エンジニアが週3での副業は可能か
週3でもエンジニアが働ける案件について解説します。職種ごとに獲得が期待できる相場も確認しておきましょう。
ITベンチャーが多い
近年のIT人材の不足により、エンジニアを求めている企業は依然として多いのが現状です。経済産業省が発表した調査結果の中にもIT人材不足が深刻化するとの報告があります。その中でも特にITベンチャーは、週3の条件でも雇いたいという企業が多いというのが現状です。
多くのITベンチャー企業は、新サービスをスピーディーに開発したいと考えています。しかし、優秀な人材は、どうしても大手企業に取られやすいです。
そこで、短期間でも成果を出せるような能力をもつエンジニアを雇うために、週3で働ける環境を整え、それなりの報酬を用意して人材を募集しています。
企業が求める条件をクリアしてさえいれば、副業としての業務形態でも問題ありません。日数に関係なく、定められた条件下で成果が出せる人材であればよいのです。
週3からの副業エンジニア求人件数
実際、週3から働くことが可能な求人件数はどれくらいあるのでしょうか。あるエンジニア求人検索サイトに掲載されいてた週3から勤務可能な求人件数は824件でした。
職種ごとの求人件数の順位を1〜8位までまとめたので、一つの指標としてご活用ください。
| 順位 | 職種 | 求人件数 |
| 1位 | フロントエンジニア | 123件 |
| 2位 | webディレクター | 52件 |
| 3位 | webデザイナー | 49件 |
| 4位 | Androidエンジニア | 48件 |
| 5位 | インフラエンジニア | 45件 |
| 6位 | サーバーエンジニア | 38件 |
| 7位 | UI・UXデザイナー | 34件 |
| 8位 | iOSエンジニア | 28件 |
出典：週3日 求人・案件 | フリーランスITエンジニア向け求人・案件サイト【フリーランススタート】
好条件を得るためのポイント
エンジニアができるだけ条件のよい案件を獲得するために、注意すべき点を解説します。売り手市場であるとはいえ、しっかりとポイントを押さえることも重要です。
条件に見合うスキル
短期間でクオリティーの高い成果物を仕上げるスキルが求められるため、条件に見合った能力をアピールできるかどうかが、案件獲得の大きなポイントになります。
エンジニアの場合は、過去に手掛けた案件の実績や、保有するIT系の資格を提示することで、おおよそのスキルを評価してもらえるでしょう。
現在の自分を最大限にアピールできるような材料をなるべく多めに用意し、案件ごとに発揮できる自分の強みをしっかりと示すことが重要です。
営業力も重要
基本的に、副業で案件を受注する場合は、自分から企業へアプローチすることになります。より良い条件で仕事を獲得するためには、高い営業スキルが不可欠です。
できそうな仕事をやみくもに引き受けるのではなく、仕事内容や単価などに関してしっかりと話し合い、双方が納得のいく形で作業に取り組めることが理想といえます。
また、企業側から求められるものは、スキルの高さだけではありません。特に、チームを組んでプロジェクトを進めて行くような案件に携わる場合は、コミュニケーション能力も重視されます。
コミュニケーション能力の判断は、最初に企業と接する段階から既にスタートしているということを意識し、雑なやり取りにならないよう注意しましょう。
副業案件の探し方
週3で働ける案件の主な探し方を二つ紹介します。以下で解説する方法以外にも、案件を紹介してもらえそうなエンジニア仲間がいれば、仕事がないか相談してみましょう。
エージェントを利用する
スキルの高さに自信がある人や、同じ言語で長い期間のキャリアを形成している人は、エージェントを利用する案件探しがおすすめです。
エージェントなら、エンジニアを客観的に評価してくれるため、豊富な案件の中から最適なものを提供してもらえます。
営業力に自信がない場合や、自分の売り込みに時間をかけたくない場合でも、エージェントを利用すればエンジニアとしての能力だけで勝負できます。
また、一定レベル以上の報酬が保証され、相場から大きく外れる心配がありません。場合によっては、単価交渉まで行ってくれることも魅力です。
クラウドソーシングで探す
スキルに自信がない人や、使える言語の経験年数がそれほど長くない人は、クラウドソーシングを利用しましょう。
報酬は相場よりやや下がる傾向にありますが、それなりの案件数が用意されている中で、ハードルが低い案件を見つけやすいメリットがあります。
案件を提示している企業へのアプローチは、基本的に自分で行う必要があるため、営業力も必要とされます。
まとめ
エンジニアが週3で働ける副業案件は、ITベンチャーを中心に近年増加傾向にあります。週3案件の単価相場はおよそ30～50万円です。
好条件の案件を獲得するためには、高いスキルや営業力が必要です。エージェントやクラウドソーシングを利用し、自分に合った案件を探してみましょう。