導入事例

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転職前提の副業オファーで、2カ月後に正社員へ!未来のCTOを採用した注目スタートアップの採用術

株式会社SODA
代表取締役 内山 雄太氏

サービス成長の課題はエンジニア採用


ーー:まずは御社が運営するスニーカーダンク(SNKRDUNK)について教えてください。

スニーカーダンク(SNKRDUNK)はスニーカーに特化した情報メディアとして2017年にリリースしました。当初はスニーカーの最新情報や発売情報を発信していたのですが、徐々に多くのユーザーから支持をいただくようになり、コミュニティ(ユーザーがスニーカー写真を投稿したりコーデ質問などができる機能)やiOS/Androidアプリなどのリリースを経て、2019年8月にスニーカーを個人間で取引する「CtoCマーケットプレイス」をリリースしました。

「CtoCマーケットプレイス」は、スニーカー版のメルカリをイメージしていただければと思いますが、スニーカーダンク(SNKRDUNK)では売り手と買い手が直接商品をやりとりするのではなく、売り手は取引が成立したら、一旦弊社に商品を送り、そこで我々が真贋チェックし買い手に送る、というスキームを構築しています。

代表の内山さん


ーー:スニーカーには熱狂的なファンが多い印象があります。

そうですね、スニーカーの一次流通額は国内だけで4,000〜5,000億円ほどあり、市場規模は年々成長し続けています。特に近年はファッションとして女性にも受け入れられるようになり、それも市場拡大の後押しになっていると思います。他にもハイブランドがスニーカーブランドとコラボすることも増え、その結果としてラグジュアリー層にもリーチできていることも大きな要因かと思います。

ーー:市場の勢いを追い風に、様々な機能やサービスなど続々リリースしてきたのですね。

はい。サービスリリース後、右肩上がりで伸びていますが、国内外含め競合サービスも存在します。その中で積極的に攻めの事業を展開してきましたが、常にエンジニアのリソース不足が課題でした。


「正社員化前提での副業」を軸とし採用スタート


ーー:リソース不足は副業採用でカバーできる面もあると思います。

そうですね。エンジニアのリソース不足に関しては、既存メンバーの知り合いに声をかけてもらい、副業でエンジニア6人を採用してきました。ただ一方で、レビューできるエンジニア正社員はCTOしかおらず、そこがボトルネックになっていたんです。

そのような状態なので、プルリクエストが溜まってしまい、本来注力すべき施策が進まないんですよ。副業のエンジニアは平日夜や週末に対応いただいているのですが、日中は本業があります。ですから彼らにフルタイム社員並みの稼働を求められず、早く2人目のエンジニア正社員を採用しなければ......という必要性に迫られてきたんです。

ーー:とはいえ、正社員採用は時間がかかる。それがネックになりますよね。

はい。市場が成長している今、我々としてもスピード感を大事にしてこれからも開発を進めていきたいと考えています。ですから一般的な正社員採用のように、数カ月間も待つのはリスクでしかありません。

そこで「正社員化前提での副業」を軸として、副業エンジニアの採用を始めました。スピード感をもってジョインしていただきつつ、実際の仕事を通じて相互理解を深め、その先のことについては対等になって一緒に考えていく、というスタンスでの取り組みです。

そのため面談では市場感やサービスの成長率、今後の採用人数など、事業に関わる数値をできるだけ正直に伝えています。待遇や条件に関してもこのフェーズで参画してくれるエンジニアであれば、報酬面など将来的に報われるような設計にしたいということも伝えています。


「Offers」導入から2週間でCTO候補を副業採用し正社員化


ーー:「Offers」で2名を採用できたと事前に伺っています。採用のスケジュール感やどのようなスキルの方だったのか教えてください。

「Offers」は2020年4月末に導入したのですが、1人目は5月上旬に面談をしてその場で採用を決定しました。翌週には稼働開始してくれたので、驚くほどのスピードでしたよ。

採用できたのは林さんという20代の方で、前職ではメガベンチャーで新規事業のバックエンドをほぼ1人で担当していました。サービスの立ち上げと運用をほぼ1人で完結でき、面談をして15分も経たないうちに「この方は強いエンジニアだ......!」と感じましたね。

それに同席したCTOが面談の後に「半年後、林さんは僕の代わりにCTOになってるかもしれない......!」と言わしめた程で、確実に採用したい人材でした。


                     副業を経て正社員になったエンジニアの林さん

ーー:導入から約2週間で採用から稼働開始はかなり早いと思います!副業として実際に稼働してもらっていかがでしたか?

林さんには最初からサービスのグロースにとって重要な施策を依頼しました。しかも僕たちが希望するリリース日までそんなに開発日数はなかったんです。

もしかしたら間に合わないかなと思っていたんですけど、CTOとも連携して進めていただいたおかげで期日通りリリースできました。スキルだけでなく、仕事の進め方を見ても信頼できる方だと改めて感じましたよ。

ーー:そもそも初回面談時、林さんとはどのようなコミュニケーションがあったのでしょうか?

初回面談時から、転職先として興味を持ってくれているのであれば、まずは副業から手伝ってほしいということを明確に伝えていました。

それでコロナ禍なので、6月末に初めてリアルな場で対面して正社員のオファーをし、その場で承諾いただきました。ただ、初回の面談以降の2カ月間は正社員化に関するコミュニケーションは全くしていなかったのですが、弊社が目指すVISIONや成長性、さらにプロダクトの初期フェーズに関われることに魅力を感じていただけたと思います。

もちろんそれだけでなく、実際に弊社CTOと一緒に仕事をしてみたことで、開発環境やコミュニケーションなど、総合的に「自分に合いそうだ」と肌で感じていただけたことも、大きな後押しになったと思います。

ーー:もう1名はどんな方ですか?

プラットフォームの運営会社に数人目のエンジニアとして入社された方です。コミュニケーション能力が高く、先ほど紹介した林さん同様優秀な方で、7月から稼働開始していただきました。

もちろんこの方にも初回面談で「正社員化前提での副業」と伝えていました。ただ転職先候補として検討はしてくれていたものの、ワークスタイルを含めたオファー条件が弊社と100%マッチできず、一定期間後に契約終了することになりました。

ーー:その意思決定までには、どれくらいの期間がかかったのでしょうか?

2〜3週間ほど副業で稼働していただき、その後に正社員オファーの話をさせていただきました。お互い正社員が見込めなければ契約終了、という話を事前にしていたので、合意に至らなかった時点で稼働も終了となりました。


「副業転職」はお互いのリスクを減らす最良の採用手法


ーー:改めて、副業に対する考え方やメリットをどのようにお考えでしょうか?

エンジニア採用で特に感じたことですが、面談だけでは見極めが難しいです。やはり手を実際に動かさないとわからないですね。

それを副業という「お試し」で実際にやってみることで、それが短い期間でもお互いのアンマッチのリスクが格段に減るのではと感じています。

代表の内山さんとエンジニアの林さん。社内でディスカッションしながら次の機能開発を進めています。

ーー:今後も正社員化前提での副業採用を続けていくのでしょうか?

そうですね。エンジニアはまだ正社員が足りていない状況なので、おそらく10名ぐらいになるまでは「副業からの転職」という手法がいいのではと考えています。
以前はとにかく雇用形態を問わず増員をしてきたのですが、今は正社員を増やしていきたいですね。開発組織の軸や仕組みが固まればブーストしやすいと思うので、基盤が整ったときに、副業を増やす選択肢はあるかなと考えています。

ーー:ありがとうございました!

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