ある副業フロントエンドエンジニアのリモートな働き方を紹介するよ。

コロナウイルスの世界的な流行の影響を受けて、各社続々とリモートワーク・テレワークを推奨する時勢ですね。2020年3月現在、kgsiも絶賛リモートワーク・テレワーク中です。

そこで第3回では、「リモートな働き方」について知見を交えて紹介します。

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ツールの発達によって、オフィスにいなくても仕事ができるように

コミュニケーションツールが発達したことで、カフェや自宅などで働けるようになりました。

プログラマーはコードさえ書ければいいし、デザイナーもデザインというアウトプットさえ出せれば仕事が成立します、結果さえ出ればオフィスで働く必要はないわけです。

人材不足問題を解決するための施策でもあり、特にIT系の人材は、2030年には約79万人が不足するというデータが出ていたりします。

出典:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果|平成28年経済産業省

家庭の事情、例えば育児や介護のために出勤できない人たちも、リモートワーク・テレワークなら(時間調整しつつ)働けますよね。

また、2020年3月現在、新型コロナウィルス問題が起きていますよね。社員の健康や伝染病などのリスクから守るための施策として、非常に注目されている働き方です。

場を共有しないからこそ気をつけたい、リモートでのコミュニケーション

MTGの時間を忘れずに

オフィスにいるときと比べて、特に鈍りがちなのが時間の感覚です。

オフィスの場合、隣の同僚が席を立ったり、声がけし合うことで次の予定を意識できますが、リモートはそういったイベントが少なくなりがちで、忘れてしまうことが多々あります。

筆者の場合、1日の始まりに予定を読み返し、忘れないようにしています。それでも忘れてしまったら、素直に謝まりましょう。人間、素直さが大事です。

自分の動向を定期的に書く

勤め先の会社では、timesという分報制度(または文化)をとっています。これは自分の動向や気づいたことを自分専用のスレッド(Slackならチャンネル)に書く制度です。

Slackで簡単に「日報」ならぬ「分報」をチームで実現する3ステップ〜Problemが10分で解決するチャットを作ろう

チームはお互いのスレッドに参加し、始業のタイミングや仕事の動向、お昼休憩などを知ることができます。自分のスレッドという意識も働くので、心理的安全性が低く、発言がしやすいので趣味のことを話すなど雑談も可能です。

一方で、井戸端会議になったり、承認欲求が働いて余計な発言が多くなったり、デメリットもありますので、完璧な仕組みではありませんが......。

しかし、リモートワークは自発的に動向を発信しないと、それぞれが今何をしているか見えにくくなります。こういった仕組みや制度を使って、発信や報告がしやすい環境を作るのは大切だと思います。

報告や困りごとは自発的に・能動的に

リモートワーク・テレワークでは、自分から発言して、仕事を能動的に進める能力が求められます。困り事や相談事は遠慮せずにどんどん聞きましょう。

とは言ったものの、実は筆者もリモートワークを始めたての頃は、テレカンなどで相談することが億劫でした。

しかし、こちらが何も報告せず黙っていると、相手は判断材料がないので、アドバイスができません。

ちょっとした困りごとはチャット、複雑で説明に時間を要する議題はテレカン、プライベートな困りごとはDMと手段を使い分けて相談するように心がけると円滑に進めることができます。

快適にリモートワークするために揃えた7道具

リモートに必須なツールはいくつかありますが、ここでは筆者が使っているリモートワークに必要な7つの道具を紹介します。

場所を取らないマイク・カメラ

最近では、ノートパソコンにカメラとマイクが備え付けられている機材が多いので、それだけでも十分リモートワーク・テレワークは可能です。

しかし筆者の場合は、Macbook Proをクラムシェルモード(デスクトップ化)しているので、Webカメラを別途取り付けて使っています。

その際に、デスクががカメラで占有され、場所をとるのが嫌だったので、ディスプレイ上に設置できるLogicoolのC270nというWebカメラを使っています。

ロジクール ウェブカメラ

完璧だ! と思ったのですが、誤算が......。ベゼルが薄いタイプの液晶ディスプレイなので、画面内にカメラが入ってしまっています。

▲ ベゼルが薄いのでカメラがスクリーン内に入り込むことに(苦笑)

画面に投影させなければいいだけですが、フルスクリーンで使っていたり、メニューがカメラと被る位置にあると、不便かもしれません。気になる方は卓上Webカメラを使ったほうがいいかも。

筆者は満足しているのでそのままに使ってます。

腰に優しい椅子

長時間座っていると腰や姿勢が悪くなります。ただでさえ姿勢が悪いことで評判なkgsiですが、椅子があっていないと余計に負荷がかかります。

椅子と机はいいものを買っとけ、というアドバイスをよく聞きますが、本当にそのとおりだと思います。体は資本なので、お金で解決できるのであれば解決しちゃいましょう。

筆者の場合、超円高時代に海外のeBayで購入したアーロンチェアを使っています。詳細な説明は割愛しますが、とにかくいい椅子です。もしどの椅子を購入するか悩んでいたら、迷わずアーロンチェアを買いましょう。

姿勢を良くする昇降デスク

いい椅子に座っていても、ずっと座っていると節々が痛くなります。特に腰と肩。

定期的にストレッチするのもいいですが、面白いのでより健康のことを考えて、電動昇降デスクを買いました。ボタンを押して高さを調整できるほか、立ったり、座ったり、仕事の姿勢を文字通り切り替えることができます。

▲ FLEXISPOTのE1脚を使ってます。集中したい場面でスタンディングデスクとして利用

持ち運び容易なBluetoothスピーカー

普段は書斎に引きこもって仕事をしてるのですが、ふとした瞬間、猛烈に飽きて集中力がなくなります。そういうときは前述の昇降デスクを高くして集中力を高めたり、それも飽きたら居間に移動して仕事をするようにしています。

ただ、誰もいない居間で仕事をしていると、猛烈に寂しくなって、テンションが下がります。

そんなときに必要なのが、グッドな音楽です。コンパクトBluetoothスピーカーは持ち運びも簡単なので、書斎で使っているものをそのまま居間に持ってきて、お気に入りの音楽を聴きながら仕事ができれば、気分を変えながら寂しい気持ちも紛らわせることができます。

▲セールで買ったAnker Soundcore Motion+。音質は十分で備え付けのスピーカーとしても使ってます

途中で切断されない安定した通信回線とWifiルーター

テレカンするにあたり、最も重要なサービスの一つだと断言します。回線が安定しないと途中でテレカン参加者に置いていかれて、会話が成り立たなくなります。

筆者は回線業者やタイプに合わせて、最も安定して接続できるWifiを手に入れるため、去年から6つ以上のルーターを購入して比較し、絞り込んだものを使っています。

▲ 試したルーターの一部

気軽にテレカン可能なWEBサービス

最もよく使うのはご存知Slackです。基本チャットをメインに使いますが、Call機能も用意されており、少人数であればテレカンにも使えます。

ただ、多人数でテレカンをしようと思うと、画面シェア機能などに不足を感じます。そのため、最近はwherebyやZoomなど、テレカンに最適化されたサービスを多用しています。

直近はコロナの影響で飲み会も少なくなり、イベントも全滅。寂しすぎるので、Zoomによる飲み会を開催しています。嫌な記憶はアルコールで消毒しましょう!

リモートワーク・テレワークをしていて感じるメリット・デメリット

柔軟な働き方ができるリモートワーク・テレワークですが、その一方で不便だと感じる面もあります。筆者の経験を元に、メリット・デメリットを紹介します。

メリット

その1.場所を選ばず・時間も短縮

働く場所を選ばないのはとても柔軟で魅力的です。通勤に時間を割くこともないので、オフィスに行くよりも時間の有効活用が可能です。会社の都合が許すのであれば、カフェやコワーキングスペースで仕事をするのもいいでしょう。

ちなみに、筆者は去年、お試しで海外リモートワーク(タイ)を体験してみました。こちらについては機会があれば、お話したいと思います。

また、家庭の事情に合わせて仕事のスケジュールを組み立てることもできます。荷物の受け取りや家事は、オフィスに通勤するときよりも簡単です。

その2.息抜きが自由

引っ越しに合わせてハンドドリップのコーヒーサーバーを買ったのですが、これが毎日飲めるのはなかなか至福です。

それだけでなく、睡魔に襲われたときもベッドで休むことも可能です! ただし、そのままガン寝して、起きないと確実に怒られますので注意してください。結果を出せばいいといっても、メリハリは必要です。

デメリット

その1.やっぱりコミュニケーションが取りにくい

オンラインでも十分仕事はできる! と、言いたいところですが、やはり完全ではありません。オフラインで得られる情報量はやはり大きく、テレカンだけでは情報が不足がちです。

全員がリモートでない場合のテレカンは、会話の進行速度がずれがちなので、会議室に定点カメラを置いたり、参加者がきちんと会話についてこれているかファシリテーターが逐次確認したり、と不足する情報を補う工夫が必要です。

その2.飽きやすく時に寂しい

これは完全に人によりますね。筆者の場合は数日リモートで働いただけで集中力が途切れがちになってしまいました。加えて、会話をしない時間が多いときは、なんだかとても寂しくなります。

そこで現在は、近場のカフェに行くなりして解消を試みています。環境音があると解消するんですかね......なんとかしてほしいです。

リモートワークは魅力だけど、人のいない寂しさも感じる!

時間や場所に縛られずに自分の裁量で働けるリモートワーク・テレワークという働き方は、非常に魅力的です。パフォーマンスが向上する方もいるでしょうし、家庭事情で働きたくても働けなかった人にとっては、非常に良い制度・文化です。

とはいえ、筆者はオフィスワークも必要だと思っています。ミーティングの情報量やコミュニケーションの問題、筆者自身の問題として、集中力が途切れる、寂しいなどのデメリットもありますし……。

それと同時に、リモートワーク・テレワークの方法をもう少し工夫して、寂しさを紛らわせたり、集中力を向上させたいとも考えています。コロナウィルスに負けず、頑張りましょう。それではまた!


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