しむ言葉を聴けたり、メンバー同士で成功をたたえあうような姿勢が見れたりすれば、チームビルディングは無事成功したといえるでしょう。

逆に、早く解散したい・次の方が楽しみだといったマイナスの言葉がきこえたら、チームビルディングは失敗に終わったといえます。この場合はどこかで無理に遂行したり、何らかの滞りがあった可能性が高いので、反省点を踏まえて次に生かすようにしましょう。

解散会や終了会など、キックオフのときと同じように締めくくりのイベントを行えば、チームの旅立ちとして区切りがつけられるのでおすすめです。

出典:チームビルディングとは? 研修やワークショップを効果的に導入する方法や事例を解説! - カオナビ人事用語集

チームビルディングの研修方法

チームビルディングは、通常の業務をしているだけでは達成しえない場合も往々にしてあります。そんなときは、時間をとって研修を行うようにしましょう。ここでは三つの研修方法を紹介します。研修内容に悩んでいるチームは、ぜひ参考にしてくださいね。

ワークショップ

チームビルディングに不可欠であるチームワークを形成するために、ワークショップが大変有効です。 ワークショップの中にもたくさんの種類がありますが、座学だけではなく研修目的に合わせた実演型ビジネス講習など、さまざまなワークショップを行ってみるのがおすすめです。

ワークショップを受ける際に大切なことは、受けっぱなしにしないということです。終わった後は必ず全員で良かった点、悪かった点を話し合うことで、より高い効果を期待できます。

アクティビティ

アクティビティも、チームワークを高めたり、達成感を共有できる手法のひとつですコミュニケーションを活性化させるため、チーム全員で行えるものを選びましょう。実際に動いて行うインプロビゼーションやダンス、キャンプやバーベキュー、社内旅行などもこれにあたります。 どれを選択するにせよ、仕事以外の場所で行うのがおすすめです。会社から離れたところでリラックスしてメンバー同士の親睦を深めると、相互理解や関係性を深める手助けになりやすいのです。

ゲーム

ビジネスゲームでチームビルディングをする方法もあります。リラックスして楽しく遊ぶことができるので、なかなか打ち解けられないメンバーがいるときのアイスブレイクに有効です。

チームで協力し合って体を動かしながら遊ぶ脱出ゲームやサバイバルゲーム、インドアながら頭を使って密なコミュニケーションを取れる人狼やNASAゲームがおすすめです。

チームビルディングの導入事例

ここからは、実際にチームビルディングを導入した企業がどのように行っていったのかの導入事例について書いていきます。取りいれたいけれどやり方が分からない、どう導入していたらいいか不安という担当者さんは、ぜひ参考にしてください。

チームビルディングを学べる研修

チームビルディングの基礎を理解し、組織力向上のポイントを学ぶ研修があります。目安として、10:00~17:00で研修を行います。

チームの違いを理解するところから始まり、人間関係の構築方法、チームビルディングの体験学習とグループワークに至るまで一通りのことを1日で学ぶことが可能です。 もちろん内容は要望に応じてカスタマイズしてくれるので、どのようなことを重点的に学びたいか事前に打ち合わせておきましょう。

合宿やプログラムで実践的に学ぶ

チームを短期で作り上げるため、合宿やプログラムで実践的に学ぶ方法もあります。 合宿は2~3日かけて行い、必ずチーム全員で参加します。かけているメンバーがいると、中により入りにくくなる可能性があるためです。

合宿やプログラムでは、チームメンバー全員で本音を言い合ってお互いを理解し、あらゆる場面で十分な力を発揮できるように力を試されます。支え合いながら困難を乗り越えていけば、きっと素晴らしいチームになるはずです。

豊富な研修ラインナップから選んで学ぶ

チームの仲が良く、気力を深める必要がなくなったら、今度は個々の力を高める必要が出てきます。そのような時におすすめなのが、豊富な研修ラインナップなのです。

ビジネスゲーム研修やワークショップ、新人・若手向け研修からマネジメント・リーダーシップ研修まで、多くの種類の研修ラインナップから個人個人に合ったプログラムを選択して行う研修もあります。

あらゆるケースにおいて効果的な研修を行うことができますよ。

チームビルディングを学ぶための本

最後に、チームビルディングを学ぶための本を3冊紹介します。どの本もわかりやすくまとまっていますので、チームビルディングを取り入れる際に役に立つでしょう。

Team Geek

これはある講演を本にしたもので、人に聞かせるようにインタラクティブに寄った読みやすい中身です。チームで働く上でのノウハウ各種が入門的にまとめられています。

チームで活動する上で良い関係を築くことをテーマとしていますが、チームに限らず人との繋がりの全般的な話が展開されているので、組織を束ねる立場にある人なら、ぜひ読んでみてもらいたい一冊です。
  • 商品名:Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
  • 価格:2,376円(税込)
  • Amazon:商品ページ

How Google Works

グーグルの働き方カルチャーやグーグルの歴史がわかる本です。人材採用の考え方、イノベーションの起こし方等について示唆を得るところが多い書籍となっており、エンジニア、プロジェクトリーダー、経営者まで、幅広い人にとって多くの学びが得られると思います。

すべてを実践することは難しいかもしれませんが、チームビルディングを行うなら、知識として持っておいて損はないでしょう。

  • 商品名:How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス) 私たちの働き方とマネジメント
  • 価格:972円(税込)
  • Amazon:商品ページ

チームビルディングの技術: みんなを本気にさせるマネジメントの基本18

チームビルディングに必要な要素を170ページの中で読みやすい表現を用いて書かれています。チームのあり方を三つの観点×六つの技術=18の項目でまとめています。

事例もわかりやすく広い視点で書かれており、チームビルディングという言葉自体を知らない人にもおすすめの一冊です。

  • 商品名:チームビルディングの技術: みんなを本気にさせるマネジメントの基本18
  • 価格:1,296円(税込)
  • Amazon:商品ページ

まとめ

チームビルディングには、一体感が重要です。チームのメンバーが気持ちよく働くことができ、風通しの良いチーム文化を作り上げることが、プロジェクトの成功に繋がっていくのです。チームがうまく機能しないと思っているなら、ぜひチームビルディングを取り入れてみてください。

Offers」は、時代の変化や環境にあわせてスキルを磨きたい、そんな人にぴったりのサービスです。

いくつもの転職媒体を使って、企業を探し回るのはもう終わり。「副業」から始まる新しい働き方を実現します!

本業では経験できない、新しい環境/開発スタイルを経験しよう!



この記事をシェア

関連記事


副業・フリーランス

プログラミング

インタビュー

デザイン

お金

採用・組織

グルメ