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インタビュー

スタートアップでの副業が最善の選択だった。フルスタックエンジニア吉田氏が考える、エンジニアとして歩む道

フルスタックエンジニアとして、チームを率いながら自社ビジネスの技術的な課題解決に取り組む吉田氏。これまでエンジニアとして大小さまざまなプロダクト開発を経験してきた吉田氏は、なぜ副業を積極的に行っているのか。そこには吉田氏が考える、エンジニアとしての明確なキャリアビジョンがあった。

フルスタックエンジニア

吉田 健人 氏

KaggleExpert。大手自動車系企業にて、データ基盤構築の他、フロントエンドやバックエンド開発、さらにマーケティング・分析業務まで幅広く従事。前職では日本経済新聞社にてモバイルアプリの開発を担当。大規模リニューアルを手がけるなど豊富な実績を持つ。

iOSエンジニアを経て
現在はフルスタックエンジニアとしてチームを牽引

――:まずはこれまでの経歴を教えてください。

現在は大手自動車系企業の会社に勤務しており、自社が運営するサービスサイトの運用全般を担当しています。ミッションは「自動車を購入したいと考えているお客様からの問い合わせを増やし、ディーラーへ送客すること」。いわゆるO2O(Online to Offline)マーケティングにおけるシステム開発、というとイメージしやすいでしょうか。

主にデータ基盤構築、バックエンド、データのコネクタの周りの開発を行っています。しかし、それだけでは解決できない問題もあるのでフロントエンド、アドテク、機械学習等も携わっています。

――:いわゆるフルスタックエンジニアですね。

そうですね。上流から下流まで一連を担当して、そのなかで技術的な課題を何でも解決していくスタンスです。課題に関しても、自分で数字をみながら課題を抽出し、それに対してどういう風に解消していくかというところから考えています。デジタルマーケティングにも関わっているので、最近は自分の職業がよくわからなくなってきていますけどね(笑)。必要だと思った事は分野を決めずに取り組んだ結果だと思います。

――:吉田さんお一人で担当しているのですか?

いえ、チームで担当しています。私はリードエンジニアとして5名ほどのメンバーのマネジメントも担当しており、スケジュールを組んでメンバーに落とし込みながらながら事業を推進しています。

――:前職についても教えていただけますか?

日本経済新聞社で、日経電子版アプリや紙面ビューアーアプリの開発を担当していました。WEBアプリやインフラなど、いろんなスキルは以前からあったのですが、ここではiOSアプリが中心でしたね。当時は、だいたい2週間に1回くらいのスパンでリリースしていたと思います。

日本経済新聞社に在籍時、iOSDCで登壇する吉田氏(2017年撮影)

副業では技術アドバイザーとして
「0→1」のプロダクト開発に参画

――:吉田さんが初めて副業をしたのは、いつ頃なのでしょうか?

大学時代から知り合いの会社を手伝っていたり、知人経由でスポットで頼まれることはありました。いわゆる副業マッチングサービスを使ったのは今年になってからですね。今は『Offers』をはじめ複数の副業サービスに登録しています。

――:その中でも『Offers』を使って、4日目で副業が決まったんですよね!

はい、BtoB SaaS『タノム』を運営する株式会社タノムさんとのお仕事が決まりました。『Offers』の良い所は、待っているだけで有名企業やスタートアップ企業から積極的にオファーがいただけることだと思います。自分で案件を検索する手間は省けますし、この点は良かったと思います。

わずか4日間で期待以上の副業エンジニア採用に成功! BtoB SaaS『タノム』を運営する株式会社タノムの採用術

――:副業をやろうと思ったきっかけはあるのでしょうか?

色々あるのですが、他社のエンジニアと一緒に働くことで、刺激を受けたいというのが一番の理由です。新しい知識や経験を積極的に積んでいくことで、エンジニアとしてさらに成長していきたい願望が強いのかもしれません。

――:株式会社タノムさんとは、技術アドバイザーとして関わっているとお聞きしました。

はい、タノムさんからは具体的に「この機能を作って欲しい」という依頼ではなく、「一緒に考えながらサービスを作っていきましょう」という依頼をいただき、お仕事を進めています。

他社のエンジニアとディスカッションを通じて、新しいことを吸収したり、さまざまな考え方や技術にも触れることで、自分のエンジニアとしての勘所を磨いていきたいですね。

――:具体的にはどのようにお仕事を進めているのでしょうか?

まずはタノムCTOの福岡さんからいろいろな技術的課題を見せていただき、その中で自分が出来そうなことや、自分がやると面白そうなものをピックアップして進めています。今はElasticsearch周りを任されているんですけれども、その先も一緒に進めていけたらいいなと思っています。

――:タノムさんとのコミュニケーションに特に不便さは感じますか?

いえ、不便さは全く感じていません。現段階だと特に定例ミーティングは設けず、私の方で進捗があった時に、福岡さんとappear inで情報や進捗の共有をしています。その際に、「ここまで完成しているので、次は API に組み込んでいきましょう」とか、そういった話をしています。

株式会社タノムCTO福岡氏とのミーティング

――:そもそもタノムさんでお仕事をしようと思った理由を教えていただけますか?

そうですね、最初の面談をしている中で、タノムさんのやりたいことや思想に共感できたことでしょうか。その際、タノムさんの抱える技術的な課題をお聞きし、力になれそうだと感じたことです。エンジニアとして幅広いことにチャレンジできそうだったので、すぐに決めました。

――:スタートアップで副業をすることに不安はありませんでしたか?

むしろ、スタートアップだからこそお仕事を引き受けたというのもあります。おそらく大企業で副業するとなると一定のレギュレーションがあると思っていて、その枠組みの中で働くことになるのは本業との兼ね合いで難しいと思うんです。

その点、スタートアップだと、たとえばMTGの時間も柔軟に対応してくれたりなど、大企業よりフレキシブルだと思うんですよね。そういう意味で、あくまで私の場合ですが、副業するならスタートアップの方が自由に働けますし、やりやすいのかなと思っています。

――:なるほど。その上で「0→1」のプロダクト開発に携われるということが魅力だったということでしょうか。

それはもちろんありますね! ちなみにビジネスモデルには特にこだわりはありません。社会的に意義のあるサービスであれば、toB/toCどちらでも構わないと思っています。

――:ちなみに吉田さんの感じる副業のデメリットについて教えてください。

案件たくさん持っていると、オンオフの切り替えが難しくなるというのはデメリットではないでしょうか。労働時間も増えていくので、スケジュールの調整(自己管理)ができないと大変なことになりますね。

――:今は平日の夜や休日に副業をしているのでしょうか?

基本は休日に作業しています。実はタノムさん以外にも複数の副業をしていて、休日だけではちょっと回らなくなりそうな時もあるので、その時には平日の夜を有効的に活用しようと思っています。本当に自己管理は大事だと思いますよ。

――: 結構ストイックな生活ですね(笑)

まぁ、面白いということには首を突っ込んでしまうタイプなので(笑)

テクノロジーを「使う人」となり
ソリューションを提供し続けていきたい

――:今後吉田さんの目指すエンジニア像について教えてください。どんなエンジニアになりたいかイメージがあるのでしょうか?

難しい質問ですね。おそらくですけれども、私は技術一本で食べていく人間にはならないだろうと思っています。自分としては、組織の上位レイヤーとなり、技術を使ってビジネスの課題を解決していく立場になりたいと考えています。それがきっと自分が本当にやりたいことなんだろうなと。

実際、今もそのような仕事をしているのですが、今後もさらに経験を積んでスキルを磨いていきたいですね。まだ自分の技術力や経験が足りない面もありますし、本業や副業を通じてさらにレベルアップをしていきたいと思っています。

――:最後の方の質問です。さっき吉田さん自身のことをお聞きしたのですが、今後エンジニアはどのような働き方になっていくと思いますか?

働き方というかキャリアの話にはなりますが、テクノロジーを「作る人」と「使う人」がはっきり分かれてくるんじゃないかと個人的に考えています。近年、クラウドやSaasであったりとか、いろんなサービスが出てきて、そのサービスを組み合わせていけば新しいシステムやサービスができたりすると思うんですよね。

そのクラウドやSaasといった特定のテクノロジーを「作る人」たちは、エンジニアとして高い技術力が求められる。これはもう技術一本で食べていくような人たちですかね。

それに対して、技術を「使う人」たちは、たとえばAとBの技術を組み合わせるとこんなシステムやサービスが作れます、という新しいソリューションを提案していく。今後はこんな風により分かれていくんじゃないかなと思います。

先ほどの繰り返しになりますが、その中で、自分がどっちに身を置きたいたいかを考えた時、間違いなく後者なんだと思います。ソリューションエンジニアと言っていいか分からないですが、そのようなキャリアを私は歩んでいきたいですね。

  • インタビュー/編集:佐藤剛史

Updated : 2019-07-04

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