フリーランスエンジニアの限界年齢は?いつフリーランスに転向する?

エンジニアがフリーランスへの転向考える際には、転向するタイミングや限界年齢について気になるのではないでしょうか? 今回は各年代からの転向におけるメリットや注意点、そして果たして限界年齢は存在するのか? について解説していきます。

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20代でフリーランスに転向は早すぎるの?

フリーランスには年齢制限はありませんが、キャリアの初期からフリーランスをやることにはどんなメリットが有るのでしょうか。

年収や経験の側面から考えてメリットが多い

まず、20代に限らずフリーランスエンジニア一般に言えることですが、フリーランスの方が正社員よりも年収が高くなりやすいです。生涯年収を考えても早めにフリーランスに転向することはお得と言えるでしょう。

フリーランスにはエンジニアとしてのITスキルだけではなく、案件を獲得するためのマーケティング力や営業力、そしてクライアントと仕事をしていく上でのコミュニケーション力なども必要になってきます。

20代という比較的早い段階でフリーランスに転向し案件数を重ねることで、ITスキル以外の部分を鍛えることができるという点も、20代でのフリーランス転向の一つの大きな魅力です。

未経験者がフリーランスエンジニアになるには

20代では、まだエンジニアは未経験でフリーランスエンジニアになるために何をすればいいのかわからない、という方もいるでしょう。

「エンジニア」と一括りに言っても、職種は様々です。まずは自分の目指す職種を決めるところから始めましょう。その上で自分が決めた職種に応じた基礎IT知識、プログラミング言語を学習すると言った流れになります。

学習の方法には本や動画、ネット以外にもセミナーや勉強会というものもあるのでそちらを活用してみるのも効果的です。

ですが、フリーランスエンジニアとして働くには最低限のスキルは必ず必要になってくるので、注意しましょう。

30代でフリーランス転向の実情

10年前後正社員エンジニアとして働いたことで、エンジニアとしてスキルだけでなく社会経験を積んでいるということは、フリーランスになる上でも大きなアドバンテージになります。

フリーランスの中で一番大きな割合を占める

これはフリーランス白書(IT業界に限らない)の2018年における調査によると、フリーランスの年代別の占める割合は、20代が9.9%、30代が40.3%、40代が33.0%、50代が14.3%となっています。

出典:フリーランス白書 2019

これはエンジニア以外の職種のフリーランスの方も含まれていることには注意が必要ですが、このデータが示すようにフリーランス全体に占める30代の割合は一番大きくなっています。

IT以外のスキルを武器に

20代で正社員として働いて身につけたマーケティング力や営業力、交渉力、コミュニケーション能力などを存分に生かすことで、自分の市場価値を高めることができます。

フリーランスということは、自分で案件を探していかなければなりません。自分の持っているスキルや経験を求めているクライアントを見つけてマッチングさせるというマーケティング力、自分を売り込む営業力というのは売り上げに直結します。

また、実際に仕事をもらった後ギャラの交渉をする力、仕事をする上でのクライアントさんとの意思疎通を図るコミュニケーション能力と言ったものも欠かせません。

ITスキル以外のスキルでも、フリーランスエンジニアとして生かせるスキルはたくさんあるのです。

30代フリーランスのメリット

30代は結婚する方も多くなる年代でもあります。自分のパートナーとの時間を作りたい、お子さんがいる場合は子育てを頑張りたい、などという方には、時間の自由が利きやすいフリーランスという勤務形態はとても魅力的です。

また、先にも述べたように、フリーランスエンジニアは正社員よりも年収が高くなりやすいです。お子さんの教育費、家族の生活費など出費が増える30代の方々にとっては特に、大きなメリットなのではないでしょうか。

40代以上でフリーランス転向はリスク大?

40代を超えると、エンジニアとしての経験や社会経験が豊富ですが、体力などの健康面やスキルのアップデートに問題が生じやすくなる年代でもあります。

では実際に40代でフリーランスエンジニアとして活躍するにはどうすればいいのでしょうか。

注意すべき三つのこと

  • スキルアップデート
  • 健康管理
  • 案件数の確保

IT業界は変化するスピードが特に早い業界ですので、その変化に応じて自分のスキルをアップデートし続けなければなりません。体力が持たない、好奇心が薄れるなどでこの点を怠ると仕事が減ってしまいます。

さらに、健康面には特に気をつける必要があります。福利厚生によって支援を受けられる正社員とは異なり、フリーランスは自分が仕事を受けられなくなると、収入が一気に減ってしまうということも十分起こり得ます。

三つ目は、プロジェクトに年齢制限を設けているところがあり、必然的に受けられる案件数が減るという点です。

日頃から食事に気をつけたり適度な運動で体力をつけるなどの徹底した健康管理や、セミナーや勉強会で若者に混じって刺激を受けるなどのスキルアップデートが必須です。また若いうちに人脈を広げて仕事の受け口を広く持っておくということも対策の一つになるでしょう。

40代以上で活躍する人はたくさんいる

上記で述べたように注意すべき点があることは確かですが、40代以上でフリーランスエンジニアとして活躍している人がたくさんいることもまた事実です。

先でも述べたように、フリーランス全体(IT業界に限らない)の中で40代の占める割合は33.0%、50代の占める割合は14.3%と、およそ半数近くが40〜50代で占められています。40〜50代でフリーランスをやるというのは決して無理な話ではないのです。

フリーランスエンジニアの需要

いくらエンジニアのスキルの供給があっても、需要つまりクライアントがいなければ案件を獲得できず稼げなくなってしまいます。

実際フリーランスエンジニアの需要と供給はどうなっているのでしょうか。

エンジニアの人手不足の実態

現在、IT業界では技術者の人材不足が起きており、これからは人材不足が悪化するという予測までされています。

経済産業省が平成 28 年 6 月に公表した「IT 人材の最新動向と将来推計に関する調査1」 によれば、IT 需要が今後拡大する一方で、我が国の労働人口(特に若年人口)は減少が 見込まれ、IT 人材の需要と供給の差(需給ギャップ)2は、需要が供給を上回り、2030 年には、最大で約 79 万人に拡大する可能性があると試算されている。

出典:ーIT人材供給に関する調査ー

これは経済産業省が2018年に発表した資料の一部ですが、ここからも分かるようにIT人材の需要はすでに供給を上回っており、今後さらに需要と供給の差が広がっていきます。

人材不足がゆえの売り手市場

IT業界にとって、この人材不足というのは全くもっていいことではなく、差し迫った問題であることは確かです。

しかし、現在IT業界でエンジニアとして働いている方々にとってみれば、需要の増加で必然的にエンジニアの市場価値が高まる可能性が高く、今後より案件数を確保しやすくなると予測できます。

まとめ

今回はフリーランスエンジニアと年代の関係性を解説していきました。人手不足が叫ばれる現在のIT業界では、年代の垣根を超えて活躍できる人が増えることが必要なのでは無いでしょうか。

ぜひ、今後のフリーランスへの転向について検討するきっかけとなれば幸いです。


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