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SES契約を一人で受けるのは違法?準委任契約について知ろう

2019-02-26

SES契約とはどのような契約なのか、派遣契約との違いやメリット・デメリットをまとめました。また、SES契約で、違法性があるケースについても紹介しています。もし、派遣労働や請負契約と同じような作業内容であれば、危険です。

この記事の目次

SES契約は委託契約の一つ

『SES契約(システムエンジニアリング契約)』は委託契約の一種ですが、請負契約のように完成したシステムに関する責任はありません。

あくまでも、システム関連の作業を発注した人の代わりにするだけで、問題があっても修繕などの義務を負わないのが特徴です。

『派遣契約』とも少し内容が異なります。特有のメリット・デメリットがあるので、SES契約を結ぶかどうかは、どのような仕組みなのかを確かめてから考えましょう。

準委任契約に該当する

SES契約は『準委任契約』に該当します。顧客のところに出向いて作業をするのは派遣契約と似ていますが、あくまでも『本来なら顧客が自分でしなければならない作業を代行する』だけです。

顧客が指示を出せるわけではなく、実際に作業をする受注者が手段を決めて、臨機応変に業務を進められます。

ただし、受注者が1人で作業を進められるわけではありません。作業員の上司として指揮管理を担当する責任者が必ずついてくるので、その責任者の指示に従う形になります。

SES契約と派遣の違い

派遣契約は、あくまでも顧客(派遣先)の指示に従う必要があります。SES契約との大きな違いは『誰の指示に従うか』です。

SES契約は、自社の責任者の指示に従っていれば、自分の裁量で仕事ができますが、派遣契約だと派遣先の指示が優先されます。派遣契約はあくまでも、労働力として雇われているためです。

さらに、派遣の場合は一つの企業に従事するので、いったんプロジェクトが完了すると、次の勤務先に派遣されるまでは仕事がなくなります。

そのほか、成果物に対する責任に関しても違いがあると言えるでしょう。

どちらもできあがったものに責任を負うことはありませんが、SES契約の場合は、作業完了時に成果物の納品書にあたる『作業報告書』などの提出が求められます。

SES契約のメリット

SES契約のメリットは、ある程度手段やシステムを完成させるための方法が自社に

任され、好きなように作業が進められる点です。

顧客側は、細かい指示を作業員に出してはならないと決められています。また、報告書は提出しますが、できあがったものに問題があっても、責任も問われません。

派遣契約と違い、一つの会社に勤める契約ではないため、仕事が途切れないことも特徴です。

SES契約のデメリット

SES契約では、勤務先が一つに固定されないため、環境が常に変化します。環境変化に弱い人は、一定期間同じ場所で働ける方がストレスも少なくなるでしょう。

また、自社でシステム関係の仕事を請け負うよりも、給料が少なくなるのも特徴です。

状況によっては、派遣や請負契約のようなことをさせられる可能性もあります。法律違反の可能性もあるので、気をつけましょう。

一人での客先常駐は違法?

一人で客先常駐すると、違法行為にあたります。派遣社員とは異なり、SES契約は、自社社員の管理責任者と作業員がセットで行動しなければ指示が出せないためです。

もし、顧客側が直接作業員に指示を出しているなら、派遣として契約する必要があります。委託契約のように見せかけて、実際は派遣契約と同じ内容で働く形では、法律的に問題があるでしょう。

二人以上の常駐が必要

客先常駐する場合は『二人以上自社社員』が必要です。顧客は指示を出せないわけではありませんが、作業員ではなく、管理責任者に対して話をします。

作業員に直接何らかの指示を出し、雑用などの業務をさせることはできません。仮に、一人で常駐すると、顧客側が作業員に指示することを容認しているとみなされます。

SES契約で違法となるパターンと罰則

SES契約で違法となるパターンとして代表的なものは『本来は派遣社員や業務請負のような内情でありながらSES契約と見せかけている場合』です。

このような場合、SES契約で働いている受注者は被害者のようなものですが、放置すると新たな被害を生み出す原因にもなります。

違法派遣と偽装請負

本来、派遣契約は、派遣会社を通して契約されます。請負契約なら『作業員に直接責任が問えるぶん完成品に対する報酬は高くなりがち』です。

一方のSES契約は『安く雇える代わりに直接顧客側からは指示が出せない仕組み』になっています。

しかし、その仕組みがきちんと守られていないと、最悪の場合『給与が安いうえに違法派遣や偽装請負の片棒をかつがされる』ことになるでしょう。

科せられる罰則

もし『違法派遣』や『偽装請負』と判断された場合、SES契約で働いている本人に被害が及びます。罰則は『その仕事を受注した会社』に科せられるためです。

社名が公表され、100万円以下の罰金もしくは1年以下の懲役が科されます。自分の会社が罰則を与えられて契約者本人も働き続けられなるのは、大きな問題です。

SES契約の内容が一人なら確認を

SES契約で働くことになった場合、一人で客先に行くようなことがないように、くれぐれも注意しましょう。

違法性があることを事前に把握していれば、危険を察知して発注側や自分の会社に報告もできます。罰則が与えられるような状況に陥る前に、違法性を指摘することが必要です。

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