ユーザビリティとアクセシビリティの定義。正しい理解で集客力アップ

Webにおける使いやすさを『ユーザビリティ』といいますが、何をすればよいのか分からないことも多いのではないでしょうか。また、似たような言葉に『アクセシビリティ』があります。ユーザビリティとアクセシビリティの違いと具体的な対応例をまとめました。

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ユーザビリティとは

インターネット上に数多くのサイトが存在する現在、『ユーザビリティ』の高い製品が求められるようになっています。

しかし、ユーザビリティとはどういう意味なのか、よく分からない人も多いのでしょう。詳しく見ていきます。

ある状況下の特定の人にとっての使いやすさ

『ユーザビリティ』という言葉を聞いて、全ての人に使いやすいWebサイトを意味すると思っていませんか?

ユーザビリティとは『特定の状況に置かれた人にとって、使いやすいサイトであること』を意味します。つまり、全ての人にとっての使いやすさを表す言葉ではありません。

ユーザビリティはなぜ重要か

ユーザーがサイトで商品を購入する場合を考えてみましょう。欲しい商品が一つのサイトでしか販売されていない場合、その商品を欲しい人は間違いなくそのサイトで購入するでしょう。

しかし、現在では検索すれば類似商品がたくさん出てくるようになりました。

あるサイトでユーザーが商品を購入しようとした時に『使いにくい』『分かりにくい』と感じた場合、類似商品を扱う別のサイトで購入することも考えられます。

ユーザビリティへの配慮は、『その商品を欲しいと思っている人が、ストレスなく購入できるサイト作り』といえます。

ユーザビリティ向上のために配慮すべきこと

サイトを見るとき、通常私たちはどんな操作をしているでしょうか。クリック・タップ・スクロールといった操作が挙げられます。

こうした操作をする場合、通常の文字列と見分けにくいリンク表示だったり、文字が小さくて見えづらかったり、意味が分かりにくいアイコン表示だったりすれば、ユーザーはイライラすることでしょう。

サイトのユーザビリティを決める要因の多くは、『サイトデザイン』にあります。

サイトを訪れるユーザー層に合わせて文字の大きさを工夫する、リンクが貼られていることが分かりやすいようボタンを使う、文字列の表記に工夫するといったことが、Webデザイナーには求められているのです。

アクセシビリティとは

『ユーザビリティ』と似た言葉に『アクセシビリティ』があります。この二つの言葉は混同されることが多いのですが、意味は異なります。

アクセシビリティとは一体どういうことで、なぜ今重要視されているのか、具体的に何をすればアクセシビリティが上がるのかについてまとめました。

Webサイトにおけるユニバーサルデザイン

『アクセス』という言葉がありますが、『アクセシビリティ』とは、Webにおける情報へのアクセスのしやすさのことです。

文化や言語、老若男女、障害や能力の違いを問わず使える施設や商品の設計のことを『ユニバーサルデザイン』といいますが、アクセシビリティはまさに情報社会のユニバーサルデザインと言えます。

アクセシビリティは、目が見えない人への音声対応といったように、障害のある人向けの対応と勘違いされやすい言葉です。

小さな文字が見えづらくなった高齢者のために文字を大きくするとか、日本語が分からない外国人にも理解しやすいサイトを作ることもアクセシビリティ向上の一つと言えます。

アクセシビリティはなぜ重要か

アクセシビリティは、障害や高齢により、情報を得られにくくなった人向けの対応という視点もありますが、これをビジネスチャンスと捉えることも可能です。

理由の一つには、少子高齢化が進むことで、高齢者向けのマーケットが拡大することが挙げられます。

そして、視覚や聴覚に障害のある人の90%以上がインターネットを利用しているという調査結果もあり、アクセシビリティ対応がされていないサイトは機会損失につながりかねません。

また、今後は海外からのアクセスも増えていくことでしょう。言語表記を選べるようにしておくことは、日本語が分からない外国人の購入機会を増やす可能性もあります。

アクセシビリティ向上のためにするべきこと

では、アクセシビリティ向上のために、どういったことが求められるのでしょうか。アクセシビリティには、JIS(日本工業規格)が定めた基準があります。

具体的には、背景と文字のコントラストに気を付けて文字を見やすくすることや、リンクと間違えやすい青や紫色の文字を本文に使用しないこと、本文の内容が分かりやすいタイトルをつける、といったことが挙げられます。

また、リンクすることが分かりやすいように、文字の場合には下線を付ける、ボタンや文字を大きくするなどの対応もアクセシビリティにつながります。

どちらを優先すべきなのか?

ここまで『ユーザビリティ』と『アクセシビリティ』、そして二つの違いについて見てきました。アクセシビリティとユーザビリティは、細かく見ていくと相反するところも出てきます。

Web作成をする者にとっては、どちらを優先すべきなのか迷うことも出てくるでしょう。ここからは、ユーザーにとって本当に使いやすいサイトとはどういうものかを考えていきます。

土台になるのはアクセシビリティ

全てのサイトにおいて、情報を理解してもらえなければ、ユーザーはその情報を使って行動をおこすことはできません。

そのため、ユーザビリティとアクセシビリティのどちらを優先すべきかといえば、『アクセシビリティ』が優先です。

実際、何らかの情報を探しているユーザーは、情報があるサイトまでたどり着き、サイトの中身を理解して初めてアクションを起こすことができます。

ユーザーがたどり着けなかったり、たどり着いても内容が理解できなかったりすると、使いやすいサイトかどうかも判断するのは難しいといえるでしょう。

実際の優先順位はサイトの特性による

アクセシビリティとユーザビリティで相反する内容の一例を見てみましょう。見やすさを考えてボタンや文字の表記を大きくした結果、ページが長くなりスマホでは何回もスクロールしなければならないといったケースです。

こうした場合、高齢者がターゲットでなければ表記を小さくする方がユーザビリティによいという考え方もできます。

基本的には優先となるアクセシビリティですがケースバイケースです。サイト作成の前にどんな人がサイトを訪れそうかを理解し、優先順位を決める必要があるでしょう。

まとめ

『ユーザビリティ』と『アクセシビリティ』は共通点が多く、混同されることもあります。実際にアクセシビリティに対応することでユーザビリティにも対応できることが多々あります。

しかし、閲覧するユーザー層によっては、アクセシビリティ対応が必ずしもユーザビリティにつながらないことがあります。

商品やサービスの特徴を踏まえて、ユーザーファーストでサイトをデザインすることが求められるでしょう。

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