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PHPのバージョンアップについて。切り替えの手順や影響を解説

2019-07-02

Web開発の現場で頻繁に使用されているスクリプト言語の一つに、PHPがあります。比較的初心者が学習しやすいスクリプト言語ですが、常に最新のバージョンで使用することが推奨されています。ここでは、PHPのバージョンアップについて手順や影響を紹介します。

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この記事の目次

PHPとは

Webのシステム開発現場で広く使われている開発言語であるスクリプト言語として、JavaScript(ジャバスクリプト)やPython(パイソン)、Ruby(ルビー)などがあります。

その中でも、初心者が比較的習得しやすいと言われている開発言語がPHP(ピーエイチピー)です。

PHPがどんな言語なのかについてはWeb開発に関わった経験がなければ分かりにくいものです。ここでは、PHPとは何かについて噛み砕いて説明します。

Web開発で利用されるスクリプト言語

PHPは、Webアプリやサービスの開発に特化した言語だと言われています。Webサーバー上で動作することから、サーバー側のデータベースと比較的安易に連携することが可能です。

さらにHTMLに打ち込むことで簡単に利用できるという特徴があります。

初心者も習得しやすい

PHPは基本的な内容を押さえておけば、他の言語に比べて比較的容易に利用できるという傾向があります。構文自体がシンプルなので、プログラミングの経験が浅い人でも取り組みやすいスクリプト言語です。

WordPressなど人気のCMSにもPHPが実装されていて、利用者が多いことから、PHPに関するノウハウがWeb上にも多数公開されています。

PHPは、プログラミング初心者でも習得しやすい言語だと言えるでしょう。

現在のバージョンはPHP7.3

最初にPHPがリリースされたのが1995年6月です。その後、PHP2.0が1997年11月に、PHP3.0が1998年6月にリリースされています。

さらにバージョンアップが繰り返され、2018年の12月の時点で7.3までリリースされています。

誕生から20年以上経つPHPは、バージョンアップを繰り返しながら進化を続けています。果たして性能はどのように変わってきたのでしょうか。ここではPHP7.3バージョンについて詳しく紹介します。

2018年12月に公開

PHP7.0が2015年12月に公開されて以来、PHP7.1、PHP7.2とアップデートを繰り返してきました。

その後、2018年6月からアルファ版、ベータ版、準備リリース版が順次公開され、一般公開スケジュールのとおり、PHPデベロップメントチームによって、PHP7.3が2018年12月6日に公開されました。

性能が大きく向上

PHP7より以前にリリースされていたPHP5.6と比較すると、PHP7.3は見た目に大きな違いはありません。

しかし実行速度は以前と比べて格段に向上しており、開発者からPHP7.3はPHP5系と比較してパフォーマンスがおよそ2倍向上するとの発表がありました。

さらに内部データ構造の改善や検索手法の向上、メモリ使用量の減少など総合的に大きく性能がアップしているという結果が報告されています。

PHPバージョンアップが必要な理由

スクリプト言語は常にバージョンアップを繰り返し、新しくなっていくものです。PHPについても、定期的なバージョンアップに対応することが求められます。

PHPのバージョンアップが必要な理由について、いくつか紹介します。

以前のバージョンのサポートが終了

さまざまなサービスにおいて、新しいバージョンが出ると以前の古いバージョンのサポートが終了することがよくあります。

PHPでも、2018年12月6日にPHP7.3がリリースされたのち、同年末にPHP5.6のサポートは終了し、バージョンアップしない場合はサポートを受けられないことになりました。

この場合のサポートとは、一般的な電話やメールのサポートでなく、セキュリティアップデートのことを指します。

セキュリティリスクが高まる

新たなバージョンの登場によってセキュリティサポートが終了することから、公式のメンテナンスもされなくなります。

したがって、もしセキュリティになんらかの脆弱性が発見された場合、PHPを利用し続けるのが危険な状態になります。

なんらかの不具合が発生してしまった場合や、悪意のある人によって考案されたウィルスなどによってシステム自体が危険に晒されることになるのです。

セキュリティ面から見ても、PHPのアップデートが重要と言えます。

PHPバージョンアップの手順

ここからは、PHPをバージョンアップする具体的な手順についてです。PHPを利用している状況によって、バージョンアップ方法はさまざまですが、ここではWordPressサイトのPHPに絞って解説します。

事前準備をする

PHPのバージョンアップにあたり、なんらかの動作確認が発生するとも限りません。できる限りリスクを減らした状態でバージョンアップする必要があります。

具体的な準備作業として、以下が挙げられます。

  • サイトのバックアップを作成する
  • WordPress本体、テーマ、プラグインをアップデートする
  • PHPの互換性をチェックする
  • PHP互換性の問題を修正する

何らかのトラブルが発生した場合でも、バックアップをとっておくことで、復元による修復が可能になります。

テーマやプラグインが古い場合、新しいPHPに対応していないことがあり、それが不具合の原因になる場合がありますから、全て最新バージョンにアップデートしておくことも必要です。

PHPの互換性をチェックできるプラグイン『PHP Compatibility Checker』などを利用することで、実際にバージョンアップする前に互換性を確認できます。

PHP Compatibility Checker

サーバー側でPHPを切り替える

WordPressサイトの場合は、サーバー側の設定でPHPを切り替えるだけで、PHPのアップデートができます。サーバーごとにPHPの切り替え方法は異なりますが、基本的にはサーバーの管理画面で設定します。

例えばエックスサーバーの場合、『サーバー管理』の『PHP Ver.切替』画面で、PHPの切り替えが可能です。

Webサイトやプラグインとの互換性に問題があり、正しく動作しないことも考えられます。その場合はすぐにPHPバージョンを戻し、対策を講じましょう。PHPバージョンを戻す操作も、多くのサーバーで簡単にできるようになっています。

バージョンアップの影響は?

PHPのバージョンアップをすることで、Webサイトの仕様によって、何らかの不具合が発生する可能性もあります。操作は慎重に行いましょう。ここではバージョンアップの影響について説明します。

不具合が起こるかはサイト次第

PHPのバージョンアップをするとエラー表示や画面が白くなるなど、なんらかの不具合が発生する可能性があります。

同じサイトでもパソコンだと問題なく表示される一方で、スマートフォンなどモバイルでの表示にエラーが出るケースもあるので注意が必要です。

不具合の発生はそのサイト次第と言えることから、万が一発生した場合は個別の対応が必要となります。

古いサイトは大幅な改修が必要な場合も

サイトが古い場合には、バージョンアップにより不具合が大きくなる可能性が高くなります。サイトによっては使われているPHPのバージョンを新しくすると正常に機能しなくなるケースもあります。

サイトによっては大幅な改修をしないと新しいPHPに対応できないということも考えられます。古いサイトは、PHPバージョンアップの前に、全体の構造を見直してみましょう。

まとめ

PHPは最初の登場から約25年が経ち、PHP5系も10年間にわたって使用されてきました。10年前に開発されたWebサイトの場合、その時に開発に関わった人や開発リソースが残っていない場合があります。

PHP7.3にバージョンアップすることで発生する不具合に対応できない可能性もあるので、注意が必要です。事前にバックアップを取るなどの準備をしてからバージョンアップを行いましょう。

PHPをバージョンアップする際は、起こりうるメリットとデメリットを考慮し、計画的に行うことをおすすめします。

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